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『魔王2099』第4話: マギノ・ギアの戦闘シーンがカッコよすぎてメカ好きにはたまらない

『魔王2099』第4話振り返り|マギノ・ギアとの戦闘シーンがカッコよすぎてメカ好きにはたまらない。肉体的な強さだけじゃない、ベルトールの無双っぷりが気持ちいい

現在放送中の、ファンタジア文庫で刊行中の紫大悟先生のライトノベルを原作としたアニメ『魔王2099』。究極の発展を遂げた未来都市・新宿に蘇った、500年前に滅びたとされる伝説の魔王・ベルトールの活躍が見どころとなっている作品です。

今回も引き続き、第4話の内容を振り返っていきたいと思います。

なお、本記事は『魔王2099』第4話までのネタバレを含んだ内容となっておりますので、第4話をご覧になった上でご一読ください。

 

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魔王2099
統合歴2099年―――不死の王国を統べていた、伝説の魔王・ベルトールが迎えてから500年―――魔王再臨の刻、来たれり。サイバーパンクシティ『新宿市』。天を貫く超高層ビル群、宙を錯綜する極彩色のネオン光―――魔導工学の技術革新によって栄光ある発展を遂げた、究極の未来都市。魔王が降り立った世界は、かつての絶対支配者を置き去りに、驚愕の進化を果たしていた―――。巨大都市国家が手にした、華々しい繁栄。しかし……その裏に隠されていたのは―――恐るべき“闇”だった。輝かしくも荒んだ“新たな世界”を再び支配すべく、魔王は未来を躍動する!作品名魔王2099放送形態TVアニメスケジュール2024年10月12日(土)~TOKYOMXほかキャストベルトール=ベルベット・ベールシュバルト:日野聡マキナ=ソレージュ:伊藤美来高橋:菱川花菜グラム:浪川大輔マルキュス:松風雅也木ノ原:伊藤静スタッフ原作:紫大悟(KADOKAWA/ファンタジア文庫刊)キャラクター原案:クレタ監督:安藤良シリーズ構成・脚本:百瀬祐一郎キャラクターデザイン:谷川亮介 諏訪壮大美術監督:泉健太郎色彩設計:店橋真弓撮影監督:酒本悠資編集:近藤勇二(REAL-T)音響監督:明田川仁音楽:加藤達也アニメーション制作:J.C.ST...

 

第3話 振り返り記事はこちら

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マギノ・ギアの戦闘描写から感じる、並々ならぬこだわり

第3話は、高橋のボディガードを引き受けることになったベルトールでしたが、囮役を任されたにも関わらず堂々と敵陣に乗り込んでいくところで終わりました。信仰力を取り戻しつつある今の自分の力試しも兼ねていたため、配信活動で覚えた(?)煽りスキルを活かしつつ、余裕綽々の態度であっという間にヤクザたちを正面から鎮圧していき、囮役とは……という状態に。

 

 
あまりのベルトールの強さに、高橋にしては珍しくちょっと引いている様子。魔王という話を信じてなかったわけではないと思いますが、親しみやすく謙虚な姿勢も見せるベルトールの普段の様子も相まって、ここまでの大物とまでは想像できていなかったんでしょう。

サラッとファミリアを分析して魔法で通信を繋げられるようにしたのも驚きですが、一応はファミリアもマルキュスが作り出したものですから、ある程度はベルトールが元々いた惑星の魔法の技術がベースになっているとは考えられそうです。

そして個人的にツボだったのが、その後登場したマギノ・ギア(魔導外骨格)の描写。アームカバーにマウントされているライフルを取り出して、サブアームでエネルギーパックを装着する細かいギミック表現は、メカ好きとしてもうたまらないポイントでした。頭部がアップになったカットでは、内部のカメラ部分らしき構造も見えるくらい書き込まれていて、作画を担当したアニメーターさんの並々ならぬこだわりを感じます。

 

 
その後、銃を剣モードに変形させて最大出力まで上げるところとか、完全に主役ロボみたいな風格で、マギノ・ギアの一挙一動でテンションが上がりまくっていました。3Dじゃない手描きのメカ作画は、今のご時世としてはめちゃくちゃ貴重になっているのもあって、感動もひとしおでしたね。ベルトールもマギノ・ギアを見て「美しい」と評していたあたり、気が合いそうだなと勝手に親近感を抱いたり。

勇者・グラムに対してもそうだったように、強い相手に対してしっかりと敬意をもって接するスタンスで一貫しているのも、ベルトールを好きになれるポイントです。

 

