映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』ガンマ2号役・宮野真守さんインタビュー|宮野さんも“かめはめ波”を練習していた!? 新しいのに懐かしさを感じる作品に!
映画『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が6月11日(土)より公開されます!
『DRAGON BALL』は週刊少年ジャンプ(集英社)にて、1984年より連載を開始した国民的少年マンガ。国内だけでなく、世界各国からの評価も高く、単行本・完全版は全世界累計2億6000万部の発行部数を記録する人気作品です。
TVアニメも1986年から始まり(途中、放送休止期間あり)、『ドラゴンボール』、『ドラゴンボールZ』、『ドラゴンボールGT』、『ドラゴンボール改』、『ドラゴンボール超』と、30年以上愛され続けているシリーズです。
前作『ドラゴンボール超 ブロリー』は全世界興行収入135億円のメガヒットを記録。原作者・鳥山明渾身の一作となる本作で、特にフォーカスされるのは孫悟飯とピッコロ。師弟コンビが生み出す新たな力が世界最悪の軍隊「レッドリボン軍」、そして新たな人造人間と大激突します。
本稿では、映画の公開を記念して、ガンマ2号役の宮野真守さんにインタビュー! 作品の見どころやキャラクターについてはもちろん、『ドラゴンボール』への愛をたっぷりと語っていただきました。
『ドラゴンボール』は子どもの頃から大好きな作品
ーー『ドラゴンボール』についてお聞かせください。
宮野真守さん(ガンマ2号役/以下、宮野):『ドラゴンボール』は大好きな作品で、子どもの頃からずっと見ていました。『ドラゴンボール』はキャラクターもストーリーも本当に面白いですよね。TVアニメも見ていましたし、コミックスも読んでいましたし、子どもの頃は、かめはめ波(※1)の練習を頑張っていましたね(笑)。
※1かめはめ波:亀仙人が編み出した技で、孫悟空の得意技。
ーー『ドラゴンボール』の中で、特に好きなエピソードはありますか。
宮野:アニメでもあったと思うんですけど、アラレちゃん(※2)とコラボする話は面白かったですよね。見ていて「ペンギン村! アラレちゃん出てきた~!」とテンション上がりました。桃白白(タオパイパイ※3)がアラレちゃんに撃墜されちゃうんですよね。アラレちゃんがめちゃんこ強いから、桃白白がタジタジになっていたのをすごく覚えています。
少年時代の孫悟空(※4)の物語をビデオに録画して、それこそ、レッドリボン軍(※5)編の最初の方に出てくるマッスルタワーのくだりは好きでずっと繰り返し見ていましたね。『ドラゴンボールZ』(※6)の方は、リアルタイムで見ていました。
※2アラレちゃん:『Dr.スランプ』の主人公・則巻アラレ。
※3桃白白(タオパイパイ):レッドリボン軍が雇った世界一の殺し屋。
※4孫悟空:『ドラゴンボール』の主人公で、地球育ちのサイヤ人。
※5レッドリボン軍:世界最悪の軍隊。ドラゴンボールを狙って孫悟空たちと対立し、戦いを繰り広げる。
※6ドラゴンボールZ:アニメ『ドラゴンボール』の続編として、1989年から1996年まで放送されたアニメ。
ーーイベントではムラサキ曹長(※7)のお話もされていましたね。
宮野:当時、ムラサキ曹長は本当に衝撃でしたね。面白過ぎて、お尻に如意棒が刺さって、悟空が爆笑して「オラと一緒だ。しっぽが生えたぞ」って……(笑)。
今思うと、声優さんの技術がものすごかったんだなと……。お尻に如意棒が刺さった時の声って、「やれ」と言われても、できないじゃないですか。さらに、如意棒を抜いた時の声って……(笑)。如意棒を抜いた時、確かムラサキ曹長が「ハヒーン」って言うんですよ。俺だったら「ハヒーン」とは言えないなとか(笑)。
一同:(笑)。
宮野:もう爆笑して見ていましたからね。
※7ムラサキ曹長:マッスルタワー(レッドリボン軍ホワイト将軍が率いる部隊が駐屯している全6層の塔)の4階を守る忍者。
ーー子どもの頃から見ている目線がちょっと違いますね。
宮野:ギャグセンスの高いシーンがすごく好きでしたね。ムラサキ曹長はギャグのオンパレードだったんですよ。ムラサキ曹長が隠れ身の術で、(布を使って)木に隠れる時に(布地を)裏返しにしちゃって、アメリカの星条旗でバレバレとか、分身の術が5つ子ちゃんだったりとかして……(笑)。「何だよ、それ!」と思いながら見ていたんですけど、面白いんですよ。
作品初期の頃はぶっ飛んでいて、兎人参化(※8)の触ると、ニンジンになっちゃうところとか、それが最強なんじゃないかっていう……(笑)。あんなに強いビルス様(※8)もニンジンになっちゃうのかと思っちゃうぐらい。そういうところも含めて、すごく好きでしたね。
占いババ(※9)と戦う時も、スケさん(※10)という透明人間とか出てきて、その倒し方が面白いんです。亀仙人(※11)の鼻血がスケさんにかかって(透明ではなくなり)倒せるという(笑)。「そんなことある?」という感じで、大好きでしたね。
※7兎人参化(とにんじんか):初期に登場する敵キャラクターで、触れた相手をニンジンに変えてしまう特殊能力を持つ。
※8ビルス:悟空たちが住む第7宇宙の破壊神。
※9占いババ:亀仙人の姉。
※10スケさん:透明人間で、占いババの戦士。
※11亀仙人:武天老師と呼ばれる武術の達人で、悟空たちの師匠。