この記事をかいた人
- わたなべみきこ
- 出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。
民谷巌鉄斎は“八州無双の剣龍”と呼ばれる大剣豪で、磨いた剣の腕で後世に名を残す偉業を成すことを目的としている人物。強者との果し合いを喜ぶ荒い気性に加え、奇怪な出来事が次々と起きる島・神仙郷でも動揺することなく「面白い」と言ってのける胆力の持ち主です。
本稿では、その強さや人柄、監視役である山田浅ェ門付知との関係に加えて、今後の活躍シーンも含め一挙に紹介していきます。
※本稿には原作やアニメのネタバレが含まれます。
監視役 山田浅ェ門付知
罪状 不敬罪及び傷害など多数
誕生日:11月23日
年 齢:40歳
身 長:222cm
イメージカラー:鉄色
◤◢◤#地獄楽 登場人物◢◤◢
— 『地獄楽』公式 (@jplus_jigokurak) April 22, 2023
民谷巌鉄斎
cv.#稲田徹
"八州無双の剣龍"という呼び名を持つ剣豪。
天下に轟く偉業を成し、後世に己の名を残すことを至上の目的としている。
▼作品公式サイトhttps://t.co/3BYdiTP20D#地獄楽アニメ pic.twitter.com/fthQzid3HG
八州(現在の関東圏)無双の剣龍と讃えられ、藩主に仕官として迎え入れられた巖鉄斎。しかし、酒の席で「いかに“剣龍”でも本物の龍は斬れますまい」という藩主の軽口に反発し、門扉に飾ってあった龍を扁額ごと真っ二つにしてしまったせいで不敬罪となり死罪人に。
島に渡る死罪人選別を目的とした殺し合いでも、その剣の腕で難なく突破。監視役の山田浅ェ門付知とともに不老不死の仙薬が眠ると言われる神仙郷に渡ることとなります。
神仙郷に降り立った直後に左手を蝶に刺された巖鉄斎は、それが人面蝶であるとわかった瞬間、迷わず左手首を斬り落とします。ボトリと地面に落ちた左手は彼らの目の前で花に寄生されており、間一髪で全身が花化するのを免れたのです。
また、勘の鋭さもさることながら、自らの手を即座に斬り落とすことのできる判断力も目を見張るものがあります。
仙薬探しの途中で、死罪人・亜左弔兵衛と監視役・山田浅ェ門桐馬のふたりと遭遇した巌鉄斎。すると、桐馬は巖鉄斎に片手がないことを理由に襲い掛かってきますが、剣を抜くことなく返り討ちにしてしまいます。
桐馬は山田家に入門して1ヶ月という速さで死罪人に同行する役目を得た刀の才能の持ち主で、決して弱いわけではありません。そんな桐馬から向けられた刃を素手で握って止めたのち、ゲンコツを食らわせながら、その技術が付け焼刃であることを指摘。剣豪でありながら刀なしで桐馬をいなしたのでした。
巌鉄斎の野望は、自分が不老不死となること。しかし、それは肉体や生命が老いず尽きないことを意味するのではありません。彼にとっての真の不老不死は、天下に轟く偉業を残し、後世までその名が老いず死ぬこともなく語り継がれること。その手段として彼は剣の腕を磨いているのです。
島で出会った不思議な力を持つ少女・メイ。彼女は、島を統べる仙人・天仙や島の秘密を知りながら、巖鉄斎ら上陸者に味方し、共に仙薬・天仙を探します。そんな中、天仙に仕える弟子・道士と遭遇した一行は、メイが道士から修行と称して非道な扱いを受けていることを知ります。すると、巖鉄斎は激昂。メイを守る為に道士と戦い、天仙に似た力を持つそれらを倒してしまいます。
この他にも、移動中は幼いメイを肩に乗せたり、女を泣かせるなと発言したりと、女性や子どもなど自分よりも弱い相手に優しい態度を取っており、とても紳士的です。さらに、未熟さを指摘した桐馬のことを指導する面倒見の良い一面も持っています。
気性が荒く、豪快な性格の巖鉄斎に対し、担当・山田浅ェ門付知は、冷静沈着で理知的な人物。対照的な性格の二人は当初互いを理解できず、相容れない様子でしたが、奇怪な島で深く関わることで互いに情が湧き、仲間意識が芽生えます。
その後の強敵・天仙との戦闘で巖鉄斎が付知を助けたり、付知が他の処刑執行人から巖鉄斎を庇ったりと、互いを守るように。2人の関係性の変化も本作の魅力です。
◤◢◤#地獄楽 登場人物◢◤◢
— 『地獄楽』公式 (@jplus_jigokurak) April 22, 2023
山田浅ェ門付知
cv.#市川蒼
山田浅ェ門・試一刀流九位で、民谷巌鉄斎の監視役。
解剖が得意。腰には解剖道具をしている為、二本の刀は肩に掛けている。
▼作品公式サイトhttps://t.co/3BYdiTP20D#地獄楽アニメ pic.twitter.com/oFlVtNsJ5I
天仙の1人・桃花(タオファ)との戦闘で、彼らが使う目に見えない攻撃・氣(タオ)に苦戦する巖鉄斎でしたが、偶然血で片目が霞み感覚に頼ったことで氣を認識でき、攻撃の回避に成功。すると、彼は残った片目を自ら抉って潰し、感覚に身を任せねばならない状況を作り出します。
はっきりと氣を感じられるようになった巖鉄斎は攻撃を全て見切り、相手に激しい攻撃を加えますが、再生能力でたちまち回復してしまう桃花。そこに、桃花の弱点となる種類の氣を持った山田浅ェ門付知が彼女に抱きつき、巖鉄斎にこのまま桃花を斬るよう指示します。
両目が十分に見えないことで付知ごと斬ってしまうことを懸念した巖鉄斎でしたが、若いころ師匠に言われた助言を思い出し、視覚ではなく感覚にすべてを委ねて刀を一振り。見事桃花だけに強烈な一太刀を浴びせたのでした。
初めは荒くれものの印象が強い巖鉄斎ですが、物語が進むごとに新しい一面がどんどん見えてきます。他の死罪人や監視役たちと共に動く中で、少しずつ頼れる存在になっていく様子や、山田浅ェ門付知との関係性の変化も見どころ。格好良いオッサンの活躍をぜひお楽しみください!
1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。