「もう多分……人生の糧となる、天職ですね」──YouTuber兼ストリーマーのトナカイトさんインタビュー! 天職となった“ストリーマー”との出会いから今後のお話まで、配信者好きの編集部員が色々聞いちゃいました!
トナカイトさんにとっての「ファン」という存在
──これまでの活動を振り返って、トナカイトさんにとって配信活動への思いはどう変化しましたか?
トナカイト:いくつになっても続けていきたい仕事っすよね。ゲームはほんとに大好きなんで、いつまでもやりたいなって。もう多分……人生の糧となる、天職ですね。
いやあもう、やりたいことは、とりあえずやってみるっていうのが一番っすね! やっぱどんな辛い状況になったとしても。
──その考え方は今の活動にも反映されていたり?
トナカイト:あーーーーそうっすね。されてますね。コラボしましょうとか言われても、結構断りがちだったんです、どっちかっていうと。それが今は「あ、いいですよー」と言うことが増えたような気がするっすね。
──トナカイトさんにとって、ファンの方たちはどういった存在になりましたか?
トナカイト:いや、もう、まじで、なんでしょうね。ファンというよりかは友達っていう感覚の方が、近いかなあ? なんか、あんま。あんまり、ね(笑)。これ言っちゃうとね(笑)。なんか、調子にのった視聴者が(笑)。
──(笑)。
トナカイト:(ファンが)調子にのっちゃうかもしんないすけど。うん。まあ、ツンデレって言われるかもしんないすけど、友達っていう感覚が近いですね。
──トナカイトさんからしたら、ファンと配信者というよりかは、もう少し距離感の近い存在なんですね。
トナカイト:そうっすねー。だと思います。近すぎず、遠すぎず、を保ちたいなって思いますね。あんまり近すぎると、ね。やっかいなリスナーが増えてきちゃうんで。
──(笑)。ほど良い関係で。
トナカイト:はい。ほど良い関係でいましょうっていう。
──ファンの方との距離感を保つために意識していることや、配信上で気をつけていることはありますか?
トナカイト:んー……。えーっと、わしに厳しく、他者に甘く。っていうのは、結構言ってるっすね。わしに対してはもう何言ってもいいけど、その他の人に迷惑かけるようなこと、まあ当たり前なことなんですけど。っていう感じですかね。
他の人には迷惑かけるな。わしにはいいっていう感じ、ですね。だからちょっとした暴言だったりとか。そういうのも全然いいけど、それを当たり前と思うなと。
まあこっちにはこっちのルールあるし、向こうには向こうのルールあるから、それを守ってねと。そういった部分を気を付けてる、って感じかな!
──色々と大変なことがあるかと思いますが、反対に「これがあるからやめられない」といった配信の面白さがあれば教えてください。
トナカイト:自分がいいプレイした時のコメントの沸き具合、やっぱいいっすよね(笑)。
──(笑)。
トナカイト:(笑)。
──それこそ『Apex』でマスターランクに到達された時もそうですけれど、最初から比べるとかなり強くなられてますよね。
トナカイト:あーありがとうございます。ありがとうございます。
▲初のマスターランクへと到達した試合。
──やっぱり、影で練習されてるんですか?
トナカイト:いや、ほぼ配信外でやることはなくなったすね。配信外でやるぐらいだったら、配信してやるみたいな感じになってきてるんで。あんまり、影の努力は、多分そんなにしてないと思います。
──配信者の方のそんなにしてないは、「結構してる」と同義じゃないかと自分は思ってるんですけど(笑)。
トナカイト:(笑)。どっちかっていうと、仕事してる人とかって、限られてるじゃないっすか、ゲームする時間が。それに比べたら僕とかもう配信が仕事なんで、普通の人に比べてゲームする時間が多い分、やっぱ上手くなるんだと思います。
──同じゲームを続けてプレイしていると飽きてしまうという方も、少なからずいらっしゃると思います。ご自身でゲームをプレイされている際に、「ちょっと飽きてきたなあ」と思うことってあったりするんですか?
