アニメ『デリコズ・ナーサリー』インタビュー第2弾:小西克幸さん(ゲルハルト役)|絵画チックの美しい絵を動かした映像に感動。舞台発の作品だからこそのスタッフのこだわりも
吸血種の壮大なる歴史を綴っている人気舞台『TRUMPシリーズ』が遂にアニメに! アニメ『デリコズ・ナーサリー』が2024年8月7日より好評放送中!
放送開始記念のキャストインタビュー企画第二弾に登場いただくのはゲルハルト役を演じる小西克幸さんです。作品とゲルハルトの印象から話題は子育てと家事へ。作品の見どころと世の男性に響く、小西さんの熱い「家事論」をぜひ心して、読んでください。
第1弾はこちら
考察好きにはたまらない設定と子育てのひどさで、風邪を引くくらい高低差があるアニメ!?
――この作品の台本を読まれたり、演じられた印象や魅力を感じた点をお聞かせください。
小西克幸一さん(以下、小西):元々、『TRUMPシリーズ』は舞台で作られてきた作品ですが以前、『TRUMPシリーズ』の年表を見させていただいたら、とんでもない量だったので、「この歴史はすごいな」と。
この『デリコズ・ナーサリー』は、歴史や情報量、頻発する専門用語など考察好きの人にはたまらない作品だろうなと思いました。どんどん沼にハマっていきそう。そこに吸血鬼というみんなが好きな要素が入ってきて、更に子育ても重要な要素になっていて。
この取材の時点では、まだ完成映像は2話までしか見られていませんが、1話で子育てが始まりましたけど、2話ではゲルハルトたちの子育てがひどくて(笑)。みんな子育てに慣れていないけど、今後どうなっていくのかというところも見どころじゃないかなと思います。
――この作品はシリアスとコメディのギャップがすごいですね。
小西:風邪を引くくらい高低さがあると思います(笑)。
ゲルハルトは生真面目過ぎて、貧乏くじを引かされそう。自分が演じることになったのは謎!?
――演じられているゲルハルト・フラという役柄の印象や魅力を感じる点をお聞かせください。
小西:中心的なメンバーが4人いる中で、ゲルハルトは一番厳格で真面目過ぎる性格です。自分の血筋や任務をとても大事にするあまり、ダリに対しても「お前はちゃんとできるはずなのに、何でやらないのか!」と怒りやもどかしさを感じていて。常にイライラしているから「この人は貧乏くじを引かされてそうだな」と同情してしまいます(笑)。
ダリとは望む望まないに関わらず、いつの間にか、くされ縁になっていて。昔からの付き合いで、いつもどこかでダリのことが気になるんでしょうね。放っておけばいいのに、つい面倒をみてしまうという。今後は任務と子育てを両立することになりますが、元々、父性みたいなものがあったんじゃないかなと感じました。
――ちなみに『TRUMPシリーズ』の舞台はご覧になられましたか?
小西:実は舞台も映像もまだちゃんと見ることができていなくて。上演中のカットはいくつか見させていただきましたが、どれも素敵で。「俺が本当にこれをやるのか」というプレッシャーを感じてしまいました(笑)。僕自身も「ゲルハルト役で、なぜ自分が受かったんだろう?」と今でも不思議です。
――森田さんも同じようなことをおっしゃっていました。
小西:じゃあ仲間ですね(笑)