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『真夜中ぱんチ』伊藤ゆいな(苺子役)インタビュー【連載第8回】

『真夜中ぱんチ』苺子役・伊藤ゆいなさんインタビュー|苺子のようなキャラクターをやりたくて声優になった【スタッフ・声優インタビュー連載第8回】

「苺子のようなキャラクターをやりたくて声優になった」

ーー第5話放送時点までで、化学反応が起きたシーンとは、どのシーンでしょうか?

伊藤:やはり、カジキマグロのシーンでしょうか。初のレギュラー作品ですが、スパイスとして機能できて嬉しかったです。第3話で瞳さんがアフレコに合流してからは、個人的に瞳さんの演技をギャグのお手本にしていたので、更に自分の演技の幅が広がった感覚もありました。

ーー伊藤さんが苺子を演じたからこそ起こった、化学反応ですね。先ほど、伊藤さんご自身と苺子に親和性があるというお話もありましたが、オーディションの段階から感じられていたのでしょうか?

伊藤:感じていました! 資料をいただいた段階で「やりたい!」と思いましたし、苺子のようなキャラクターをやりたくて声優になったと言っても過言ではないですね。

ーー運命の出会いですね! ちなみに、伊藤さんは苺子のことをどのようなキャラクターだと分析していますか?

伊藤:おもしろ担当で、マスコットみたいな可愛さがあって……ムードメーカー的立ち位置のキャラクターかなと思っています。この通りのキャラクターをやってみたいと思っていたので、「やっと会えた!」と思いました。

ーーオーディションの手応えはいかがでしたか?

伊藤:テープオーディションの時は多少の手応えがあったのですが、スタジオオーディションでは全く手応えがなかったんです……。「落ちたかもしれないけれど、良い経験になったし楽しかったな」と思っていたら合格の連絡をいただけたので、泣いて喜びました(笑)。デビューしてから支えてくださっていたスタッフさんたちが、みんな喜んでくださって。一層「頑張るぞ!」と思いましたね。

ーー初のメインキャラクターを担当されたということで、現場でも色々な刺激があったと思いますが、現場での思い出などについてお聞かせください。

伊藤:第1話から最終話まで、全てが勉強でした。演技のことはもちろん、現場での立ち回り方なども他のキャストさんやスタッフさんが教えてくださって、ありがたかったです。収録現場もアットホームで温かい雰囲気だったので、居心地も良かったですね。

あと、オリジナル作品に参加することも初めてだったので、「スタッフさんと私で、一からキャラクターを作っていく」という経験も積むことができました。

ーーキャストも幅広いメンバーが揃っていますよね。

伊藤:そうですよね! 『真夜中ぱんチ』だからこそ集まった、個性の強い方々だなと思います。

ーーちなみに、苺子以外で気になるキャラクターを挙げるとすれば?

伊藤:面白いと思うのは譜風です。苺子は譜風のことを子分だと思っているのですが、その関係性も特有のものなので、良いですよね。譜風の面白さはこれから更に強くなっていくのですが、羊宮(妃那)さんだからこそできた譜風だなと思っています。毎回のアフレコで「そうくる!?」と衝撃を受けていました。

ーー羊宮さんは、現場に行ってから苺子と譜風の関係を考え直した、とおっしゃっていました。

伊藤:お互い見下し合っているというか、とにかく面白い関係ですよね(笑)。譜風は、今までの羊宮さんが担当されたキャラクターとはイメージが違って、ポップでコメディ色が強いキャラなので、思わず吹き出しそうになりながらアフレコをしていました。

後半戦のエピソードでは「面白いだけじゃない面も見えてくる」

ーーキャストのみなさんの個性は、オープニングテーマ『ギミギミ』にも反映されていますよね。レコーディングはいかがでしたか?

伊藤:『ギミギミ』は、今まで歌った曲の中で一番難しかったです……(笑)。ディレクションしてくださった方も「この曲は本当に難しい曲なので、この曲が歌えれば何でもできますよ!」と励ましてくださって、良い経験になりました。もう怖いものはないです!(笑)

実は『ギミギミ』に加えてもう1曲歌わせていただいているので、そちらもぜひ楽しみにしていただきたいです。キャラクターとしてアニメの歌を歌うのも初めてだったので、嬉しかったです。

ーー大勢でのレコーディングも初めての経験だったと思います。

伊藤:作品は一人で作るものではなくて、全員で作るものなんだ、と実感しました。レコーディング現場に向かうまで一人で練習していたこともあって、「まずは自分がしっかりやらなきゃ」と強く思っていたのですが、レコーディング現場でもスタッフさんに色々と教えていただいて、支えていただいて……本当にありがたかったです。

レコーディングが終わって、出来立ての仮音源を聞かせていただいたのですが、感動して泣いてしまいました。それくらい、たくさん勉強させていただいたし、視野を広げていただけたレコーディングでしたね。

ーー良い話……! 本当に貴重な体験をされたのですね!

