セカンドシーズンは宇宙戦争編? キャストが熱望(?)する『シン・マージナルサービス』への期待!『THE MARGINAL SERVICE』宮野真守さん、森川智之さん、杉田智和さん、中村悠一さん、名塚佳織さん、下野 紘さん、三木眞一郎さん、内山昂輝さんによる座談会・後編【連載13回】
サイラスの意外なウブさ。任務中もドキドキ!?
杉田:その通り、力づくで逃げ出しました。第7話の最後で、ボルツの足元にかつて飼っていた犬(アーニー)が戻ってきたというシーンがありましたが、アレはホンモノじゃなくて、ゼノがその辺の野良犬を連れてきたんじゃないかという疑惑が(笑)。
中村:収録では犬の声が先に入っていましたが、SEじゃなくて、感情が感じられる鳴き声で。
杉田:たぶんその鳴き声がボルツの脳内では恩人のように響いていたんじゃないかなと、勝手に思い込むことにしました。大事なのは思い込むこと。それが”筋肉bot”と向き合う、僕の姿勢です。いつも下野くんが笑ってくれたからコメディとしては正解でした。
下野:第5話でエディの隠れ家に行った時、ライラが急に服を脱ぎだしてドキドキしている様子を見て、「サイラスってそういうのに耐性がないんだな」と思ったけど、それからどんどんライラにいいように使われて。一緒にいることが多くなったので、2人はどうなっていくんだろうと思いながら収録していたことを覚えています。
内山:1人だけラブストーリーについて考えてたんですね。
下野:何だよ! ライラにドキドキするシーンが増えたんだよ!
宮野:国連がヤバいと指摘したのも頭脳担当のサイラスとライラで、そのおかげで核心に近づけたわけで。
下野:ずっとライラを気にしつつ、そういうことを調べていたんだなって(笑)。
宮野:胸があたっているなとか思いながら(笑)。
名塚:全然集中してない(笑)。
森川:2つのことを同時にマルチタスクでね(笑)。
下野:マルチタスクの使い方ってそれでいいの?(笑)
セカンドシーズンは宇宙戦争編? あるいは「ペックの大冒険」?
――もし続編があるとしたら、こんな展開やエピソードが見たいという希望はありますか?
森川:それは宇宙戦争でしょう。
下野:それかペック目線の話とか。
内山:ペックの声でずっとナレーションなんて無理だよ! 長文は無理!
(全員爆笑)
宮野:いや、やりましょう! 「ペックの大冒険」を!
下野:「ペックの夏休み」は?
森川:ペックファミリー。みんなが兼ね役でやってもいいよね。
名塚:楽しそう。
下野:三木さんは年老いた役に加えてペックも、という大変なことになるよ。
三木:またチューニングに時間がかかるけど、いい?
森川:ここまでのぶっ飛んだ内容と意外性から考えると、続編はあの母船の話がまったくないところから始まったりして。
中村:『ターミネーター』をやり直したみたいに、リブートする?
杉田:『シン・マージナルサービス』。
宮野:ありえるね。
三木:それはそれで見てみたい。
森川:この第12話の後、しばらく平和が戻ったけど、開いた空間から巨大母船が……。
宮野:また?
森川:「えっ?」という宇宙人がやってきて。あの宇宙人がしゃべり出すかもしれない。
宮野:でも何でもできそうですよね。
――ここに制作スタッフもいるので言っておけば新シリーズの時に実現する可能性も。
三木:でも笑っちゃってますけど(笑)。
杉田:というか、完成した本編を見ていないし。
中村:現実的な話として、宮野さんが既に主題歌の2曲目を作っていると言えば、制作しないわけにはいかなくなるのでは?
宮野:なるほど。じゃあ僕のシングルのリリースに合わせて。
中村:そしてその曲の世界観で物語を作ると。
杉田:だから歌詞はよく考えて作ったほうがいいよ(笑)。