『真夜中ぱんチ』ゆき役・茅野愛衣さんインタビュー|みんなが芝居で“ぱんチ”しあっている現場でした。もろに喰らうこともあれば、手で受け止められることもあって、すごく楽しい【スタッフ・声優インタビュー連載第13回】
みんな『真夜中ぱんチ』が大好きなんです
茅野:現場の雰囲気もとても良くて。オリジナル作品なので、「このセリフ気になる」というところがあれば、どんなに小さなことでも(制作陣が)相談に乗ってくれたんですよ。こちらの疑問には全部応えてくださる現場でした。「じゃあそれでいきましょう」「こういう理由があってこの口調にしているので、このままで大丈夫です」とか。オリジナルだからこその柔軟性がある現場だったなって思っています。みんなが意見を出し合えるような環境でしたね。
──苺子役の伊藤さんには「苺子は普通じゃなくしてください」「面白くしてください」といったディレクションがあったそうですね。
茅野:そうそう。しかも、ゆいなちゃんからとんでもないのが出てきたりするので(笑)、みんな大爆笑でした。びっくり箱みたいな。
ゆいなちゃんは初めてのレギュラーということで、緊張しているのが伝わってきました。でも少人数だったからこそ、緊張していることも近くで分かってあげられていたし、「一緒にチームとしてやっていこう!」って気持ちをゆいなちゃんも感じてくれていたんじゃないかなって思っています。
最後にみんなにお手紙を書いてきてくれたんですよ。感謝の気持ちがいっぱい綴られていて、思わずみんなでうるうるしてしまいました。みんな『真夜中ぱんチ』が大好きなんですよね。休憩中も『真夜中ぱんチ』の話をよくしていました。今後の展開だったり、キャラクターのことだったり。
──茅野さんは気になっていたキャラクターだったり、特段好きなキャラクターだったりというのはいるのでしょうか?
茅野:みんな好きなんですよねえ。誰かがひとり欠けても違うだろうなって思えるところが、『マヨぱん』のすごいところです。気になるキャラという意味ではマザーですかね。井上喜久子さんが演じてくださって。一緒に収録することは叶いませんでしたが、本編を見て、すごく面白くて、最高だなって。もし今後、作品のイベントがあったら、喜久子さんの声で前説をやってほしいです。
──それは想像が膨らみますね(笑)。
茅野:「マザーからの指令」とか(笑)。思わずいろいろなことを想像するぐらい、遊び要素がたくさんあるので。作品の話に花が咲きすぎてしまいます。こういう取材を受けていても普通に雑談しちゃう、すみません!
──とんでもない、私もついつい色々と聞きたくなってしまって。どんどんと話が広がるくらい、楽しさが溢れている作品だなと改めて感じております。でも本当にキャラも可愛いし、キャラデザインも可愛いですね。
茅野:ことぶきつかささんのデザイン、すっごくかわいいですよね。最終回のアフレコの時に、色紙を持ってきてくださったんです。それを私が(みんなの分と一緒に)写真を撮っていて。本当にかわいいんですよ(と、その写真を見せてくれる)。
──めちゃくちゃかわいいですね……!(※インタビュー時はことぶきさんインタビュー実施前)
茅野:後ほど、監督から事務所宛に「写真データをいただきたいのですが……」というご連絡をいただき笑ってしまいました。私たちは直接ことぶきさんからいただいてしまったので「そりゃそうだよね! スタッフさんたちも見たいよね!」って。
りぶに帰ってきてほしい
──OPテーマの「ギミギミ」もにぎやかですよね。音楽面で特に印象に残っていることはありますか?
茅野:めちゃくちゃ良い曲ですよね! OPテーマもEDテーマも、ハラミちゃんさんが参加されていて、はせみちゃん(長谷川育美さんの愛称)が「ハラミちゃんのピアノで歌えるのが嬉しい!」と感動していました。
「ギミギミ」はかわいらしくて、仮歌をいただいたときから「クセになる曲だなぁ」という印象がありました。パッケージにソロverも収録されると伺っています。レコーディングではそれぞれがまるっと録っていたので「使わないのはもったいないな〜」って話をしていたんです。キャラクターごとに個性が全然違うので、それぞれのキャラクターごとに聴きたいなと思っていたので嬉しいですね。
──レコーディングはいかがでしたか?
