『窓ぎわのトットちゃん』、作中の演奏パートをNHK交響楽団が収録している特別映像&場面カット公開!
黒柳徹子さんの自伝的小説を原作とするアニメ映画『窓ぎわのトットちゃん』が、2023年12月8日(金)より公開されます。
本編内では、トットちゃんのパパが所属していた楽団の演奏部分をNHK交響楽団が担当しています。そしてこのたび、本編とNHK交響楽団の演奏シーン収録時の様子が合わさった特別映像&新場面カットが解禁されました。
特別映像&新場面カット解禁!
黒柳さんが「当時は日本で一番のヴァイオリニストだったと言われていた父です」と公言している程、実力派もりつなのヴァイオリニストであった父・守綱さん。本作の中では守綱さんや所属していた楽団の演奏シーンがふんだんに盛り込まれており、そのシーンを<NHK交響楽団>が演奏しています。
守綱さんはNHK交響楽団の前身である<新交響楽団>に所属し、第2の指揮者とも言われるコンサートマスターとして活躍していました。その背景を知った制作陣が「守綱さんとゆかりの深いNHK交響楽団の皆様にご協力頂きたい」と熱烈オファー。守綱さんへのリスペクトを強く持っている楽団側も「徹子さんの作品、そして守綱さんもご登場されるのであれば是非参加させてほしい」と即座に快諾し、今回の共演が実現しました。
今回解禁されたシーンは楽団がNHK交響楽団の基礎を創り上げたと言われているヨーゼフ・ローゼンシュトック指揮者と共に練習をしている場面。日本最高峰との呼び声高いNHK交響楽団が魅せる力強さと伸びやかさ、そして華やかさが融合し圧倒的な迫力を感じさせます。
さらに守綱さんが音楽家として大きな決断をする際に、自宅でヴァイオリンを奏でるシーンは、<NHK交響楽団特別コンサートマスター・篠崎史紀氏>が演奏を担当。澄み切った音色の中にも確固たる決意を感じさせる演奏を披露しており、まさに守綱さんの魂が宿ったかのような姿で見るものを魅了します。篠崎氏も「守綱さんご自身もそうだと思いますが、音楽家としてまずは作曲家や作品に対しての想いを弾く。そして、自分の想い・思想・哲学を演奏におさめるということを大切にして演奏しました。」と魂を込めて収録に臨んだことを語りました。
また、本作を観賞し「すごく心に染みる映画。今の時代に必要なことや人生において一番大事なものを問いかけていると感じましたし、大人からこどもたちへ、そして未来へのメッセージが詰まっています。」と大絶賛しました。
NHK交響楽団特別コンサートマスター篠崎史紀さんのコメント全文
すごく心に染みる映画。こどもたちの成長は大人の接し方によって大きく変わると思うので、この映画を大人がしっかりと観て、こどもたちに伝えるべきだと思います。
今の時代に必要なことや人生において一番大事なものを問いかけていると感じましたし、大人からこどもたちへ、そして未来へのメッセージが詰まっています。
幻のローゼンシュトックさんにお会いできたことも、嬉しかったです!
僕が弾いた守綱さんの演奏部分がこんなに重要なシーンだと知らなかったので、驚きました。
シーンの詳細を演奏前に聞いていたらと思うと...。事前に知らなくて良かったです。(笑)守綱さんご自身もそうだと思いますが、音楽家としてまずは作曲家や作品に対しての想いを弾く。
そして、自分の想い・思想・哲学を演奏におさめるということを大切にして演奏しました。
完成したシーンを観て、守綱さんは大きな決断をする時に自分の想いを全て音に託しているんだと感じました。
インターネットの普及で他人の情報によって自分の考えが変わってしまうことが多いけれど、あのシーンのように自分自身を確かめるために、自分の中に持っている全てを託して確かめるという行動はとても大事なことだと思います。
徹子さんは常に新しいものに興味を持ちながら、ナチュラルでもの凄く素敵な方。
すべてのことが平等に見えていて、憧れの人です。人が人と接することがどれほど素敵なことか。
それがナチュラルであればあるほど、どれだけ様々なものが見えてくるのかということを徹子さんとこの作品を通して感じ取ってもらいたいなと思います。
『窓ぎわのトットちゃん』作品情報
あらすじ
新しく通うことになったトモエ学園の校長先生は、
出会ったばかりのトットちゃんに優しく語りかけた。
「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」
トットちゃんの元気いっぱい、
すべてが初めてだらけの日々が始まるー
キャスト
(C)黒柳徹子/2023映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会