「もう多分……人生の糧となる、天職ですね」──YouTuber兼ストリーマーのトナカイトさんインタビュー! 天職となった“ストリーマー”との出会いから今後のお話まで、配信者好きの編集部員が色々聞いちゃいました!
歯抜け萌え声は最強
──実は、最初にトナカイトさんを拝見したのが、「にじさんじ」所属の叶さんと「ぶいすぽっ!」所属の一ノ瀬うるはさんと一緒に『Apex Legends』(以下、『Apex』)をプレイされていた配信でして。
トナカイト:あー! はいはい。
──叶さんと一ノ瀬さんが喧嘩している中で戸惑うトナカイトさんが(笑)。
トナカイト:(笑)。懐かしいなあ。
▲編集部員が最初に見たトナカイトさん。
──あの頃から比べてトナカイトさんご自身のVTuberの方との関わり方に変化などはありましたか?
トナカイト:なあーーーーんだろーー。いや、対応自体はあんまり変わってないっすね。
──単純に仲が良くなったという感じで。
トナカイト:そうですね。初見ではやっぱ言えなかったこととかも、ちょっと言えるようになってきて、っていう感じですよね。
ただ、一ノ瀬うるはさんとかは、そんなに絡みが多いっていうわけでもないので、今でもたまに敬語使うんですけど(笑)。やっぱこっちはもう、お嬢って言ってますからね。
──そうですね(笑)。
トナカイト:(笑)。まあ、そういう感じです。英(※「ぶいすぽっ!」所属の英リサさん)とかは、ね、もう付き合いも長いというか。一緒にいろんなゲームやってますし。対応は結構変わったと思います。はじめの頃に比べれば。向こうもそうっすけど(笑)。
──プロレスじゃないですけど、言い合いだったりとかも。
トナカイト:はい。常日頃から言い合いだけは。
──(笑)。今、ちょうど英さんの話題が出ましたが、トナカイトさんといえば歯抜け萌え声(※)フェチとしても知られています。どういったところに魅力を感じられているのかなと。
トナカイト:いやあ、あれはねー。何て言ったらいいんでしょう。僕にとって心地良い。その、へにょへにょっとした感じで心地良いんですよ。それで面白さもあるんですよね。可愛さの中に面白さもあるんで。二重で、いや、二乗で癒されるんですよ。
──なるほど(笑)。
トナカイト:(笑)。だから、最強なんすよ、歯抜け萌え声って。
▲10点満点の歯抜け萌え声。同配信では(トナカイトさん曰く)限界を突破した100点の歯抜け萌え声も。
──歯抜け萌え声。単語としては、トナカイトさんと英さんや橘ひなのさんたちとの会話の中で知りましたが「なるほど、そういうジャンルがあるのか」と思いました。
トナカイト:そーっすね。まさかここまで、なんか、ね。歯抜け萌え声っていう言葉が、流行ると思ってなかったんで(笑)。
──(笑)。今では色々な所で聞きますからね。
トナカイト:そうですねー。
──以前、紫宮るなさんにも歯抜け萌え声をお願いされてましたよね。
トナカイト:(笑)。紫宮さんはもう、ほぼ寄ってますけどね。まぁでも、いい時代になったなあって思います。
──(笑)。癒しが。
トナカイト:はい(笑)。癒しがありますんで。
※ 歯抜け萌え声
舌足らずな萌え声。歯が抜けた状態での喋り声に聞こえることから、歯抜け萌え声と呼ばれる。
トナカイトさんが歯抜け萌え声を好きになったのは、勇気ちひろさん(「にじさんじ」所属)との会話がきっかけかもしれないとのこと(その際に「ヘンディー」という呼び名も生まれた)。
英リサさんや橘ひなのさんがゲーム内で何かを要求する場面で使用されることも多い。
ゲームで広がる配信者の輪
──色々な方のお名前を出させていただきましたが、CRカップだったり、渋ハルカスタムだったりと、色々な方が入り混じって活躍される場が広がっているかと思います。その辺りは実際に参加される方の視点から見ていかがですか?
