アニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』完成披露舞台挨拶・最速上映イベント オフィシャルレポートが到着!
1979年に放送された日本ロボットアニメの金字塔にして、ガンダムの原点『機動戦士ガンダム』の第15話「ククルス・ドアンの島」。
ガンダムとアムロの物語が、劇場版3部作でも描かれることのなかった伝説のエピソードと共に『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙』の劇場公開からおよそ40年の時を経て、待望の映画化。『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が、2022年6月3日(金)より全国ロードショーとなります。
5月18日(水)丸の内ピカデリーにて、古谷徹さん、武内駿輔さん、古川登志夫さん、潘めぐみさん、成田剣さん、廣原ふうさん、安彦良和さん(監督)登壇の「完成披露舞台挨拶・最速上映イベント」が開催。本稿にてオフィシャルレポートをお届けします。
「完成披露舞台挨拶・最速上映イベント」オフィシャルレポート
【日程】5月18日(水)
【場所】丸の内ピカデリー スクリーン1(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン9F)
【登壇者】古谷徹、武内駿輔、古川登志夫、潘めぐみ、成田剣、廣原ふう、安彦良和監督
イベント開始時刻になると来場者に向けてホワイトベースの艦長:ブライト・ノアから特別指令が。「総員、ホワイトベースは間もなく出発する。各員、持ち場につき、準備を急げ!」と劇中から飛び出てきたブライトの生の声にファンの期待のボルテージがMAXでイベントがスタート。
初めに、映画の完成を受け、古谷「40年ぶりに78ガンダムとスクリーンに戻ってこれて、こんなに嬉しいことはない!」とアムロの名セリフを披露し、率直な気持ちを述べ、武内「この作品が、なぜ40年越しに映画という形で世間に戻ってきたか、その理由がようやく、世間の皆様にわかっていただけるのかなとワクワクしています。」とそれぞれコメントを残した。
次に、本作でホワイトベースのクルーが久々に勢揃いしたことについて、成田は「久しぶりに、ガンダムの作品に出させていただいて、40年という歳月の重さと感動シーンの数々、本当の意味で、ガンダムのメンバーの一員になれたかなと実感しております」と、久しぶりのガンダム作品への参加を喜ぶ。
古川「こんなに早く、完成披露上映会とか、早いよおぉ」と、古谷に続けて、自身の演じるカイ・シデンの名セリフでコメントし、会場を沸かせた。
潘「これまでファンに愛され続けてきた長い年月分のものをお届けできることを嬉しく思います」
そして、本作でガンダム初出演にして、本格声優デビューとなる廣原は「お母さんのような存在なので、子供たちを優しく包み込むようにと安彦監督からお言葉をいただいて、誠心誠意努めました。」と大御所声優を前に緊張した様子で、「ガンダムに携われるとは思いませんでした」と喜びを綴った。
続いて、マルコスとカーラの重要性について、安彦監督「年齢設定がアムロと同じ15歳くらいなんですが、精神年齢に差をつけました。そこがみそかなと思います。」と15歳というアムロの年齢をあらためて認識してもらううえで、同じ世代の2人の存在はとても重要だったという。そして遂に完成した本作だが、映画版として新たに描き加えられたシーンも数多くある中で、その一つに「ファーストガンダム」で誰もが知る数々の名シーンが存在する。本日は、その一つ、「親父にもぶたれたことないのに」のシーンを初解禁。
映像をみた古谷は「43年間ぶたれっぱなしなんですけど、まさかこのシーンがこの映画に出るとは思いませんでした」と会場の笑いを誘いつつ、感想を述べた。
また先日、シャアが登場することも発表されたが、ガンダムファンにお馴染みのシーンが描かれていることについて、武内は「ガンダムファンには堪らないシーンが多いです。ファーストガンダムがどういうものか、新しくガンダムを知る方も楽しめる作品になっていると思います。もう素晴らしいバランスだなと思いました。」と、大絶賛。
