【連載】『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd season後半クール:エミリア役 高橋李依さんインタビュー後編|難しかったエキドナとの掛け合い。嫌味なセリフをかわいく!?
エミリアの言動はフォルトナ由来だと納得。戸松さんのお芝居もフォルトナにピッタリ!
――新キャラのフォルトナ、ジュース、アーチの印象は?
高橋:フォルトナ母さまは、言葉の言い回しがエミリアそのままでしたね。きっと母さまのマネをしていく中で、自然とクセが受け継がれたのかなと。初登場のキャラなのに身内感があったし、エミリアはたくさん愛されてきたんだなと感じられました。
ジュースはきちんとしてそうで、非常にさわやかな好青年に見えますが、実はうっかり屋さんですよね。女の子の気持ちに気付かない鈍感さとか(笑)。純粋で実直で、何色にも染まっていない雰囲気もすごく好きです。アーチは……今後をお楽しみに!
――フォルトナを演じた戸松 遥さんのお芝居や掛け合いをしてみた感想は?
高橋:戸松さんは「強い意志や想いを真っ直ぐに届けてくれる役者さん。好き」と思っていて……。フォルトナ母さまとしても、エミリアを育てた親というイメージにもピッタリだなと感じていました。今回一緒に掛け合いが出来て、たくさんの愛情を届けて下さって、本当に嬉しかったです。
魅力的に見えるほど心が苦しくなるジュース。最後に雰囲気をガラっと変えたヤバいレグルス
――ジュースを演じた松岡禎丞さんのお芝居については?
高橋:ゴールが見えているからこそ、丁寧に丁寧に演じられている禎丞さんを見ると胸が苦しくなって。この回のジュースが魅力的でお茶目に見えれば見えるほどツラいんですよね……。どんどんジュースのことが好きになってくるし、幸せになってほしいという想いも強くなるし。難しい役柄ですが、このジュース像は禎丞さんがずっとやりたかったという熱量をよく目の当たりにしていたので、こうして丁寧に紡ぐ姿は本当にカッコイイです。
宣伝担当:2016年から温めてきた演技プランがやっとここで(笑)。
高橋:打ち上げのあいさつの時、いつも「僕は2期で……」という話をずっとしてくださっていましたからね。
――あと語らなければいけないのはレグルスですね。
高橋:登場する時、足元が見えた瞬間からぞっとしました。2nd seasonのスタートでもある26話(「それぞれの誓い」)でも強烈な衝撃がありましたが、まさかここで再登場するとは。そして最後に、幸せを全部持っていかれるとは……(笑)。
――石田彰さんのお芝居の存在感もすごいですね。
高橋:26話でも一瞬で危なさが伝わってきましたが、今回、そして次回も決して分かり合えることは無さそうです。逃げることすら許されないような、圧倒的な存在でした。
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会