『変人のサラダボウル』各話後オフィシャルインタビュー:第7回は、愛崎ブレンダ役 沼倉愛美さん|この先どんどん皆さんに好きになってもらえるんじゃないかなというくらい、かわいらしい姿がたくさん見られると思います!
出てくる登場人物が変人ばかり!? 平坂 読×カントクコンビがこの時代に放つ、天下無双の群像喜劇、TVアニメ『変人のサラダボウル』。貧乏探偵、鏑矢惣助が尾行中に出逢った魔術を操る異世界の皇女サラ。そして、サラを追ってきた女騎士リヴィア。2人は予想の斜め上をいく日常を過ごしていく。
学校に行きたいというサラの願いを叶えるべく、惣助が自分の子供になることを提案した第7話。惣助の過去や、サラのギャンブル(競馬)の才能が明らかになるなど、この先が気になる展開ばかりでした。
連載第7回は、惣助のことがお気に入りの弁護士・愛崎ブレンダを演じる沼倉愛美さんに、作品やブレンダの魅力を聞きました。
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ブレンダさんは、ある意味“普通の人”
ーー愛崎ブレンダ役は、平坂 読先生の指名だったそうですね。
沼倉:平坂 読先生が原作のTVアニメ『妹さえいればいい。』で、大野アシュリーという税理士を演じておりまして、ブレンダさんは、見た目がアシュリーにそっくりな弁護士さんなので問い合わせをいただいたんです。私としては断る理由はありませんので、ふたつ返事で受けさせていただきました。まさか、こんなふうにつながるとは思っていなかったので、嬉しい驚きでした。
ーー『変人のサラダボウル』という作品に、どんな印象を持ちましたか?
沼倉:キャラクターがかなりぶっ飛んでいて、現代なんですけど、魔術とか異世界の要素があって、サラ(CV.矢野妃菜喜)とリヴィア(CV.M・A・O)が規格外の事件を起こしてくれるんですよね。特にリヴィアさんはすごいな!と思いながら見ていました(笑)。でも、サラをすんなり受け入れる惣助くん(CV.古川 慎)も、常識人だけど、ちょっと変なんだなと思いました。
あと、岐阜県が舞台になっていて、ご当地要素も入っていたり、見どころが多い作品だと思います。
ーーブレンダは、どのようなキャラクターですか?
沼倉:この段階だと、お仕事で惣助くんとサラちゃんに接することが多いんですよね。基本的には、見た目は幼いけど、しっかり仕事ができる大人で、ここから人間性がだんだん見えてくる感じだと思います。なのでこれ以降、変化が見られるかもしれませんね(笑)。
ただ今後の展開も知った上で、言ってしまうと、ある意味、普通の人だなって思いました。周りに比べると変人な部分は少ない気がしています。
ーー演じる上では、どのようなことを意識していましたか?
沼倉:私を指名してくださったということは、アシュリーさんを彷彿とさせるところが欲しかったのかな?と思ったので、最初の出番のところでは意識したんですけど、アシュリーさんを連れてくるというよりは、響きを少し意識するくらいだったと思います。
初めは見た目もあって「似ているのかな?」と思ったんですけど、どんどん違いが見えてきたので、そこからはあまり気にしなくなりました。実際、アフレコでも演技については何も言われていなかったです。会話のテンポを大事にしている作品だったので、決まっている尺を大事にしてほしいということくらいでした。
あと、アフレコをみんなでできたことは大きかったです。
ーー大人数でのアフレコはどうでしたか?
沼倉:ブースの中が賑やかで、懐かしい感じがしました。プリケツ役の大地 葉ちゃんとは結構付き合いが長くて、私が初めてアニメのオーディションに受かったくらいの作品でご一緒しているんですよ。最終話で席が隣になったとき、そう言えば、あの作品の舞台も岐阜だったよねって話をしたので、10年ちょっと経って、岐阜に戻ってきたのかって、感慨深くなりました(笑)。
でも、合間にそういう雑談ができることも、ここ数年はなかったので嬉しかったですし、古川 慎くんが折々で、全員に聞こえるように話題を投げてくれて、みんなで笑い合うことができたので、すごく空気を作ってくださっていたなと思います。