トナカイト:ああ、全然あるっすよ。ただ、飽きてきたっていうよりかは、もっとわかりやすく言うと、ほかにやりたいゲームが出てきた。という意味合いの方が大きいですね。
ほんで、やっぱね、新しいこと始めると、そっちにどっぷりになっちゃうんすよ。だから、別に「あのゲーム飽きたの?」「『Apex』はもう飽きちゃったの?」とか、そういうのじゃなくて。
「今はこっちにハマってるだけだよ。でも『Apex』とか誘われたら『Apex』やるし」っていう感じなんで。まあ、あのゲームをやらなくなったからと言って、全部がそうじゃなくて。飽きてやめたゲームもちょっとあるっすけど(笑)。
ほとんどは、ほかにやりたいゲームが出てきちゃったからっていう。どっちかって言ったら、そっちの方が多いと思う、ほかの配信者の方とかも。
自身のブランドでは、気軽に外出できる部屋着を
──「House Love」というブランド展開されていますが、スタートまでにどういった経緯があったのでしょうか。
トナカイト:元々、服とか小物、アクセサリーがめちゃくちゃ好きで。そのなかで部屋着って、なかなか自分が欲しい物って見つからなかったんすよね。
で、ほぼほぼ家にいることが多いんですよ、ゲーム配信が仕事なので。そうなると、家の中での仕事着として部屋着が欲しいなと。言ったら、会社員で言うところのスーツが欲しくなったんですよ。
そういった服って機能性重視するじゃないですか。工事現場とかだったら扇風機がついた作業着だったり。
やっぱりその、何よりも着ることの多い服は、ちょっと拘って作りたいな、と。あんまり無いから、それだったらもう自分で作ろうみたいな。
──なるほど。確かに、男性向けの部屋着ブランドって、あんまりイメージないですね。
トナカイト:そうですね。なかなか……無いと思います。まあ「House Love」はユニセックスではあるんすけど。どっちかっていうと、まあ男性向けっすね、視聴者層もそうっすけど。
──男性が着られる部屋着は嬉しいですよね。やっぱり部屋着っていうとgelato piqueとかが有名で。
トナカイト:そーですね! たしかにたしかに。で、まあ部屋着で、面倒くさがり屋の人多いじゃないですか、ずっと家にいる人って。
だからこそ、コンビニとかちょっと外行く時にも着られるような部屋着を作りたいなあっていう気持ちがあって。ああもう自分で、こういうのやりたいなっていう。
──公式サイトを拝見させていただいたんですけれど、確かにああいったデザインであれば、急な来客だったり配達だったりも受け取りに出られますね。
トナカイト:あ、全然出れます。で、バケットハットも出してるんで。寝癖とかついてても、あのバケットハット被って、すぐ出れるっていう(笑)。
──(笑)。あのハットは、そういう発想からだったんですね。
トナカイト:そうそうそうそう。まじでそうっす。
──確かに寝癖とかあると、なかなか。
トナカイト:そうなんすよ。マスクじゃ隠せないっすからね、寝癖は(笑)。
──そうですね(笑)。自分も部屋着なんてほんとにテキトーなので。あ、ちょっと今の服装で玄関出るのはまずいかもっていう(笑)。
トナカイト:(笑)。そんなんすよねー(笑)。
トナカイトさんが考える、今後の展望とは
──ここまで色々お話をお伺いさせていただいていたんですけども、今後の展望をお伺いできればと。
トナカイト:今後……。ゲームの活動もそうなんすけど、ブランドの服の種類をもう少し出すとか。で、その部屋着で、どこかとコラボしてグッズを出したいとか。
ゲームを通じて、なんていうんですかねー。最近でもさせていただいてますが、外部での仕事ができたらなと。そこでまた新たな経験ができたらいいなとは思ってますね。自分の準備が整ったら、ですけど(笑)。
──その準備というのは、どういった……?
トナカイト:あー、やっぱりその、テレビって露出じゃないですか。自分の顔面が晒されるわけじゃないですか。で、いま歯列矯正をしてるんですけど。
やっぱり歯並びって、そういうメディア上に出るってなったら、すごい大事なことになるので。そこで歯列矯正が終わってホワイトニングも終わったら、どんどんそういった露出をしていきたいなとは思ってるっすね。
──遠くない未来、いろんなところでトナカイトさんを見ることができるかもしれないってことですね。
トナカイト:そうですね。それこそロケとかめっちゃやりたいっすもん!
── 一周回って実写での活動がしたい?
トナカイト:そうですね。全然やりたいなって思う瞬間も、もちろんあります。
──なるほど。実写チャンネルでの動画がなかなか上がらず怒られる、といったお話も配信ではされてましたけど(笑)。
トナカイト:(笑)。
──ただ、実写への気持ちは結構強くあるんですね。
トナカイト:そうですね。なんかもう、シンプルに、(動画をあげるのは)めんどくさい(笑)。
──(笑)。
トナカイト:やりたいけど(笑)。ねえ、やっぱ実写もあげたいなって思いますけど、めんどくさいが勝っちゃう。ゲームしたいが勝っちゃう(笑)。
──大丈夫ですか、今……。
トナカイト:マネージャーが苦い顔してますねえ。
──聞かれてますけども(笑)。
トナカイト:そうですね(笑)。
──(笑)。最後に、この記事を読んでいる方に向けて一言いただければと思います。
トナカイト:えぇー……。自分らしく生きてください! 自分に自信を持て!! ですかね。
──ありがとうございました!
[取材・文/太田友基]
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