どんどん愛しくなる那織。山場だった第5話でその賢さに触れるーー『恋は双子で割り切れない』インタビュー連載第11回:神宮寺那織役・内田真礼さん
電撃文庫から刊行中の『恋は双子で割り切れない』がTVアニメ化! 2024年7月10日よりAT-X、TOKYO MXほかにて放送中です。
白崎純と琉実・那織の神宮寺姉妹は小さいころから家族同然で育った幼なじみ。特定の関係を持つでもなく交流を続けてきた3人の関係は、ある日、琉実が発した一言でいびつな三角関係へと変わっていきます。
放送を記念して、キャスト陣のメールインタビューを実施! 第10話放送後の今回、神宮寺那織役・内田真礼さんに第10話を振り返っていただきました。
那織にとっての山場だった第5話
ーー第10話までのエピソードを通して、印象的な場面やセリフをお聞かせください。また那織の変化を感じたエピソードがあれば合わせてお聞かせください。
神宮寺那織役・内田真礼さん(以下、内田):ここまでで好きなシーンは、2話の那織が可愛くて好きです! 彼女のオタクで博識で、なんにでも返してくる頭のよさが遺憾無く発揮されていて、なおかつ女の子らしい姿もたっぷり描かれていたのが2話だったのでとてもお気に入りです。この回を演じ終わった時に、いけるぞと、心が決まったような記憶があります。那織は、回を重ねる毎に、色んな表情がでてきて、弱点もより見えてきてるのでどんどん愛しさが増しています。
ーー第5話では琉実と那織がこれまで以上にぶつかり合いました。このシーンのアフレコはどんな様子でしたか? また、改めて後本さんの演技に対する印象もお聞かせください。
内田:5話は那織にとって、ひとつの山場だったと思います。気持ちを切り替えて、次の関係値を作り替えるのは、演じていても出来上がったものを見ていても、かなり骨が折れるというか、、(笑)
ここまでやりきった那織の、頭の良さは素直にすごい!と思いました。琉実を怒らせて、本音を引き出させることで自分と対等な関係を作り出す。演じていても、何歩も先まで考えて1番本質の部分を出さない那織は、とても難しく面白いキャラクターでした。5話がきっかけで、後本さんとのやりとりもより双子の空気感というか、演じていてもやりやすさを感じてきていて、緊張していたのも少しずつ解けてきたかな?と思ったのが5話でした。