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- 逆井マリ
- 神奈川県横浜市出身。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。
──ところで、大学の先輩であり、音楽プロデューサーの井上氏が同席されていますが、井上さんは石井さんの歌声をどのように分析されているのでしょうか。
井上:透き通った、純度の高い歌声だなと思って聴かせていただいています。やはり大学で勉強していただけあって、発声のボキャブラリーがたくさんあるんですよね。
自分の声を濁さないまま、さまざまなディレクションに対応してくれるところがとても素敵だなと思っています。一方で、音楽理論をしっかり学んでいるだけあって、最初は楽譜通り歌ってしまいがちになってしまうところもあります。
やはり作品の曲なので、僕としては、曲の中の物語を表現するためのサポートができたらとは思っています。あまり僕から細かいことは言わないようにしていますが、期待値を持っているだけに、時には厳しくディレクションをしていますね。
石井:『プリキュア』のお仕事をやらせていただいてから、こんなにもワクワクするお歌を自分が歌えていることに喜びを感じています。
ひとりで練習をしている時は、「どうやったら生き生き・ワクワクしたお歌を届けられるか」というところを課題にして練習していますが、自分ひとりで考えて歌うだけだと、物語の歌としては物足りないものがあるように感じています。そこは課題でもありますね。
──夢は願ったら叶うということを菱川さんもおっしゃっていましたが、石井さんの歌声からはその尊さも感じる気がしています。
石井:小さい頃からプリキュアになりたいと願って、それが20年後に叶って。「自分がやりたい」と思ったことは、時間は掛かるかもしれないけど、いつか叶うんだよということを、お歌を通して子どもたちに伝えていけたら嬉しいです。
──ところで、「プリキュアライブ」の前には「プリキュアシンガーズ Premium LIVE HOUSE Circuit!」も。このインタビューが掲載される頃には終わっている頃にはなりますが、「プリキュアシンガーズ Premium LIVE HOUSE Circuit!」に向けてはどのようなお気持ちですか?
石井:歴代の錚々たるメンバーが大集結していて。私はMachicoさんと千颯ちゃんの地元・広島公演に参加させていただきます。私、初めて広島に行くんです。ライブを楽しみながら、美味しいものを食べたいです!
──お話をうかがっていて、石井さんが『プリキュア』シリーズと共に過ごす日常をとても楽しんでいるんだなと。
石井:皆さんのおかげで本当に楽しいです。作曲家さん、作詞家さんもそうですし、マーベラスの井上さんはじめスタッフの皆さんにに大変優しくしてもらっています。
初めてのお仕事が大好きな『プリキュア』で、こんなにも温かく迎えていただけて、すごく幸せです。その“ありがとう”の気持ちをステージから伝えられたらと思っています。来てくださった方に、温かな気持ちになっていただけたら嬉しいです。
──「プリキュアライブ」では毎年さまざまなグッズが発売されています。石井さん的に気になるものは、やはりペンライトですか?
石井:念願のペンライト!(笑)去年の「プリキュアライブ」で買おうとしたけど買えなかったんです。今回こそはペンライトを振りたいです(笑)。
去年のライブではペンライトを振りながらステージに上がる場面があったじゃないですか。私もそれをやりたいし、控室で振りたいです(笑)。
──今から楽しみですね。毎年このリレーインタビューは質問をバトンでつなげています。プリキュアシンガーのトップバッターは石井さんなので、石井さんから次の吉武さんへの質問をお預かりできたらと思うのですが……。
石井:自分がプリキュアになるとしたら、どのプリキュアになりたいですか?というのを聞きたいです!
──良い質問!ちなみに石井さんは?
石井:私はキュアコーラル(『トロピカル〜ジュ!プリキュア』)になりたいです。好きなプリキュアはたくさんいるんですが、ペケバリアを出してみたいです。それと、キュアフィナーレ(『デパプリ』)にもなりたいです。
──吉武さんがどのプリキュアを選ぶか、気になるところですね。
石井:以前ブラックが好きと言っていたので、ブラックかなと思いつつ……でも「なりたい」だったらまた変わるのかなと。
──聞いておきますね!では、最後に「プリキュアライブ」を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。
石井:「プリキュアライブ」は私の憧れのステージです。ステージに立てることが今から楽しみでいっぱいです。
声優の方々、歌手の皆さんと一緒に素敵なステージをお届けできたらいいなと思います。私のお歌のパワーで、皆さんに元気になってもらえたらうれしいです。
[取材・文/逆井マリ]
神奈川県横浜市出身。既婚、一児の母。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。パンクからアニソン、2.5次元舞台、ゲーム、グルメ、教育まで、ジャンル問わず、自分の“好き”を必死に追いかけ中。はじめてのめり込んだアニメは『楽しいムーミン一家』。インタビューでリアルな心情や生き方を聞くことが好き。
開催場所:パシフィコ横浜 国立大ホール(神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目1−1)
公式HP:https://www.marv.jp/special/precure_live/
■ひろがる青空公演
2023年10月21日(土)開場 12:00 / 開演 13:00
■ときめく夕空公演
2023年10月21日(土)開場 17:00 / 開演 18:00
※公演によって内容が異なります。※4歳以上はチケットが必要となります。
※4歳未満のお子さまは、保護者の方のお膝の上でのご鑑賞の場合は料金をいただいておりませんが、お席をご利用になる場合は別途チケット料金が必要です。
※上記の公演概要、出演者等は変更となる場合があります。
指定席(スペシャルCD1枚付):12,000円 (税込)
指定席:8,800円 (税込)
親子席ペア(スペシャルCD1枚付):15,200円 (税込)
親子席ペア:12,000円 (税込)
親子席トリプル(スペシャルCD1枚付):21,700円 (税込)
親子席トリプル:18,500円 (税込)
https://twitter.com/precure_live
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(C)ABC-A・東映アニメーション
(C)ひろがるスカイ!プリキュアLIVE製作委員会