2025年冬アニメ『わたしの幸せな結婚』第二期放送間近! 斎森美世役・上田麗奈さん&久堂清霞役・石川界人さんインタビュー|二人が改めて感じる『わた婚』の魅力は「癒しとパワーをもらえるところ」や「自分たちの幸せを形にしていくところ」
顎木あくみ先生よる和風シンデレラ・ストーリーの小説を原作に、コミカライズや実写映画化などでも注目を集めているTVアニメ『わたしの幸せな結婚』。第一期となるTVアニメが2023年に放送され、待望の第二期が2025年1月より放送開始します。
継母たちから虐げられて育ったため、自信を持てずにいた少女・美世。美世の純粋さによって心が動かされた孤高のエリート軍人・清霞。ぎこちないながらも互いを信じ慈しみ合う姿や目をそらしていた己自身とも向き合っていく姿が感動を呼んだ第一期。第二期では、そんな美世に流れる「薄刃の血」を巡る争いが新たな局面を迎え、ふたりの愛が試されることとなります。
放送前から注目度も高い本作の美世と清霞を演じるお二人に、インタビューを実施! 斎森美世役・上田麗奈さんと久堂清霞役・石川界人さんに、第二期を迎えてのお気持ちをうかがいました。
誰かの犠牲や不幸ではなく、幸せの上に成り立つ結婚の形
——『わたしの幸せな結婚』第二期が放送が決まった時のお気持ちを教えてください。
斎森美世役・上田麗奈さん(以下、上田):制作決定のご報告が早かったんですよ。「もっと先かな」と思っていたんですけど、とてもスピーディーに報告を頂いて。そのクイックさに、本当にみなさんからの期待値や満足度が高い作品なんだなと感じさせられました。
その大きさに身が引き締まる思いというか……少し怖くなるところもありましたが、背筋が伸びると同時に嬉しいなと言う気持ちももちろん強かったので、引き続き、2人一緒に幸せになれるように頑張りたいと思いました。
久堂清霞役・石川界人さん(以下、石川):上田さんがおっしゃっていた通り、本当にスピーディーで。「なぜこのタイミングなんだ?と思うくらい」で、逆に動揺しました。そのタイミングであれば、いわゆる分割2クールだったのかなと思ったんですけど、そうではなく、二期は二期として制作が決定したということで凄いなと思いました。
僕としては、現実的に「あそこのエピソードもやるんだろうな」「どこで終わらせるんだろう」って考えていて。アフレコに挑む気持ちにすぐなれました。
——第一期を終えて、おふたりが改めて感じた『わた婚』の魅力をお聞かせください。
上田:見ているこちら側も自己肯定感が上がる作品だなと感じました。どのキャラクターに感情移入するかで受け取り方違うのかなとも思うので、魅力を語るのが難しいんですけど、私自身は美世とリンクすることが多かったので……自分の存在や気持ちを認められなかったり、過去のトラウマがあったりしつつも、それでも変わりたいと思ったことや、様々な出会いがきっかけで変化していく、その姿がとってもリアルに感じられました。
だからこそ、見ていて心の芯の部分に響くものがあったといいますか。美世と一緒に癒やされたり、私も頑張ろうって思えたり……そういう癒やしとパワーを貰えるところに魅力を感じました。
——確かに誰に感情移入するかで見方も変わりそうですね。美世に感情移入してしまう人が多そうですが。
上田:そうですね。美世視点のシーンが多いので、近い感覚を持っている方は共感しやすいかと思います。
——石川さんはいかがでしょうか。
石川:2人が前向きになっていくというか……お互いが寄り添い合って、自分たちの幸せを形にしていくところが魅力なのかなと思っています。
斎森家の方や帝とか嫌な人もいっぱい出てきましたけど、帝は仕方ないにしても、斎森家の人も命を奪われるのではなくちゃんと再起できるような形になっていますし。まあ、帝は仕方ないですけどね。
──(笑)。
石川:鶴木も“嫌なヤツ”という感じではありましたけど、話が進んでみれば結局はいいヤツで。あまり悪に振り切った人がいないのがこの作品の良いところだなと思います。
というのは、ふたりが結婚して幸せになっていく上で、何かが犠牲になってはならない、何かの上にこの結婚があってはならないというのを感じて、そういう幸せのなり方が一番ステキだなと思います。
他人の不幸の上に幸せがあるのではなくて“みんなが幸せだから自分たちも幸せになる”という考え方のほうが非常に生産的で素敵だなと思うので、そういうところに魅力を感じます。