『デッドマウント・デスプレイ』雷小幽役・福圓美里さんインタビュー|「自分の力や心の弱さと向き合い、少し大人になっていくのが印象的でした【第2クール連載第7回】
衝撃の異世界転生ノワールファンタジーとして、2023年4月からスタートしたTVアニメ『デッドマウント・デスプレイ』。その第2クールが10月よりスタートした。
とある異世界から現代の新宿に転生した四乃山ポルカ。大事な仲間たちと平穏を望んでいたが、彼らの周りには、レミングスや火吹き蟲といった「厄ネタ」や、ソリティアのような奇術使いなど、とてつもなく強い上に個性的なキャラクターたちが集まってきてしまう。第2クールでは、さらにヤバいキャラクターたちが登場し、ポルカたちの生活を脅かしてくるので、どんな戦いが巻き起こるのか楽しみにしてほしい。
そして、アニメイトタイムズでは第2クールの放送と連動した連載も再スタート! 第19話放送後となる第2クール連載第7回は、ポルカに敵対心を抱いていたところから、強力な味方になっていった雷小幽を演じる福圓美里さんが登場。作品への熱い想いを語っていただきました。
楽しみにしていたシーンは第2クールの“あのバトル”
――TVアニメ『デッドマウント・デスプレイ』を観て感じた本作の魅力を教えてください。
雷小幽役・福圓美里さん(以下、福圓):一癖も二癖もあって倫理観も吹っ飛んでいるのに憧れずにはいられない魅力的なキャラクターたちが、こうでもか!と入り組んで三つ巴、四つ巴になっていく様が面白すぎて。原作を読み始めたら止まらなくて、一気に最新話まで読みました。異世界と現代日本が少しずつ繋がってくる展開が鳥肌で、折々に挟まれるポルカくんの生い立ち含めた過去回想も好きです。
――福圓さんが演じている雷小幽は、どのような人物だと思いましたか?
福圓:真面目をひたすら拗らせた、と思っています。親方さまのために。それ以外どうでもいい。ポルカに対してキツイことを考えてるし、最初は二面あるキャラクターかな?とも思いましたが、ひたすらに真っ直ぐな忠誠心ゆえにこうなってるんだ!と。
――演じる上で、どのようなことを意識しましたか?
福圓:ポルカたちを受け入れるまでは、ちょっと融通の効かなさが出ればいいなと思って演じていました。あと見た目よりも実年齢が上なので、顔に引っ張られて幼くならないように、でもポルカ(屍神殿)に比べるとまだまだまだ経験の浅いひよこなので、その違いも出したいなと思っていました。
――ここまでの物語で印象的だったシーンを教えてください。
福圓:(阿牙倉)百矢くんとのバトルは原作を読んだときから楽しみにしていたので、収録の日も一段と気合いを入れて向かいました(第16話)。阿牙倉家の人間との闘いは小幽にとって精神的負荷もすごいし、身体的にも百矢くんとは真逆なので、見ていてドキドキするバトルでしたね。分散収録ではありましたが、八代(拓)さんと一緒に録らせていただけて、感謝しております。
あとは最近なくなってしまいましたが、お料理してたり、サメグッズ買ったり、お付きとしての能力も何気に高いシーンがかわいくて好きです。
――アフレコはどのような雰囲気でしたか?
福圓:毎回分散収録でした。大体3〜4人だったかな。2クールの中で、(四乃山)小夜さん、ポルカくん、(崎宮)ミサキちゃん、(繰屋)匠くん、ソリティアさん、百矢くん、(四乃山)尊さん……いろんな方と組ませていただいたので、楽しかったです。ソリティアさんいると笑っちゃうけど。