この名シーンを新たに描き加えた経緯として、安彦監督「エグゼクティブプロデューサーの小形(尚弘)さんから20分のTVアニメを100分の映画にするということで、回想シーンも盛り込んでいいと言われたので、これは嬉しいアドバイスだと思い、遠慮なく入れたら、2時間を超えてしまいました。追加を予定していたシーンもあるんですが、止むを得ず、本当に絞り込んで作りました」と語る安彦監督は劇伴もこだわったようで、「機動戦士ガンダム」を見ていたファンには感涙ものだと魅力を語った。
イベント後半では、本作のおすすめポイントの話題に。古谷「愛するものたちの物語が凝縮されています。安彦監督がどのように凝縮しているかが見どころだと思います。そしてアムロが可愛い!おすすめです」
成田「古谷さんの声の変わらなさ、古川さんの若々しい演技、武内くんの見た目は若いのに重みのある声で、みなさん本当に素晴らしいなと、もう全てです!」と語りそれに対し古谷「ブライトも可愛い!」と互いに称賛し、本作への期待を高めた。
廣原は「戦闘シーンも圧巻なんですけど、子供たち20人の表情が全員違っていて、よりリアルな日常に沿った描写になっています。そんなところも注目いただけたらと思います」と本作ならではの設定をアピール。
それに対し、安彦監督「カーラは子供たちのお姉さん役なんですけど、ワンテイクでOKが出るようなところばかりでした。
また、先ほど一緒に取材した時に判明したんですけど、7人兄弟の長女なんですね。僕も7人兄弟の下から2人目なんです。今の時代に珍しいですよね、そりゃあ上手いわけですよ」と、実際の7人兄弟の長女という実体験を演技に落とし込んだ廣原を大絶賛。
最後の挨拶では、古谷「見終わった時に、心が温かくなる、そんな素敵な作品です。また、いつか、アニメ化された時は15歳のアムロを目一杯演じたいなと思っています。」
安彦監督「3年前に、僕の方から提案させていただいて作りました。制作発表をした当時は、皆さん、疑問に思ったリアクションが大きかったのが、今は楽しみに変わってきているなと、僕の提案は間違っていなかったと確信になりつつあります。今回はハッピーになりました、期待を込めて見ていただければと思います。」と、手応えを感じている様子でメッセージを送った。
ガンダムファンお待ちかねの本編映像 解禁
国民的あの名シーンがおよそ40年の時を経て、再び蘇る!
6月3日(金)公開初日より、3日連続舞台挨拶 実施決定
6月3日(金)初日舞台挨拶
場所:丸の内ピカデリー
登壇者:古谷徹様、安彦良和監督
6月4日(土)公開記念舞台挨拶
場所:新宿ピカデリー
登壇者:成田剣様、中西英樹様、池添朋文様、新井里美様、福圓美里、イム ガヒ副監督
6月5日(日)公開記念舞台挨拶(全国LV実施予定)
場所:丸の内ピカデリー
登壇者:古谷徹様、武内駿輔様、古川登志夫様、潘めぐみ様、廣原ふう様、森口博子様、安彦監督
映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』作品情報
2022年6月3日(金)全国ロードショー
ストーリー
オデッサ作戦を控えたアムロたちホワイトベース隊は、「帰らずの島」と呼ばれる無人島での残置諜者(敵地に残って破壊諜報活動などを行う兵士)掃討の任務を拝命する。
捜索に当たっていたアムロは1機のザクと遭遇、囚われの身となってしまう。目覚めたアムロが見たのは「ククルス・ドアン」と名乗る男と20人の子どもたちであった。
アムロは失ったガンダムを取り戻し、島の秘密へとたどり着けるのか?
スタッフ
企画・制作:サンライズ
原作:矢立肇、富野由悠季
監督:安彦良和
副監督:イムガヒ
脚本:根元歳三
キャラクターデザイン:安彦良和、田村篤、ことぶきつかさ
メカニカルデザイン:大河原邦男、カトキハジメ、山根公利
総作画監督:田村篤
美術監督:金子雄司
色彩設計:安部なぎさ
撮影監督:葛山剛士、飯島亮
CGI演出:森田修平
CGI監督:安部保仁
編集:新居和弘
音響監督:藤野貞義
音楽:服部隆之
主題歌:森口博子「Ubugoe
製作:バンダイナムコフィルムワークス
配給:松竹ODS事業室
キャスト
アムロ・レイ:古谷徹
ククルス・ドアン:武内駿輔
ブライト・ノア:成田剣
カイ・シデン:古川登志夫
セイラ・マス:潘めぐみ
ハヤト・コバヤシ:中西英樹
スレッガー・ロウ:池添朋文
ミライ・ヤシマ:新井里美
フラウ・ボゥ:福圓美里
ダナン・ラシカ:林勇
セルマ・リーベンス:伊藤静
エグバ・アトラー:宮内敦士
ウォルド・レン:上田燿司
ユン・サンホ:遊佐浩二
マルコス:内田雄馬
カーラ:廣原ふう