伊藤:アフレコやレコーディングに臨む声優さんたちの力や努力を実感することができましたし、その裏にはアニメを支える人が大勢いらっしゃることもわかりました。この取材もそうですが、ひとつの作品を作るのに、こんなにたくさんの人が携わっているんだ、と『真夜中ぱんチ』で知ることができましたね。これからも、一つひとつの作品に丁寧に向き合って頑張ろうと思いました。

ーー最後に、第6話以降の『真夜中ぱんチ』において、伊藤さんが考える見どころについて教えて下さい。

伊藤:ひとつにまとめられないくらい、たくさんあります……! これからも『真夜中ぱんチ』らしい面白い展開が続いていきますが、面白いだけじゃない面も見えてくると思いますので、全部を楽しみにしていただきたいです!

ーー楽しみにしています! ありがとうございました!

[インタビュー/逆井マリ 文/西澤駿太郎]

連載バックナンバー

TVアニメ「真夜中ぱんチ」作品情報

2024年7月8日(月)より放送中!
《動画投稿、はじめます!?》

放送・配信情報

■放送
TOKYO MX・AT-Xほかにて7月8日(月)放送・配信開始!
TOKYO MX:7月8日より 毎週月曜 22:30~
AT-X:7月8日より 毎週月曜 22:30~
【リピート放送】毎週水曜 10:30~/毎週金曜16:30~
BS11:7月8日より 毎週月曜 23:00~
KBS京都:7月8日より 毎週月曜 24:00~
サンテレビ:7月8日より 毎週月曜 24:00~
チューリップテレビ:7月8日より 毎週月曜 25:50~
※放送開始日・放送時間は変更となる場合がございます。予めご了承ください

■配信
dアニメストアにて7月8日(月)22:30より地上波同時・最速配信!
dアニメストア:7月8日より 毎週月曜22:30~
U-NEXT:7月11日より 毎週木曜 22:30~
アニメ放題:7月11日より 毎週木曜 22:30~
その他サイトも7月13日(土)22:30~以降、順次配信予定!
詳細は各サイトでチェック!

INTRODUCTION

「真夜中なのにおっはよー!真夜中ぱんチです!」

世界でもっとも見られている動画投稿サイト「NewTube」。

3人組NewTuber「はりきりシスターズ」の「まさ吉」こと真咲は、生配信中の問題行動が炎上し、チャンネルをクビになってしまう。

起死回生を狙う真咲の前に現れたのは、なぜか彼女に運命を感じたヴァンパイアのりぶ。

その超人的な能力があれば、目標のチャンネル登録100万人だって夢じゃない!?

真咲は、自分の血に惹かれるりぶに動画出演を依頼。

対価として差し出したのは......。

「100万人が達成できたら、いいよ。私を食べて」

りぶの暮らす晩杯荘の仲間たちを巻き込み、絶対夢を叶えたい動画投稿少女×絶対食べたいヴァンパイアの決死の動画撮影が始まる!!

現代人共感必至!?

「パリピ孔明」スタッフが贈る、ワケあり動画投稿者たちのハイテンション・ガールズ”再生”ストーリー!

STAFF

原作:動画投稿少女
監督:本間修
シリーズ構成:白坂英晃
キャラクター原案:ことぶきつかさ
キャラクターデザイン:有間涼太
総作画監督:有間涼太、さとう沙名栄、合田真さ美
メインアニメーター:鍋田香代子
美術設定;藤井祐太
美術監督;前田有紀
色彩設計;江口亜紗美
撮影監督;児玉純也
2Dworks:吉垣誠
3D監督:小川耕平
編集:髙橋歩
音楽:tepe、樂
音楽制作:ハートカンパニー
音響監督:飯田里樹
音響効果:小山恭正
録音調整:安齋歩
音響制作:dugout
アニメーション制作:P.A.WORKS
製作:「真夜中ぱんチ」製作委員会

CAST

真咲:長谷川育美
りぶ:ファイルーズあい
苺子:伊藤ゆいな
譜風:羊宮妃那
十景:上田 瞳
ゆき:茅野愛衣
橘花:安済知佳
乙美:近藤玲奈

公式サイト
公式X(@mayopan_anime)
推奨ハッシュタグ:#マヨぱん #mayopan

(C)2024 KADOKAWA/P.A.WORKS/MAYOPAN PROJECT
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