春アニメ『群青のファンファーレ』天音・グレイス役:花江夏樹さんインタビュー|収録で大変だったのはネイティブ英語!?【連載5回目】
2022年4月2日より放送開始したTVアニメ『群青のファンファーレ』。競馬学校で騎手(ジョッキー)を目指す少年たちの青春群像劇を描くオリジナル作品で、入学から卒業までの3年間が描かれます。
少年たちの“青春”だけでなく、競馬学校ならではの過酷さも描かれる本作。騎手を目指す道にはたくさんの壁が待ち受けており、彼らがどのように乗り越えてくのか、成長過程が魅力でもあります。
そこで、アニメイトタイムズでは、メインキャスト8名にインタビューを実施。第5回目にお届けするのは、天音・グレイス役の花江夏樹さんです。
花江さんが演じる天音・グレイスは、イギリス出身のハーフ。元騎手を父に持ち、日本に来るまでにも海外の競馬学校を転々としてきたエリートです。
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騎手の見方が変わる作品
——本作は競馬学校を舞台にしたオリジナルアニメ作品です。最初に、脚本や設定を読まれたときの印象をお聞かせください。
天音・グレイス役 花江夏樹さん(以下、花江):騎手がどういう訓練を受けてプロになるのか、そこにスポットを当てるというのはすごく珍しいですし、とても面白そうだなと思いました。
――ちなみに競馬学校って花江さんはご存知でしたか?
花江:僕は競馬の大きなレースをテレビで見たりしていたぐらいでしたので……競馬学校みたいなところはあるんだろうなとは思っていましたけど、どういうことをするだとかどういう規模なのかとかそういうところまではまったく知らなかったです。
――私も初めて知りましたが、入学条件で体重制限があることにびっくりしました。
花江:体重制限だったり、普段我々があんまり気にしないところもすごく気をつかわなきゃいけないんだなと驚きますよね。
――花江さん自身、驚いた競馬学校ならではのルールやカリキュラムはありましたか?
花江:モンキー乗りという乗り方に驚きました。何気なく競馬を見ていると騎手の皆さんが普通にやってらっしゃいますけど、相当辛い姿勢だと思います。バランスを取ることの難しさや、同じ姿勢をキープする大変さを感じました。
騎手を目指す生徒たちがどういう訓練をしているのかも本作で描かれています。結構、地道なトレーニングなので、見えないところでとんでもない苦労や努力をされているんだなということが印象的でした。
――脚本を読ませていただきましたが、騎手に対する見方が変わりますね。
花江:そうですね。やっぱり馬に注目する方が多いと思うんですが、この作品をきっかけに、騎手にもさらに注目していただけるんじゃないかなと。競馬学校では自分たちでお世話もするので、馬とのコミュニケーションや相性とか、そういうのも大事なんだなと感じます。
――花江さんは乗馬経験は?
花江:ほんとに軽くですが……引っ張ってもらって乗ったくらいの経験ならあります。ただ、自分の力だけで乗馬したことはないので、いつかやってみたいです。
登場人物の中に馬と話せる駿(CV:土屋神葉)がいますが、彼のように馬と話せたら、うまく乗れるかもしれません。