声優ファンなら絶対見て! こんなに豪華すぎる生朗読が東京で行われるなんて……『ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル 2024 in 東京』「声優さんと振り返る名シーン ~新生10周年スペシャル~」ステージレポート
2024年1月7日(日)〜1月8日(月)に、東京ドームで開催された『ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル 2024 in 東京』。
拡張パッケージ『黄金のレガシー』最新情報の発表はもちろん、バラエティに富んだステージプログラムも開催され、盛り上がりを見せました。
本稿では、中村悠一さん、茅野愛衣さん、内田雄馬さんをはじめとした本作のキャスト陣10名が出演し、名シーンの生朗読を披露した「声優さんと振り返る名シーン ~新生10周年スペシャル~」の模様をお届けします。
※本記事は『暁月のフィナーレ』までのメインストーリーのネタバレを含みます。ご了承ください。
朗読劇で振り返る、これまでの旅路
ステージの開幕を飾ったのは、東京ドームに到着した「暁の血盟」の面々による書き下ろしのナレーション。
会場に集った光の戦士の人数に驚くグ・ラハ・ティア、ドマ式麻雀をを打つために昨日から参加していたというアルフィノなど、メタネタを織り交ぜたコミカルな掛け合いで観客を盛り上げます。その中には、妖精王の心遣いによって第一世界から迷い込んだリーンの姿も。原初世界で”お肌ツヤツヤ”になった水晶公(グ・ラハ)の姿を見て驚く場面では、客席から思わず笑い声が漏れていました。
続いて、『暁月のフィナーレ』の主題歌「Endwalker - Footfalls」に合わせ、声優陣9名がステージに登場。「暁の血盟」キャストが並び立つ姿は圧巻という他なく、プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏も言葉を失っている様子でした。さらに、ステージに出演する10人目のキャスト、ヴェーネス役・井上喜久子さんも壇上へ。大きな歓声と拍手が会場を包み込み、その日限りの特別なステージがいよいよ始まります。
まずは、『新生エオルゼア』から『漆黒のヴィランズ』までの名シーンを振り返る朗読劇がスタート。
ヴェーネスのナレーションに合わせ、フォルタン家に亡命したアルフィノが再起するシーンやエスティニアンがニーズヘッグの両眼を貫くシーン、サンクレッドとリーンが互いの心を通わせるシーンなど、次々に披露されていきます。客席は息をのむような静寂に包まれており、これまでの旅路に思いを馳せ、涙するファンの姿も見られました。
特に印象的だったのは、ヤ・シュトラがスリザーバウで暮らす「夜の民」のルナルに別れを告げる場面。どんなときでも前を向き続け、いつかの再会を力強く約束してみせる、ヤ・シュトラというキャラクターの魅力が垣間見える名シーンだと改めて感じました。
10年分の物語に込められたキャラクターの変化と成長
ここからは、キャスト陣がこれまでの作品の歩みをトークで振り返っていきます。『新生エオルゼア』以前から本作に携わっている中村悠一さん。自身が演じるサンクレッドは、市ノ瀬加那さん演じるリーンの登場によって、キャラクターが深掘りされるようになったと振り返ります。
そこからウリエンジェ役・KENNさん、エスティニアン役・浜田賢二さん、アルフィノ役・立花慎之介も、キャラクターの変化や成長に触れつつ、それぞれの印象的な場面について語っていきました。
市ノ瀬さんがリーン役に抜擢されたのは、声優になって間もない新人の頃だったとか。がむしゃらに演じていた当時を振り返り、その初々しさがお芝居に乗っていたのではないかと分析します。加えて、今ではリーンというキャラクターを俯瞰的な目線で見られるようになった、と役に対する向き合い方の変化についてもコメントしました。