 

不死の王として、すべての責任を背負う決断をするベルトールのカッコよさ

マギノ・ギアがマルキュスの会社である〈IHMI〉製だったり、不死者の名前が書かれた候補者リストなど、段々とキナ臭い展開になってきました。

候補者リストの意味について調べるため、高橋の依頼主であるエジュウの元を訪れようとしたベルトールたちでしたが、エレベーターのボタンを押したがるベルトールが子どもみたいでかわいい。実際、ボタンってなんであんなに眼の前にあると押したくなるんでしょうね……。

 

 
ただ、ベルトールたちがすでに現場に到着した時にはすでにエジュウは殺害された後。同時に、第1話でベルトールを助けてくれた浮浪者風のおじさんがエジュウであったことも判明します。何の得もないのにベルトールの世話を焼いたのもそうですし、最後に残したメッセージをみて高橋が涙ぐんでいた様子からも、人格者だったんだろうなということが伝わってきます。

そのエジュウが残した情報によって、〈IHMI〉が極秘裏に進めている不死炉計画の全容が明らかになってきました。約100年前に起こったとされる“不死狩り”も、すべては新宿を維持するのに必要な膨大なエネルギーを賄うためだとすると、いろいろと合点がいきます。

 

 
個人的にここで印象的だったのが、すべてを知った上で、なおベルトールが冷静だったこと。不死の王であるベルトールからすれば、大切な臣下や民を炉の“薪”がわりに使われたわけですから、激昂してもおかしくない場面でした。

にも関わらず、「不死炉を止めると新宿の人々の日常が崩壊する」というリスクや、高橋の身に降りかかる危険や責任の大きさにも考慮しながら、「これは不死の問題だ」と王である自分の義務としてすべての決断を自身が背負おうとする器の大きさは、まさに“王”とはこうあるべき、みたいな姿の具現化だなと。

 

 
このあたりは現実の環境問題も彷彿とさせる、正解がないなかなか扱いが難しいテーマだと思うのですが、ベルトール自身が進歩した文明を否定するのではなく、優れた部分はしっかり取り入れようとしているスタンスを取っているのが、テーマ的な部分でいいバランスを生んでいる気がします。

前半は肉体的な強さの部分、後半は頭の良さや精神的な強さがそれぞれ描かれていて、第4話はいろんな意味で“ベルトール無双”といえる回だったと思います。

しかし、そのベルトールも予期できなかったのが、マキナとの連絡が取れなくなったこと。最後の表情は、マキナの身に何かが起きていることに気付いたからこそで、ベルトールの冷静さがここで初めて崩されるというのが、普段からどれだけマキナの存在を大きいものと捉えているのか、二人の関係値について察することができるのもまた良いなと。

第5話では、マキナの身に何が起きたのか、ベルトールが一体どんな行動に出るのか、今から楽しみです。

 

作品概要

 

あらすじ

統合歴2099年―――
不死の王国を統べていた、伝説の魔王・ベルトールが迎えてから500年―――魔王再臨の刻、来たれり。
サイバーパンクシティ『新宿市』。天を貫く超高層ビル群、宙を錯綜する極彩色のネオン光―――
魔導工学の技術革新によって栄光ある発展を遂げた、究極の未来都市。
魔王が降り立った世界は、かつての絶対支配者を置き去りに、驚愕の進化を果たしていた―――。
巨大都市国家が手にした、華々しい繁栄。
しかし……その裏に隠されていたのは―――恐るべき“闇”だった。
輝かしくも荒んだ“新たな世界”を再び支配すべく、魔王は未来を躍動する!

 

キャスト

ベルトール=ベルベット・ベールシュバルト:日野聡
マキナ=ソレージュ:伊藤美来
高橋:菱川花菜
グラム:浪川大輔
マルキュス:松風雅也
木ノ原:伊藤静

 

放送情報

2024年10月12日(土)24:00~ ON AIR
TOKYO MX、群馬テレビ、とちぎテレビ、BS11:10月12日より毎週土曜24:00~放送
毎日放送:10月12日より毎週土曜27:08~放送
中京テレビ:10月15日より毎週火曜26:19~放送
AT-X:10月13日より毎週日曜日22:30~放送
※放送日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。予めご了承ください。

 

配信情報

dアニメストア、ABEMAにて地上波同時・最速配信決定!
10月12日(土)より毎週土曜24:00~
その他サイトも順次配信予定

 

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