モクミスが叶えてくれた子供の頃の夢。地道に頑張ってきた日々が、かけがえのない“今”に繋がっている――『特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター』モクミス役・川村文乃さん(アンジュルム)インタビュー
私自身が高知に興味を持つきっかけになれたら
ーー普段のご活躍を拝見していて、川村さんは、新しい挑戦をとにかく楽しんでいる印象があります。
川村:子どもの頃から、気になったことは何でも「やってみたい!」と思うタイプだったんです。大好きなハロプロのオーディションを受けたり、1級マグロ解体師の資格を取ったり、何でも挑戦したいという気持ちや姿勢は常にありました。
ーーそういう意味では、モクミスを演じることは川村さんにとっても新鮮で、思い出に残るお仕事になったのではないでしょうか。
川村:一生の思い出です! 撮影現場では「映画の撮影ってこうなっているんだ」と驚くことばかりで、20年前から撮り続けているみなさんのチームワークを感じました。宇宙人(リドミハ星人)の役を演じる経験もなかなか貴重だと思います。怪獣や宇宙人になってヒーローと戦うとか。そういう子供の頃の夢が叶えられて嬉しいです。
ーー「演劇女子部」などでもお芝居を経験されていると思いますが、元々演じること自体がお好きなんですね。
川村:私は“何かになること”がすごく好きなんです。「演劇女子部」では、一定期間みっちり役に向き合っていました。普段の自分とは違う自分になるためのスイッチの切り替えが必要なので、思いっきりやることが大事だと思います。アンジュルムのみんなと舞台をやっている間は、全員が役のまま生活することもあって(笑)。今でも舞台で歌った曲がふと浮かんできて、みんなで歌うことがあります。
ーー今作はもちろん、アンジュルムでの単独高知公演(ホールツアー)など、今年に入ってから川村さんの夢や目標がどんどん叶っていると思います。ご自身では今の状況をどのように受け止めていますか?
川村:大人になるたびに、小さい頃から地道に頑張ってきたものが身になっている気がしていて、色々なところで繋がっているんだなと実感することが多いんです。これまでも高知のお仕事を沢山やらせていただきましたが、映画に出たり、ライブができたり、どんどん広がっていく感覚というか。そうして、大好きな高知に関わる人が増えていくのはすごく嬉しいですし、私自身が高知に興味を持つきっかけになれたらなと。映画には高知の名所もたくさん登場しているので、ぜひ高知のことを好きになっていただけたらと思います。
[インタビュー・写真/小川いなり]
『特捜戦隊デカレンジャー20th ファイヤーボール・ブースター』作品情報
あらすじ
急行したウメコとセンは、現場にいたジウジッソ星人の子・マープルから怪しい女エイリアンがいたと目撃情報を得る。姿を現したエイリアンの確保を試みるデカレンジャーたちの前にプレミアデカレッドが登場するが、呼吸が合わずに取り逃がしてしまう。
プレミアデカレッドに変身していたのは、バンが指導するファイヤー・スクワッド所属の新人・江戸川塁。バンと塁は地球に落ちた未確認物体の調査に来たところだった。その後の捜査で容疑者となるアリエナイザーの正体は、銀河の麻薬王タレワラーネの妻・ラエンジョと判明。タレワラーネは塁にデリートされていて、その復讐でラエンジョが行動しているのでは?という捜査方針から、ラエンジョを追ってホージーとジャスミンはラエンジョの住んでいたチーマ星へ、バンとウメコと塁はエイリアン特区へ向かった。
一方、爆破現場一帯から発見された手掛かりの謎を追って、センとテツはあらゆる植物に精通した牧野植物園学芸員モクミスに会うために高知へ駆けつける。だがふたりを前にしたモクミスは、リドミハ星人の姿になっていきなり攻撃をしかけてきた!
デカレンジャーたちの捜査は果たして事件を解決に導けるのか!?
キャスト
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