『デッドマウント・デスプレイ』繰屋匠役・内田雄馬さんインタビュー｜「ポルカが命を拾ってくれると信じていたからこそ彼自身も前へ進めた」【第2クール連載第10回】

ポルカ・匠・ミサキは最後まで一緒にいてほしい

――第22話のシナリオを読んだときの感想を教えてください。

内田：シヴィルの血族的なところ、阿牙倉マジリなど、とにかく出てくる情報が大きすぎたので、第22話以降は、たくさんの情報を解釈するだけでも噛みごたえあると思います。バトルもかなり派手になってきているので、この先2話はどうなるのかと思って、僕もワクワクしました。

匠としても、ひとつ覚悟が決まったところではあるので、それをポルカに伝えて共有していくということをしていたと思います。それもこれから先、とても大きなポイントになるので、最後まで見ていただきたいですね。

――ポルカと匠、そしてミサキ。3人の絆みたいなものも感じられたエピソードだったと思います。この3人の関係についてはどう感じていますか？

内田：お互い出会うまでは、ひとりである感覚が強かったと思うんです。だけど、あのビルにいることでひとりではない時間がすごくあって。その中で居心地の良さとか、一緒にいることが当たり前という感じになってきていたんだろうなと思います。

みんな誰もがひとりで生きざるをえないような境遇だったので、その中で支え合える人が現れたのは良かったと思うし、僕もイチ視聴者として最後まで一緒にいてほしいなと思っています。

――2クール通して、匠と向き合ってきた感想を改めてお願いします。

内田：匠は現実と素直に向き合えずに、ヘッドマウントディスプレイを付けて生きている人だったんですけど、ポルカたちと会って、誰かと一緒にいることで、誰かの思いを感じたり、誰かを信じるという気持ちを感じられたりするようになったんです。

つまり、今の自分の思いに従うことが、ポルカたちと一緒にいることでできるようになってきた。ポルカのために選ぶこともできるし、誰かのために何かをする気持ちが湧いてきているんです。勇気をみんなからもらって、匠も成長したなと思いました。僕としては、その成長を「いいぞ！」と思いながら見ていました。

ただ、まだまだ強大な存在が残っているので、それと立ち向かって、最後どうなるのかというのを視聴者のみなさまに見届けていただくことで、ポルカたちの物語がさらにその先へと進んでいくと思います。

TVアニメ「デッドマウント・デスプレイ」第2クール作品情報

放送・配信情報

TOKYO MX：10月9日より毎週月曜24:00～24:30
BS11：10月9日より毎週月曜24:00～24:30
サンテレビ：10月9日より毎週月曜24:30〜25:00
KBS京都：10月10日より毎週火曜25:00〜25:30
AT-X：10月10日より毎週火曜22:30～23:00
北海道テレビ：10月15日より毎週日曜25:45～26:15
※放送日時は予告なく変更となる可能性がございます。

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他各サービスでも順次配信開始。

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https://dmdp-anime.jp/onair/

STORY

此処とは違う異世界――。
歴戦の兵士・『災厄潰し』と希代の死霊使い・『屍神殿』の、
世界と自身の生死を賭けた勝負が決した。
――そして、舞台は新宿へ。

衝撃の異世界転生ノワールファンタジー、開幕!!

STAFF

原作：成田良悟・藤本新太（掲載「ヤングガンガン」スクウェア・エニックス刊）
監督：薩摩良寛
シリーズ構成・監督協力：小野学
キャラクターデザイン：阿部恒
脚本：小野学・菅原雪絵・冨田頼子
音響監督：山口貴之
録音スタジオ：HALF H・P STUDIO
音楽：F.M.F（奈良悠樹・eba・うたたね歌菜）
アニメーション制作：GEEKTOYS