夏アニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』鵜堂刃衛役・杉田智和さんメールインタビュー【連載第7回】|変わりゆく時代に逆行する思想を持っているのが刃衛だと捉えています
全世界シリーズ累計発行部数7,200万部超の大人気コミック『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(著・和月伸宏/ジャンプ・コミックス ※「北海道編」はジャンプスクエアにて連載中)の新作TVアニメが、7月6日よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送スタート!
連載開始から約30年を経ての新作TVアニメ『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。色褪せることのない、王道にして普遍的な物語、登場人物たちの苛烈な信念を、今再び鮮烈に映し出す──。
アニメイトタイムズでは、それぞれの信念を抱え新しい時代を生きる魅力的なキャラクターを演じる出演キャスト陣らにメールインタビューを実施! 第7回は、鵜堂刃衛役・杉田智和さんに、本作の見どころや自身の演じるキャラクターへの印象などをお伺いしました。
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逆行する思想を持っているのが刃衛
──原作漫画や脚本を読まれた際の感想をお教えください。
鵜堂刃衛役・杉田智和さん(以下、杉田):連載開始からジャンプ本誌で読んでいました。
斬ることをやめた主人公が、自分の過去と運命から逃れられない姿に「誰なら抜刀斉を止められるんだ?」と高揚し、楽しんでいました。それゆえ、刃衛役に決まった時、快楽と恐怖が混ざった複雑な感情が自分の中に渦巻いたのだと勝手に納得しています。
──杉田さんから見た鵜堂刃衛の印象や魅力をお教えください。また、共感できるところやご自身との相違点などあればお聞かせください。
杉田:ゲームでいうこところのチュートリアルのボス。最初の強敵。剣心が過去へ嫌でも向き合う為のきっかけになる存在。
人斬りと共感したら現代で生きていけませんが、変わりゆく時代に逆行する思想を持っているのが刃衛だと捉えています。
──演じる際に意識されたことや印象的なディレクションなどありましたらお教えください。
杉田:恐らくですが、収録にオンライン参加されていた原作の先生に確認をとっていた印象があります。だからといって自分のやるべき事が歪む事は無かったです。とはいえ、演出を受け入れないとかそういう意味ではなく。
──鵜堂刃衛は兇賊として現れ緋村剣心と対峙しますが、鵜堂刃衛を演じる杉田さんから見た緋村剣心はどのような印象でしょうか。魅力を感じる点などあればお教えください。
杉田:様々な存在を惹き付けてやまない存在。まさに物語の主人公だと思います。