構えることなく、自然体で。織田作の“不殺”を胸にーー『文豪ストレイドッグス』「黒の時代」編リバイバル上映会&トークショーに織田作之助役・諏訪部順一さん、倉兼千晶プロデューサーが登壇
『文スト』が皆さんの心の中の宝物のひとつにずっと残ってもらえたら幸いです
告知コーナーでは、アプリゲーム『學園文豪ストレイドッグス』の第2弾キービジュアルの公開、『アニメイトガールズフェスティバル2024(以下、AGF2024)』でグッズ販売などの出展が行われることが発表されました。
キービジュアルを見た諏訪部さんは「やつがれ(芥川)は制服の着こなしが真面目ですね」。そして「織田作は出ないんですか?」と問いかけると、「この後、ボイス収録を行いますが、織田作さんも収録していただくことになります」と嬉しいお知らせも。
また『AGF2024』への出展に向けて、ゲームの序章のストーリーを、10月8日から公式Xで4週間に渡って毎日公開することが発表されると会場から期待の拍手が起こりました。
【黄昏通信】
— ゲーム「學園文豪ストレイドッグス」公式 (@bunst_gakuen) October 11, 2024
序章⑤
「俺は担任の織田作之助だ、宜しく頼む。」
続きは──、明日の黄昏時に。#學スト #bungosd pic.twitter.com/gRzeHhMHWT
最後はお二人からごあいさつ。
倉兼プロデューサー
8周年でこういったイベントをやっているとその長い歴史を感じますが、新しく入ってくださる方もたくさんいて、このようにしてコンテンツは生きていくんだなと思います。
何故中途半端にも見える8周年なのか疑問を持たれた方もいらっしゃると思いますが、アニメが放送していなくても、皆さんが辛い時などには『作品はいつでもそばにいるよ』と発信できたらいいなと思って、8周年記念でいろいろなことを行いました。
今後9周年、10周年を過ぎても『文豪ストレイドッグス』は常に皆さんの近くにいますので、しんどい時は離れて、また好きな時に戻ってきて応援していただけたら。本当の文豪の小説のように、そばに置いていただけたらありがたいです。
諏訪部さん
8年前に放送された作品ですが、まったく古さを感じなかったのではないでしょうか。色あせることない素敵な作品に関わらせていただけて本当によかったと改めて思っています。ふと思い出した時、パッケージやサブスクなどで何度もご覧いただけたらありがたいです。
『文豪ストレイドッグス』はまだ続いておりますので、引き続き作品を盛り上げていただけたら、何かしらの企画で織田作が出てくる可能性もゼロではないはずです! いっそ異世界転生とかしたら……(笑)。多くの皆さんの愛があれば作品は生き続けていきますので、心の中の素敵な宝物の一つとして、長く愛でていただければ幸いです。
劇伴のジャズが流れ、終始穏やかでアダルトな空気感漂う中で行われたトークショーでは、皆さんも諏訪部さんのトークに酔いしれたはず。太宰たちが集ったバーに行ってこの気持ちにひたりたい。そう思った上映会イベントでした。
[取材・文/永井和幸 撮影/MoA]