『変人のサラダボウル』各話後オフィシャルインタビュー:第8回は、閨春花役 真野美月さん|別れさせ工作員というのがどういう仕事なのかを調べるところから始めたんです
出てくる登場人物が変人ばかり!? 平坂 読×カントクコンビがこの時代に放つ、天下無双の群像喜劇、TVアニメ『変人のサラダボウル』。貧乏探偵、鏑矢惣助が尾行中に出逢った魔術を操る異世界の皇女サラ。そして、サラを追ってきた女騎士リヴィア。2人は予想の斜め上をいく日常を過ごしていく。
学校に行きたいというサラの願いを叶えるべく、実子として迎えることにした惣助。そんな中、惣助と結婚したらとまで妄想する閨 春花……。一方リヴィアは、望愛とプリケツにバッタを振る舞い、バンド名(救世グラスホッパー)も決定する。また小学校に通うサラに裏切られた友奈……。第8話も盛りだくさんな回でした。
連載第8回は、惣助の後輩で別れさせ工作のエキスパート・閨 春花を演じる真野美月さんに、作品についてたっぷりと話を聞いた。
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初めての全員でのアフレコで感じたキレキレの惣助のツッコミ
ーー『変人のサラダボウル』という作品に、どんな印象を持ちましたか?
真野:岐阜を舞台にしたファンタジー作品という印象で、私は岐阜に行ったことはないんですけど、観光地や食べ物が結構出てきたので、聖地巡礼をしたくなる作品だなと感じました。
ーー真野さんが演じる閨 春花は、どんなキャラクターですか?
真野:別れさせ工作員で、「もしかしたら自分に気があるのかもしれない」と相手が思うような清楚な美人なんですけど、私にそれをやれるのか?と思いました。
なのでまず、別れさせ工作員というのがどういう仕事なのかを調べるところから始めたんですけど、かなり難しい仕事みたいです。短期間で相手の懐に入らなければならないので、人見知りの私にはできないような仕事だと思いました(笑)。
ーー調べたことも活かしつつ、他にはどんなことを意識しましたか?
真野:惣助先輩をどれだけ好きになれるか、を考えました。閨ちゃんは自覚していないんですけど、それだけに心から好きなんだろうなと思ったので、そこは研究しました。
あとは、別れさせ工作員としての仕事にプライドを持っている“自立した女性”ということを意識して演じています。
ーー真野さんは2019年デビューなので、全員でやるアフレコはあまり経験がないと思うのですが、どうでしたか?
真野:かなり緊張しました! 分散収録はやってきていたんですけど、みんなで収録するというのは初めての経験で、AパートもBパートも皆さんがいらっしゃるし、マイクワークもあったのでドキドキだったんです。でも、温かい現場だったのでリラックスして臨めました。
台本の持ち方もそれぞれで、マイクへの近さも皆さん違っていたので、勉強になるなと思いながら見ていました。
ーー皆さんの声はいかがでしたか?
真野:もちろん、イメージ通りだったんですけど、古川 慎さんが演じていらっしゃる惣助さんはツッコミがキレキレで、さすが惣助さん!って思いながら見ていました(笑)。
ーーアフレコで話すことはできましたか?
真野:別の現場で一緒だったことがあるサラ役の矢野妃菜喜ちゃんや、事務所の先輩もいらしたので、だいぶ心強かったです。近くにいる方とはお話ができたんですけど、まだちょっと人見知りなところもあったので、もっと話せれば良かったなとは思っています。