アニメ『ゾンビランドサガリベンジ』監督　境宗久さん✕コリオグラファー　JUNJUNさんインタビュー｜他のアイドルアニメとの違いは山田たえの存在！？たえのダンスの成長にも注目!【SAGA_R：１０】

2月のライブは「リベンジ」と皆さんへのエールを。回を重ねるごとに成長を感じるフランシュシュ

――JUNJUNさんはキャストのライブの振付も担当されていますが、ここまでのライブをご覧になった感想と、レッスン時のエピソードや成長を感じた点などお聞かせください。

JUNJUN：単独ライブは品川が最初でしたが、その時は新曲祭りみたいな感じで、みんな何曲も一気に覚えて披露する形でした。みんな忙しくて、全員そろうことがまず難しい中、覚えるのにいっぱいいっぱいなりながらも何とか無事に終えてくれました。

次のアルピノのライブでは、ひと段落して、みんなで合わせていくところに力を注いでいったので、1回目よりもチーム力も上がりました。昨年3月に幕張イベントホールでライブをする予定でライブに向けて、一生懸命レッスンを重ねていたんですけど残念ながら中止になって。リハーサル中に中止の決定を聞かされた時、みんなも悔しさで涙していたし、私も同じ気持ちでした。

そして今年2月のライブ(府中の森芸術劇場での『ゾンビランドサガLIVE～フランシュシュLIVE OF THE DEAD“R”～』)が決まった時は「リベンジできる！」と気合の入り方も違うし、いいものを見せたいというだけではなく、みんなが苦しい状況だけど、ライブを通して、負けずに頑張って生きてほしいというメッセージが伝わるようにという想いもありました。スキルもどんどん上がっているし、それに伴って自信もついてきて、回を重ねるごとに成長しているなと思っています。

――実際にパフォーマンスする方たちも難易度が高い振付とおっしゃっていて。アニメの振付を再現するのだけでも難しいのに、フランシュシュは定期的に活動しているわけではないのに、フルライブでパフォーマンスするのはすごく大変だと思います。

JUNJUN：私もそう思います。そこに行きつくためには想像以上の努力が必要ですが、みんなはしっかりやり切ってくれて、さすがだなといつも思っています。

【Blu-ray】ゾンビランドサガLIVE ～フランシュシュ LIVE OF THE DEAD “R”～

監督も胸いっぱいになった2月のライブ。リハーサルは高地トレーニング並みの過酷さ!?

――BD『ゾンビランドサガLIVE～フランシュシュLIVE OF THE DEAD“R”～』ではメイキング映像で、リハーサル中にメンバーと話し合いながら振付を調整や変更するシーンもありました。

JUNJUN：ステージ上でやりやすいか、やりにくいのかを本人に直接聞くことが多いです。まずできるかどうかはやってみようというのが基本的なみんなのスタイルで、できたとしても「見栄え的にどうかな？」とか一緒に考えます。例えばステージ上の移動で、見栄えが悪くても幅いっぱいまで行くのか、カッコよく移動しているように見せたいから縮めようかとか、試してもらいながら最適解を一緒に探したりします。

――監督がキャストのライブをご覧になった感想をお聞かせください。

境：関係者みんな言っていますが、今年2月のライブは涙がこぼれそうになったくらい感動的でした。表現者としても熱い域まで達しているなと。覚えたことを間違えないように丁寧にやるというレベルを超えて、想いを込めたり、熱さがどんどん伝わってきて。踊りも歌も、MCも。見ていて、胸がいっぱいになりました。

JUNJUN：ちなみにリハーサル中はコロナ禍のため、みんなマスクを着用して、鼻までしっかりガードしていて、本番の1つ前にやるゲネプロと呼ばれる通し稽古で初めてマスクを取りました。鼻までマスクをして歌いながら踊ることはとても息苦しいんです。いつも以上に超過酷だったと思います。

境：では、マスクをはずした瞬間は自由に動ける感じがしたのかな？

JUNJUN：たぶん本番のほうが楽だったと思います。レッスンはある意味、酸素が薄い高地トレーニングみたいな感じでしたから。

『ゾンビランドサガ』はアニメとライブをぜひセットで。『リベンジ』は最後まで熱い生き様をお見せします！

――では最後に皆さんへメッセージをお願いします。

JUNJUN：『ゾンビランドサガ』シリーズはアニメでのフランシュシュのライブシーン、そしてキャストの皆さんによるリアルなライブを一緒に楽しめるプロジェクトになっています。アニメのライブシーンを見て喜んでくださったり、感動してくださっていると聞くと嬉しくなります。

私としてはフランシュシュのフルの振付を見ていただきたいので、ライブBDを見たり、もしまたライブが開催された時にはぜひ生で彼女たちの全力のパフォーマンスを見て、感じていただきたいです。アニメのスタッフの皆さん、キャストの皆さん、私たち振付チームが一丸となって頑張っていますので、今後も応援よろしくお願いします。

