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『天官賜福』青灯夜遊こと青鬼戚容(チーロン)の情報まとめ 

『天官賜福』青灯夜遊こと青鬼戚容(チーロン)の情報をまとめてご紹介! 謝憐&花城との関係や過去についても解説

戚容は仙楽国の皇族で謝憐の従弟

 

戚容はもとは仙楽国の皇族であり、実は謝憐の従弟です。彼には「小鏡王(シャオジンおう)」という呼び名もあり、また 「容児(ロンアル)」(名+児は子世代への親しみを込めた呼称)とも呼ばれていました。戚容は非常に美しい容姿で謝憐と一見似ているのですが、よく見ると思ったほど似ていないそうです。

謝憐が17歳の頃、上元祭天遊が執り行われた当時の戚容は15、6歳くらいの少年でした。謝憐の何もかもを褒め称え、この上なく崇拝して追いかけていた戚容。口を開けば「太子従兄(にいさま)」と呼び、ほんの少しでも謝憐に迷惑をかけたりすれば、それが誰であろうと関係なく容赦なしに暴行したりも。そんな戚容の謝憐への眼差しは、幼少の頃から特別なものでした。

 

戚容の幼少期

戚容の母親は謝憐の母親である皇后の実の妹で、二人は非常に仲睦まじい姉妹でした。思春期に恋をして自由を求めた戚容の母親は、婚約を破棄して屋敷の侍衛と駆け落ちします。ところが嫁いだ相手はろくでなしで、彼は酒色に溺れ、戚容が生まれてからは妻に殴る蹴るの暴力を振るうように。

母子二人はとうとう耐えきれなくなり、戚容が5歳になると実家に戻ります。そしてある争乱の最中に、戚容の母親は皇后を庇って不幸にも流れ矢に当たってしまい、今際の際に戚容を皇后に託したのです。

謝憐の母親はもちろん全力を尽くして謝憐とほとんど同じように戚容を育ててきたのですが、どうしてか二人の性格は全く違ったものとなりました。

 

太子従兄を崇拝するように

 

戚容が母親と実家に戻ったばかりの幼い頃のこと。ある時、王族貴族が連れだって太蒼山へ祈願に行ったことがあったのですが、貴族の間では早くから彼女たち母子の事情が広まっていたため、貴族の子弟たちは戚容を仲間外れにしていました。

神武殿に到着し、美しく精巧な灯火を見て自分も皆と同じように灯火を供えて幸福を祈願したいと思う戚容。しかし、幼い彼にはどう書けばいいのかよく分からず、いろいろな人に尋ねて回ります。

すると同じ一族の子供たちは悪巧みをして騙し、そのあと戚容が書いた文字を見た謝憐は激怒。その場で灯火を叩き壊し、自ら戚容のためにもう一度灯火を用意して書き直してやると、嫌がらせをする度胸のある者など誰もいなくなりました。

それからというもの謝憐を慕うようになった戚容。その目は羨望から崇拝へと変わっていき、一日中「太子従兄」の後ろをついて回るようになったのです。かつての戚容はまだ比較的まともな人間だったと言えるのですが、どういうわけか成長するに従って次第に歪んでいってしまいます。

 

昔から戚容を知る風信との仲は?

 

風信は昔から戚容を嫌っていました。戚容は一日中謝憐につきまとっていたため、風信は謝憐の侍衛として当然彼によく会う羽目に。やることはめちゃくちゃであっても戚容は皇室の人間であり、侵してはならない存在です。とはいえ、風信は何度も戚容に楯突いては命令に逆らっており、そのせいで戚容も風信をずいぶんと嫌っていて、顎でこき使っては難癖をつけていました。

謝憐が飛昇してから戚容の態度は一層ひどくなっていき、太子従兄を崇拝して善行を積む姿が見られる一方で、やはり面倒ごとも起こしていました。しょっちゅう下界に降りてはその尻拭いをしなければならなかった風信は当然苛立っており、いつか戚容は大変な騒ぎを起こすと風信は常々言っていたそうです。

 

仙楽皇族は謝憐と戚容だけに

長らく謝憐を崇めていた戚容ですが、仙楽国が滅んだあと彼は完全におかしくなってしまいます。これまでとは打って変わって、先頭に立って謝憐の廟を燃やし殿を壊し、至る所で跪く石像と太子敷居を造り、謝憐を苦しめようとする戚容。そんな彼の行為に対し謝憐はできる限り堪え忍び、周囲に影響を及ぼすようなら極力阻止してきました。

その後、長い間二人が会うことはなかったようですが、謝憐は思いがけず戚容の根城で彼と再会することになったのです。現在、この世に残っている仙楽皇族はもう彼ら二人だけとなってしまいました。

花城は謝憐のことだけでなく戚容が何者かも知っていて、仙楽皇族である謝憐と戚容の関係や不和についてまで把握しています。

 

 

アニメ第2期の第9話では、花城が戚容を痛めつけながら執拗に「安楽王(アンローおう)」について聞くなかで、戚容は永安人の皇族が皆殺しにされた「鎏金宴大殺戮」に関わっていたことを漏らしていました。生前の戚容は仙楽人であり、永安人を心底嫌っていたのは確かですが、謝憐と戚容の話は食い違っています。いったい何が真実なのか、この後明かされていく鎏金宴や安楽王の死の真相にも注目です。

 

 

アニメで青鬼戚容の声を担当しているのは?

中国語版:梁達偉さん
日本語吹替版:橘 龍丸さん

 

 

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数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスを愛し、大好きな作品はたくさんありますが『チェリまほ』が心のよりどころです。そして『魔道祖師』をはじめ中華BLの沼へ。趣味は国内外のBL漫画や小説を読むこと&ドラマ観賞で、これまでに執筆した記事は『チェリまほ』『美しい彼』『魔道祖師』『陳情令』『ENNEAD』など。

この記事をかいた人

藤崎萌恵
数年前にBLと出会い、心に潤いを取り戻しました。BLとブロマンスが癒し。主な記事は『チェリまほ』『陳情令』等。

担当記事

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