『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突』上映記念──ラインハルト役・宮野真守さんとヤン役・鈴村健一さんの対談インタビュー!二人が部下にしたいキャラクターは?
演じるキャラ以外のお気に入りは共に名参謀!?
――ご自身の演じるキャラ以外で好きなキャラを挙げるとすれば?
鈴村:僕が個人的に好きなのはヒルダです。
宮野:なんだと!(笑)
鈴村:うちの陣営ではないんですけど(笑)。ラインハルトが変わっていくきっかけを感じていて、今回ラインハルトは誰にも弱みを見せず、唯一見せられる相手だったキルヒアイスがいなくなったところでヒルダが出てきて、かわいさを感じて。
ラインハルトが「君と話すのは楽しい」と言っちゃう感じがかわいいですよね。ラインハルトがヒルダに対して徐々にデレていく姿が「かわいいな、この二人」と思いっています。
ここまで話しておきながら、フレデリカを挙げればよかったなと思っています(笑)。
宮野:フレデリカはすごくいい女じゃないですか!? あんなに頑張ってくれる人はいないですよ! 提督!
鈴村:そうだね。メインの女性キャラって二人ぐらいしかいないけど、二人共かわいくて、こんな女性と出会いたいなと思わせてくれる素敵な二人だと感じております。
宮野:ヤンとフレデリカはもうわかりあっている気がするんですよ。だからフレデリカはヤンにしてあげられることが見つけられるけど、ヒルダはまだラインハルトに何をしてあげられるかわからなくて困っているんですよね。彼、ずっと胸に付けているキルヒアイスの赤毛を握っているから(笑)。
鈴村:(笑)。何かあると握っているよね。
宮野:ラインハルトは頼れる人が誰もいないから、ヒルダはどうにかしてあげたい、わかりたいと思っている様子が印象的ですね。
僕はメルカッツが好きですね。
鈴村:メルカッツはいいね。
宮野:カッコいいし、割り切っていて少し怖さもあるし。
鈴村:自分の価値観で生きている感じがすごいよね。
宮野:同盟軍側へ行っても、ずっと帝国軍の軍服を着ているじゃないですか。今作の第三章で、(アレックス・)キャゼルヌと握手したシーンがあったんですが、同盟と帝国が握手しているように見えて、希望も垣間見た感じでした。物語が複雑に絡んでいく中で、メルカッツはおもしろい存在だなと特に今作では思います。
宮野さんと鈴村さんが部下にしたいキャラとは? そしてユリアンの成長を感じる点は?
――ではキャラクターの中で、ご自身の部下にしたいキャラクターは?
宮野:それはキルヒアイスに決まっています! 僕が「わーわー」言っても、「まあまあ」となだめてくれるし、間違いそうになったら正してくれるし。優秀なので、何でも任せられるし完璧じゃないですか。
――そうですよね。では2番目に部下にしたいキャラは?
宮野:う~ん、そうだなあ……ヒルダですね。すごくラインハルトのことを考えてくれたり、心配してくれるし。そして優秀だし、帝国の中でもはっきり自分の意見も言えるし。
鈴村:僕はやっぱりユリアンとフレデリカですね。ユリアン欲しいもん。
宮野:ユリアンすごいよね。
鈴村:かわいいし、大好き。それ以外の人も考えようと思っても、みんなクセが強いんですよね。
宮野:うちの小野(大輔)さん(ミッターマイヤー)はまっすぐそうですよ。中村(悠一)さん(ロイエンタール)は怪しいけど。
鈴村:ミッターマイヤーは程よくバカなのがいいよね。頭がいいくせにちょっとだけ脳筋なのがかわいいよね。
――ヤンをサポートするユリアンの成長や変化を感じた点はありますか?
鈴村:ここまでで一番成長したキャラクターだと思います。そんなユリアンを梶(裕貴)くんがすごく丁寧に演じているなと。先日、前シーズンを見直していたら、序盤の頃はちょっとあどけなかったけど、最近のシーズンではちゃんと大人になっているなと感動しました。
宮野:梶くんはユリアン役にピッタリですよね。
鈴村:ユリアンは誰かに言われたことを言われたままにやるわけではなく、自分で考えたり、選びながら成長していくのもいいんですよね。カッコいいキャラだなと思います。
宮野:まだ若いながらに、戦争という状況に置かれながらも、自分の道をしっかり決めて進んでいるのはすごいことですよね。「もし自分だったらこんな決断できるかな?」と考えさせられました。
しかも帝国ではなく、日常感のある同盟にいることで、視聴者の方にも共感しやすいキャラクターじゃないかと思います。