茅野:オリジナルということもあり、細かくキャラクター性を確認しながらディレクションしてくださったのでありがたかったです。EDテーマの「編集点」については、はせみちゃんが「語りが多いので難しかった」と以前のインタビューで言っている一方、OPテーマはとにかくわちゃわちゃなので。そんな中でも、ゆきらしさ──ゆきりんこはその時は知らなかったので(笑)、ゆきとしての歌声で挑みました。私も大好きな曲なのでたくさんリピートしてほしいです。
私の前はゆいなちゃんがレコーディングしていたのですが、ゆいなちゃんは初めてのレコーディングだったんです。全部繋いだ音を聴いて、感動してめちゃくちゃ泣いてて「苺子まんまやん!」って。「ギミギミ」のメイキングムービーも楽しんでほしいです。
──さて、来週はいよいよ最終回です。最後に、第12話に向けてのコメントをいただけたらと思います。
茅野:ここにきて「こんな展開になるなんて」と驚かれていると思います。りぶが帰って来るのか、真咲の想いは届くのか。吸血鬼たちから、マザーの追っ手からマヨぱんは無事に逃れることができるのか、そして100万人を突破して、晩杯荘を守ることができるのか。
苺子は、「りぶ様は戻ってきます!! それで100万人も達成して晩杯荘も残ります! 全部、今まで通りに戻るんですから!」って言ってますけど、苺子が言う事ってあんまり叶ってないんですよね(苦笑)。
苺子の願いも叶えたいし、りぶに帰ってきてほしいという想いでいっぱいですので。ぜひこの『真夜中ぱんチ』の最終回を楽しみにしていてください。
[取材・文/逆井マリ]
連載バックナンバー
TVアニメ「真夜中ぱんチ」作品情報
2024年7月8日(月)より放送中!
《動画投稿、はじめます!?》
放送・配信情報
■放送
TOKYO MX・AT-Xほかにて7月8日(月)放送・配信開始!
TOKYO MX:7月8日より 毎週月曜 22:30~
AT-X:7月8日より 毎週月曜 22:30~
【リピート放送】毎週水曜 10:30~/毎週金曜16:30~
BS11:7月8日より 毎週月曜 23:00~
KBS京都:7月8日より 毎週月曜 24:00~
サンテレビ:7月8日より 毎週月曜 24:00~
チューリップテレビ:7月8日より 毎週月曜 25:50~
※放送開始日・放送時間は変更となる場合がございます。予めご了承ください
■配信
dアニメストアにて7月8日(月)22:30より地上波同時・最速配信!
dアニメストア:7月8日より 毎週月曜22:30~
U-NEXT:7月11日より 毎週木曜 22:30~
アニメ放題:7月11日より 毎週木曜 22:30~
その他サイトも7月13日(土)22:30~以降、順次配信予定!
詳細は各サイトでチェック!
INTRODUCTION
「真夜中なのにおっはよー!真夜中ぱんチです!」
世界でもっとも見られている動画投稿サイト「NewTube」。
3人組NewTuber「はりきりシスターズ」の「まさ吉」こと真咲は、生配信中の問題行動が炎上し、チャンネルをクビになってしまう。
起死回生を狙う真咲の前に現れたのは、なぜか彼女に運命を感じたヴァンパイアのりぶ。
その超人的な能力があれば、目標のチャンネル登録100万人だって夢じゃない!?
真咲は、自分の血に惹かれるりぶに動画出演を依頼。
対価として差し出したのは......。
「100万人が達成できたら、いいよ。私を食べて」
りぶの暮らす晩杯荘の仲間たちを巻き込み、絶対夢を叶えたい動画投稿少女×絶対食べたいヴァンパイアの決死の動画撮影が始まる!!
現代人共感必至!?
「パリピ孔明」スタッフが贈る、ワケあり動画投稿者たちのハイテンション・ガールズ”再生”ストーリー!
STAFF
原作:動画投稿少女
監督:本間修
シリーズ構成:白坂英晃
キャラクター原案:ことぶきつかさ
キャラクターデザイン:有間涼太
総作画監督:有間涼太、さとう沙名栄、合田真さ美
メインアニメーター:鍋田香代子
美術設定;藤井祐太
美術監督;前田有紀
色彩設計;江口亜紗美
撮影監督;児玉純也
2Dworks:吉垣誠
3D監督:小川耕平
編集:髙橋歩
音楽:tepe、樂
音楽制作:ハートカンパニー
音響監督:飯田里樹
音響効果:小山恭正
録音調整:安齋歩
音響制作:dugout
アニメーション制作:P.A.WORKS
製作:「真夜中ぱんチ」製作委員会
CAST
真咲:長谷川育美
りぶ:ファイルーズあい
苺子:伊藤ゆいな
譜風:羊宮妃那
十景:上田 瞳
ゆき:茅野愛衣
橘花:安済知佳
乙美:近藤玲奈
公式サイト
公式X(@mayopan_anime)
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