トナカイト:いいなあって思う部分が大きいですね。普段話す機会のない人とも話せたりするんで。ドラフトでメンバーが決まったりとか、主催者側が決めたりするなかで「ああ、この組み合わせになるんだ」みたいな感じで。だから非常に楽しいっすね、やっぱり。
──盛り上がりも凄いですよね。トレンド何位に入ってますとか、昔ではちょっと考えられなかったなと。
トナカイト:まじですごいっすよね! もう。なんかもう、みんなすごいんですけど、やっぱ『Apex』っていうゲームすげえなって。今でも思うんすよね。
──大会を開いて60人が集まってとなると、なかなか難しいですもんね。
トナカイト:難しいっす。また、いろんな界隈から参加されていて。ミュージシャン、モデルさん、芸能人、ストリーマー……すごいっすよね、まじで。
──それこそ初めて見る方からすると、トナカイトさんと山田涼介さんが話している光景はなかなか想像つかないですよね。
トナカイト:そうっすよね(笑)。僕も、まさか山田涼介くんやと思ってなかったっすもん(笑)。
──大会とは違いますけども、少し前に『RUST』のストリーマーサーバーが開かれた際も大勢の方が集まっていて。トナカイトさんもほぼ毎日プレイされてましたよね(笑)。
トナカイト:あー、やばいっす。あれ、まじで楽しかったっす。革命ですね。まじで。
──最終的に100名以上の方が参加されていて。ほんとに普段見られない組み合わせでお話されていたり。
トナカイト:あのゲームの何が良いって、ゲーム内ボイスチャットの距離が遠くなると声が小さくなるとか。あと、例えばキャラクターが死んでしまった時に声が聞こえなくなるとか。もう、素晴らしいなって。
絡みがない人とかも、ばーってそこら辺歩いてたり。で、独り言言ってたりするのも、めちゃくちゃ面白いんで。ほんと、リアル。どちらかというとメタバースに近いゲームだなって思って。めちゃくちゃ楽しかった。
ストリーマーサーバーで仲良くなった人とかも多いんで。それこそ、猫麦とろろさんとか、黒炭酸さん。で、SHAKAさんもそうっすね。SHAKAさんもストサバから仲良くなって、みたいな感じなので。
──色々な方とコラボする機会が増えていますが、ストリーマーとしての活動の中で特に印象に残っていることなどありますか?
トナカイト:やっぱり、勇気ちひろさんとの初邂逅。結構、僕の中でターニングポイントやと思ってるんで。
──それこそ「ヘンディー」という呼び方も、勇気さんきっかけで。ちなみに、実は話してなかったけど、みたいな裏話とかありますか?
▲「ヘンディー」の呼び名がついたきっかけとなった勇気ちひろさんとの会話。(同時にトナカイトさんが歯抜け萌え声を好きになったきっかけにも)
トナカイト:いやあ、それがー……無いんですよ(笑)。
──無いんですか!?(笑)
トナカイト:もうほんとに、勇気ちひろさんとは、裏で話したことがほぼ無い。ストサバ2(『RUST』ストリーマーサーバー シーズン2)の時にもね、一緒にヘリコプター乗ってどっか行ったりもしたんすけど。やっぱりちょっと敬語ですもんね。……まあ一番の推しでもありますし。
──それは、若干の緊張もあったり?
トナカイト:いやあ、いまだにしますよ。
──てっきり、その辺りはもう無いのかなと思っていました。
トナカイト:いやいやいやいや。やっぱり一番の推しに対しては、いつまでも初心が離れないっすよ。
トナカイトさんは◯◯が苦手!?
──推しというと「ぶいすぽっ!」には胡桃のあさんがいらっしゃいますが、胡桃さんの歌ってみた動画の中で、コーラスとして参加されていましたよね。
トナカイト:あー! はいはいはい。
──ご自身で歌ってみた動画を出してみようとかって、思われたり……。
トナカイト:(食い気味に)ない! ない!
──ないですね(笑)。
トナカイト:(笑)。ないです。それだけはないです。
──ちなみに理由とかって、伺っても大丈夫ですか?
トナカイト:んー……シンプルに照れが出る。無理です。
──あれだけ体を張られていたトナカイトさんにも恥ずかしいってことがあるんですね。
トナカイト:あるんすよー、実は。カラオケでしか歌えないですね。マジで。
──多くの人に聞かせるのは、ちょっと恥ずかしい?
トナカイト:いや、無理無理無理無理。考えられへん、考えられへん。
──(笑)。ちなみに恥ずかしい以外で「これだけは嫌だ」ってものは何かありますか?
トナカイト:んー……っとねー……。なんだろ。これだけはヤダ……。これだけはヤダ……ええ? これだけはヤダあ!?
なっかなか出てこんなあ。歌ってみた以外で、ですもんね。あー、あの。あれはなかなかきついっすね。僕、写真撮られるの苦手なんですよ。
──そうなんですか!?
トナカイト:はい。モデルさんが撮られるような感じのね。ああいうのは、結構苦手っすね。なんか、一緒に撮ろうとか言われたら、全然撮りますけど。
ただ、仕事でかしこまった感じの。「このポーズお願いします」とか「あい、もうちょっとかっこつけてー」みたいな、キメてーみたいな感じのは無理。
──なるほど。歌ってみたも、ちょっと近いところがあるんですかね。結構キメキメで、っていうのが多いですもんね。
トナカイト:はい。そーなんですよ。……無理ですね。
──(笑)。
トナカイト:(笑)。
▲トナカイトさんがコーラスに参加されている、胡桃のあさんによる歌ってみた動画。