二人で演じる意味を感じられる作品! あの頃を思い出したガヤ録りとは? 『THE MARGINAL SERVICE』宮野真守さん&森川智之さんインタビュー【連載第3回】
お2人が好きな映画、影響を受けた映画とは?
――本作は映画好きの方ならわかるような小ネタが挟まっていますが、好きな映画や影響を受けた映画は?
森川:影響を受けた映画はたくさんありますが、今でも必ず見るのは『ゴッドファーザー』です。作品自体が元々、好きでしたが、アルパチーノが演じたマイケル・コルレオーネ役のオーディションを受けて、『PART.1』と『PART.2』を僕が、次作では野沢那智さんが演じられました。好きでずっと見ていたからオーディションに受かったのかはわかりませんが、字幕でも見るほど好きな作品です。あとは『ニュー・シネマ・パラダイス』のようなほわっとした、泣かせる映画も好きです。
宮野:昔からジム・キャリーの映画が好きです。よく似ていると言われるし。
森川:今日の衣装も緑だしね。
宮野:『マスク』じゃないから! ジム・キャリーのコメディ感が天才的すぎて、劇団のレッスン時代に研究したことがあります。『ふたりの男とひとりの女』という作品でジム・キャリーが二重人格の役をやっていて、パントマイムで自分と自分で格闘を始めるシーンが神業すぎて。悪いほうが勝った後、自分で自分を担いでいくシーンなんて、「どうして思いついたんだろう?」と。そして自分もこうできたらいいなと研究していました。
森川:役の人が役を組み立てている感じだよね?
宮野:そうです! 『マスク』の動きなんて、まさにそれで。いわゆるアメコミやカートゥンの動きなんて再現できないのに、自らの肉体でやってしまうんですよね。
森川:もはや危ない領域だよね。
宮野:僕もその危ない領域にいきたいです。
森川:戻ってきて!
第3回の見どころは事件の首謀者のラバー登場とでっかいサングリア!? 収録で盛り上がったガヤシーンも!?
――では次回放送の第3話の見どころや注目ポイントのご紹介をお願いします。
森川:キャビアの食べ過ぎに注意(笑)。
宮野:見どころはでっかいサングリアですよね。第3話は、僕と森川さんと(セオドア役の)三木眞一郎さんと(ライラ役の)名塚佳織ちゃんの4人で収録しましたが、ガヤがすごくおもしろくて。
ガヤ録りをあんなに楽しくできたのは久しぶりかも。コロナ禍になる前は出演者みんなで、パーティのざわめきを入れたりしていたけど、最近はなかなかできない中、今回4人でやった時、誰かがしゃべったことに、別の人が乗っかったり、自由に、そして空気作りができて、「これがアフレコだよな。またあの時に戻れないかな?」と思いました。そんなガヤシーンにも注目を(笑)。
あと首謀者と目されるラバーが登場し、ブライアンたちも接触します。そしてこの人(ラバー役は内田雄馬さん)がED曲を歌っていたんだなとわかります(笑)。
『THE MARGINAL SERVICE』連載バックナンバー
『THE MARGINAL SERVICE』作品情報
2023年4月11日より毎週火曜25:29から日本テレビ他にて放送開始!
放送情報
日本テレビ:2023年4月11日より 毎週火曜25:29~
サンテレビ:2023年4月11日より 毎週火曜25:30~
KBS京都:2023年4月11日より 毎週火曜25:30~
テレビ愛知:2023年4月11日より 毎週火曜25:30~
BS日テレ:2023年4月12日より 毎週水曜24:30~
TVQ九州放送:2023年4月15日より 毎週土曜 6:30~
AT-X:2023年6月9日より 毎週金曜20:00~
リピート放送 毎週火曜 8:00~/毎週木曜 14:00~
※放送日時は予告なく変更となる場合がございます。
スタッフ
原案:ジャパン境界人対策室
監督:迫井 政行
シリーズ構成:猪原健太
キャラクターデザイン・総作画監督:小堺能夫
美術デザイン・メカニカルデザイン:石口十
境界人デザイン:橋本浩一 とだま。
デザインワークス:あきづきりょう
グラフィックアート:荒木宏文
美術監督:E-カエサル 渡辺幸浩
色彩設定:小島真喜子(studio.road)
撮影監督:花井延昌(アニメフィルム)
編集:定松剛
音楽:瀬尾祐介(a.k.a Starving Trancer/Xceon)
音楽制作:ジラフキックスタジオ
音響監督:髙桑一
音響効果:稲田祐介
音響制作:dugout
アニメーション制作:Studio3Hz
キャスト
ブライアン・ナイトレイダー:宮野真守
ゼノ・ストークス:森川智之
ボルツ・デクスター:杉田智和
ロビン・ティンバート:中村悠一
ライラ・キャンディハート:名塚佳織
サイラス・N・空閑:下野紘
セオドア・トンプソン:三木眞一郎
ペック・デズモント:内山昂輝
ラバー・スーツ:内田雄馬