TikTok再生数120万回越え! 海外での視聴者も600万人超え!? これだけは絶対に見て! アニメ『スキップとローファー』の主人公・美津未は心を癒やす処方箋?【レビュー・感想】
名作揃いの春アニメ、皆さんはどの作品がお気に入りですか? 新年度が始まり、お仕事や学校生活に追われて新しい作品をチェックできていないアニメファンの方も多いと思います。
ひとまず、忙しさを忘れて心を休めることが出来るGW中にぜひ見ていただきたい作品があります。
それが、高松美咲先生原作、4月より絶賛放送中のTVアニメ『スキップとローファー』です! 本作は、地方の小さな中学校から、東京の高偏差値高校に入学してきた女子高生・岩倉美津未が関わるクラスメイトたちをたちまちほんわかとさせてしまうスクールライフ・コメディ。
原作の人気はもちろん、第1話放送後には作品タイトルがTwitterトレンド入りを果たしたほか、ノンクレジットOP動画は再生数60万回を突破するなど、話題沸騰中!
現在4話まで(執筆時)放送されており、筆者も優しさに溢れた本作にすっかりハマってしまいました。
本稿では、見た後に超ゴキゲンな気分になってしまう本作の魅力をご紹介。
あなたも、『スキップとローファー』という癒やしの処方箋で心も体もリフレッシュしませんか?
目次
春アニメ『スキップとローファー』
あらすじ
カンペキな生涯設計を胸に、ひとり上京してきた田舎の神童は、勉強はできるけれど距離感が独特でちょっとズレてる。
だから失敗することもあるけれど、その天然っぷりにクラスメイトたちはやわらかに感化されて、十人十色の個性はいつしか重なっていく。
知り合って、だんだんわかって、気づけば互いに通じ合う。だれもが経験する心のもやもや、チリチリした気持ち。わかりあえるきっかけをくれるのは、かけがえのない友達。
ときどき不協和音スレスレ、だけどいつのまにかハッピーなスクールライフ・コメディ!
キャスト
(C)高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会
国内外、多くの人が作品の虜に!
『スキップとローファー』は老若男女問わず、誰が見ても楽しめる作品になっています。初回放送時にも話題となったOPムービーでは、ハイクオリティな作画で軽やかにダンスをするキャラクターが描かれており、視聴を始めた瞬間から幸福度が上がってしまいます。
メインキャラクター2人の楽しそうなダンス何度見ても飽きませんよね! 作品公式Tik Tokでは、劇中の名シーンや、美津未たちのほんわか学生生活の一部が公開されており、120万回再生を超える動画も!
また、本作はアジアや英語圏にも配信されており、レビューサイトでの高評価や、視聴者数が65万人(英語圏)、507万人(アジア)を超えるなど世界からも注目される作品です。
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— TVアニメ『スキップとローファー』公式 (@skip_and_loafer) April 12, 2023
公式TikTok更新🎬
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TVアニメ「スキップとローファー」
第2話切り抜き動画を更新🎉
大人数カラオケの心得、それは…⁉🐹https://t.co/jlNaNVcNGq#スキロー pic.twitter.com/3oLy93xmZb
『スキップとローファー』は多くの人に、色んな形で優しさを届け、愛されている作品なのです!
ここからは作品が愛される理由や、私達を癒してくれるキャラクターたちの魅力をご紹介させて頂きます。
丁寧なキャラクター描写がイイ!
原作を知らなった筆者が、まず惹かれたのはキャラクタービジュアルや、背景などの美術面。本作ならではのパステルな色使いと、原作の可愛らしさや温かみを残しながら、今っぽいタッチで描かれるキャラクターたちが魅力的です。
本作のキャラクターデザイン・総作画監督を務めるのは、『ステラ女学院高等科C3部』『サクラクエスト』などで作画監督・キャラデザを担当した梅下麻奈未さん。『スキップとローファー』で梅下さんのデザインがとても好きになったので、これからも追いかけて行きたいと思います。
そんな神デザインで描かれるキャラたちの設定や描写がまた素敵です。主人公の美津未は主役なのに"異質"な立ち位置にいるので後述するとして、シティボーイでイケメン、でもどこか無気力な印象を受ける志摩聡介(CV:江越彬紀)。
女子力高めで、美津未に対してピリッとしている江頭ミカ(CV:寺崎裕香)、誰もが振り向く美少女だけど、そのおかげで何かモヤモヤしている村重結月(CV:内田真礼)、人見知りで自意識過剰なところもあるけど、変化を望んでいる久留米誠(CV:潘めぐみ)などなど、キャラクターは立っているけれども、どこにでもいるような少年少女たちが登場します。
彼らは皆、ちょっとした不安だったり、小さな心のささくれを持っています。東京にある頭の良い高校に通っていて大変恵まれた子たちですが、だからこその悩みやプレッシャー、独自の価値観があるんです。
そんなリアルなキャラたちの中に、圧倒的にフィクションらしいというか、小さな子どものような無垢さを持った美津未が現れて物語が進んでいきます。「田舎の神童」と呼ばれ、主席入学できるほどの学力を持ち、小さなコミュニティで愛されて育った彼女は、夢や希望でいっぱい。上京しても萎縮することなく、一生懸命生きています。
クラスメイトたちは、美津未の姿に若干驚きながらも、段々と惹かれていきます。美津未と仲良くなって共に過ごすうちに、不安やコンプレックスが薄れ、何だかハッピーになっていく。
そして、そんな優しい物語のおかげで、捻くれ荒んだオタクである筆者の心は、浄化&凝り固まった価値観の破壊が行われて、超ゴキゲンになってしまうんです。
日々、いろんなものと戦ったり逃げたりしながら生きているキャラクターたちを見て、楽しくなるし、自分を大切にしたくなってしまう作品なのです! 処方箋どころか秘薬ですよこれは!
ちなみに、美津未を東京でお世話するナオちゃんもハイパーいいキャラなので注目してください。