冬アニメ『ぶっちぎり?!』灯 荒仁役・大河元気さん×浅観音真宝役・星野佑典さんインタビュー|ヤンキー×千夜一夜物語という“ワケのわからなさ”が魅力!?
まほろの可愛さを2人も絶賛!? 真っすぐに突っ走る摩利人もお気に入りのキャラクター
――まほろについてはどう思われましたか?
大河:かわいいです(即答)。
星野:僕も!(即答) 小悪魔?!的なところもいいですね。
大河:キャストとして見ていると、彼女が何かをすると、とても楽しいんです。「わっ! そんなことするんだ!?」と思える瞬間がたくさんあって。ただ、荒仁の立場だと、彼女にジャイアントスイングされている気持ちになります。でもめげないところが荒仁の強さなので。
――ヤンキー漫画の女の子は、さまざまなやり取りを通して、主人公の魅力を引き出してくれるまぶしい存在ですが、まほろもそうかもしれませんね。
大河:でもあんな魅力の引き出し方は想像できなかったかも(笑)。
星野:荒仁と彼女の掛け合いを見ていると、「荒仁は男の子なんだな」と思うことがたくさんあって。荒仁にとっての原動力にもなっている、大切でおもしろい存在であり……やっぱりかわいいなと(笑)。
――ご自身が演じるキャラクター以外でお気に入りのキャラクターを挙げるとすれば?
大河:たぶんキャストのほとんどは、摩利人(まりと)が好きだと思います。突き抜けているし、自分をワクワクさせるものに対して突っ走っていく感じがカッコいいし、強さもあって。でも他のキャラもみんな何かしら熱中していたり、熱さがあって、一途でカッコいいので、キャラクターみんなが素敵だなと思います。
星野:僕も摩利人が好きですね。彼の自由奔放さや、欲に忠実で本能で動いている感じ、好きなものに対して真っすぐなところが魅力的で。
もしリアルにそのキャラがいたとしたら、一番仲良くなりたいのは王太です。彼は落ち着いた雰囲気をまとっていて、達観した部分や大人っぽさもあって、そしてなにより世話焼きなので、一緒に行動していたらいろいろ面倒を見てくれそうなので(笑)。しっかりと芯を持っているので、安心して相談できるし、ちゃんとアドバイスもしてくれそうな頼もしさもありますし。
――映像をご覧になった感想は?
大河:アフレコ台本が普通の30分もののアニメに比べると分厚いんです。カット割りも細かい。アフレコ時の映像でもすごく動いていたので、完成版ではどうなるんだろうと楽しみになりました。
星野:真宝と蛇走が戦うシーンでは、細かい描写がされていて、すごく感動しました。あと僕が気になっているのは、キャラクターたちが着ている制服で、作中で「魅那斗會」「シグマスクワッド」「NG BOYS」の3チームが登場しますが、それぞれチームごとに個性が出ているんです。シグマは特におしゃれな感じなので、どんな色使いになっているのか楽しみにしてください。
――本作の見どころや注目ポイントのご紹介をお願いします。
大河:まずオリジナル作品で原作がないため、どんな展開になるのか誰にも予想がつかないところかなと。どのキャラクターも期待以上の動きをすると思います。良くも悪くも(笑)。
主人公の荒仁はこの世界観やキャラたちの中では異色の存在ですが、どう立ち回るのかを楽しみにしていただきたいですし、僕も収録のたび、楽しみにしています。そんな荒仁とマジンの千夜との衝撃的な出会いなど、フルスロットルです。まずは第1話を見ていただければと思います。
星野:真宝がいる「魅那斗會」と摩利人の「シグマスクワッド」、そして「NG BOYS」、3つのチームそれぞれに特色があって。チームごとのカラーと属する人たちの個性を楽しんでいただきたいです。
――MAPPA作品といえば、スピード感と迫力あるアクションシーンですが、ヤンキー作品でどうバトルが描かれるのかも楽しみです。
星野:やっぱりケンカのシーンは見どころですね。
大河:派手な動きだけでなく、時には美しく見せてくれるところがMAPPAさんのすごいところで。ぜひ期待していただきたいですし、僕たちもオンエアを楽しみにしています。
――最後に、皆さんへメッセージをお願いします。
大河:オリジナル作品ということで、まだ情報が少ない段階ですが、皆さんに興味を持っていただける熱量を込めて、スタッフとキャスト一同作っていますので、たくさんの方にご覧になっていただきたいです。
この作品を楽しんでいただくためには第1話が重要です。見逃してしまうとわからなくなってしまうかもなので。第1話はぜひ見逃さず、もし見逃した方は配信で(笑)。これからアニメシーンも何もかも“ぶっちぎって”いくつもりなので、ひとつ“世侶紫躯‼︎”ということで!
星野:回を増すごとにキャラクターがどんどん登場しますので、まずお気に入りを見つけていただいて、そのキャラがどんな動きをするのかにフォーカスを当てて見るのもいいし、荒仁と真宝の関係性に注目するのもよし、いろいろな楽しみ方をしていただけたらと思います。僕らが作品に感じたワクワク感を、皆さんにも共有していただいて、最後まで一緒に駆け抜けてください。