境：10話を見ても何が起きたのか、理解できない方もいるかもしれません(笑)。また凝りもせず、とんでもない展開を用意しています。フランシュシュがどんな局面に立たされて、どう生き抜いていくのかに注目していただければ。ギャグも挟みつつ、新たな熱い生き様をお見せできると思いますので、最後までご覧になってください。

リベンジ連載バックナンバー

□【０１Ｒ】巽幸太郎役　宮野真守　×　源さくら役　本渡楓

　
□【０２Ｒ】ホワイト竜役　白竜　×　二階堂サキ役田野アサミ

　
□【０３Ｒ】監督　境宗久　×　演出　佐藤威　×　岡本泰知

　
□【０４Ｒ】水野愛役　種田梨沙　✕　紺野純子役　河瀬茉希✕詩織役　徳井青空

　
□【０５Ｒ】紺野純子役　河瀬茉希　✕　星川リリィ役　田中美海さん✕SCOOP MUSIC　佐藤宏次

　
□【０６Ｒ】源さくら役　本渡楓　✕　山田たえ役　三石琴乃

　
□【０７Ｒ】源さくら役　本渡楓　✕　二階堂サキ役　田野アサミ　✕　水野愛役　種田梨沙

　
□【０８Ｒ】シリーズ構成　村越繁　✕　脚本　𠮷村清子

　
□【０９Ｒ】ゆうぎり役　衣川里佳　✕　キャラクターデザイン　深川可純

　
□【１０Ｒ】監督　境宗久　✕　コリオグラファー　JUNJUN

　
□【１１Ｒ】巽幸太郎役宮野真守　✕　MAPPA 大塚学　✕　Cygames 竹中信広　✕　dugout 岡田拓郎

　
□【１２Ｒ Part.1】源さくら役本渡楓　✕　二階堂サキ役田野アサミ　✕　紺野純子役河瀬茉希

　
□【１２Ｒ Part.2】水野愛役種田梨沙　✕　ゆうぎり役衣川里佳　✕　星川リリィ役田中美海

復活連載バックナンバー

□【０１RE】巽幸太郎役　宮野真守
□【０２RE_前編】源さくら役本渡楓×二階堂サキ役田野アサミ
□【０２RE_後編】源さくら役本渡楓×二階堂サキ役田野アサミ
□【０３RE_前編】水野愛役種田梨沙×紺野純子役河瀬茉希
□【０３RE_後編】水野愛役種田梨沙×紺野純子役河瀬茉希
□【０４RE_前編】ゆうぎり役衣川里佳×星川リリィ役田中美海
□【０４RE_後編】ゆうぎり役衣川里佳×星川リリィ役田中美海
□【０５RE】山田たえ役三石琴乃
□【０６RE】警察官A役吉野裕行
□【０７RE_前編】デスおじA役かぬか光明×デスおじB役佐藤せつじ
□【０７RE_後編】デスおじA役かぬか光明×デスおじB役佐藤せつじ

TVアニメ第1期連載バックナンバー

□【００】宮野真守×本渡楓
□【０１】宮野真守×本渡楓
□【０２】境宗久×深川可純×大塚学×竹中信広
□【０３】境宗久×三石琴乃×高戸靖広
□【０４】本渡楓×田野アサミ×種田梨沙×河瀬茉希×衣川里佳×田中美海
□【０５】有浦定幸×近野顕次×田中美海×竹中信広
□【０６】本渡楓×河瀬茉希×田中美海
□【０７】田野アサミ×種田梨沙×衣川里佳
□【０８】本渡楓×河瀬茉希×田中美海
□【０９】田野アサミ×種田梨沙×衣川里佳
□【１０】佐藤宏次×本渡楓×河瀬茉希
□【１１】本渡楓×田野アサミ×種田梨沙×河瀬茉希×衣川里佳×田中美海
□【１２】本渡楓×田野アサミ×種田梨沙×河瀬茉希×衣川里佳×田中美海
□【EX０１】佐藤宏次×山下洋介×古屋真
□【EX０２】佐藤宏次×山下洋介×古屋真

オリジナルTVアニメ『ゾンビランドサガリベンジ』作品情報

放送・配信情報

＜放送＞
TOKYO MX：4月8日より毎週木曜24:00～
サンテレビ：4月8日より毎週木曜24:30～
TVQ九州放送：4月9日より毎週金曜25:58～
サガテレビ：4月9日より毎週金曜24:55～
BS11：4月8日より毎週木曜24:30～
AT-X：4月8日より毎週木曜23:30～
リピート放送：毎週月曜11:30～／毎週水曜17:30～

＜配信＞
Amazon Prime Video：4月8日より毎週木曜23:15～
ABEMA：4月8日より毎週木曜23:30～
※地上波先行・独占配信
　

スタッフ

原作：広報広聴課ゾンビ係
監督：境宗久
シリーズ構成：村越繋
キャラクターデザイン：深川可純
美術監督：大西達朗
色彩設計：佐々木梓
3DCGディレクター：黒岩あい
撮影監督：三舟桃子
編集：後藤正浩
音楽：高梨康治・Funta7
音楽制作：エイベックス・ピクチャーズ
音響監督：境宗久
音響制作：dugout
制作：MAPPA
　