『神之塔 -Tower of God- ⼯房戦』最終回先行上映会の公式レポートが到着! 市川太⼀さん、末柄⾥恵さん、鈴⽊慧監督が登壇
2024年10月6日より放送中の『神之塔 -Tower of God- ⼯房戦』。12月26日(木)にヒューマントラストシネマ渋谷にて、最終回先行上映会&トークイベントが開催されました。
イベントでは、ジュ・ビオレ・グレイス役 市川太⼀さん、エンドロシ・ザハード役 末柄⾥恵さん、鈴⽊慧監督が登壇し、収録時のエピソードなどを披露。現場の様子を収めた公式レポートが到着しています。
『神之塔 -Tower of God- ⼯房戦』最終回先行上映会&トークイベント 公式レポート
12⽉26⽇に東京・ヒューマントラストシネマ渋⾕で、テレビアニメ「『神之塔 -Tower of God- ⼯房戦』最終回先⾏上映会&トークイベント」が開催された。イベントでは「王の帰還」「⼯房戦」と2クールにわたって物語が紡がれてきた「神之塔 -Tower of God-」第2期のクライマックスとなる第24、25、26話を上映。
取り分け第26話(最終回)は、12⽉29⽇に控えるテレビ放送に先駆けての最速初公開とあって、会場に集まったファンを⼤いに沸かせた。上映後には、ジュ・ビオレ・グレイス/⼆⼗五⽇の夜役の市川太⼀、エンドロシ・ザハード役の末柄⾥恵、鈴⽊慧監督の3⼈が登壇。クライマックス3話の振り返りや、質問コーナーといったトークショーを展開した。
第24話「戦いの代償」の⾒どころを聞かれると、末柄はエンドロシが夜のことを“彼⽒”と呼ぶシーンを挙げ「デートするしないというやり取りはあったものの、段階をすっ⾶ばして、勝⼿に夜を彼⽒扱いしてしまっている。でも、演じていて違和感はなかったんですよ。エンドロシとしては、⻑い間夜が⽣死不明だったので、フラストレーションが溜まっていたはず。ようやく⽣きていることがわかったので、強気な⼼でいられるんだろうなって」と収録時の胸中を明かした。
市川は、夜が初めての仲間であるクン、ラークと再会を果たし、年⽉を経ても衰えない⾒事な連携を発揮したことについて⾔及。「会えなかった歳⽉にも、お互いの信頼関係が育まれてきたんだなと感じます」と感慨深く語った。鈴⽊監督としては、3⼈の再会シーンはもちろんのこと、夜たちと対峙するリップルレッゾを強⼤な敵として⾒せることに重点を置き「いかにラスボスとして輝かせるか」を強く意識したエピソードだったという。
第25話「王の帰還」では、リップルレッゾによって夜が⽕⼝に引きずり落とされそうになるラストシーンが、市川には特に印象的だったとのこと。「ファーストシーズンでの夜はラヘルに突き落とされて、誰も⼿を差し伸べてくれず、ただひたすらひとりで落ちていくだけでした。今回は、ラークやクン、エンドロシが来て助けてくれました。王野(成)の回想も本当に良かったです。誰にも頼らずひとりで塔を登っていこうとしていた夜が、王野と出会ったことをきっかけとして⾃然と仲間ができて、ようやく⼼から信頼できるっていうところまで来たんだなと感じました」。
この王野が夜に語りかける回想シーンは、実は原作にはないアニメオリジナル。鈴⽊監督いわく、2⼈がともに塔を駆け上がってきたことを振り返るべく、オンエアギリギリまで構成を練った末に盛り込んだ場⾯なのだという。
最終話となる第26話「旅⽴ちの夜明け」には、市川が「このシーンを⾒るために、ここまで頑張ってきたといっても過⾔ではない」とするほどの⾒どころが。ぜひ本放送を⾒て確かめていただきたい。
そして第1期、第2期と続いてきた「神之塔」の展開を振り返り、市川は「『⼈は変われる』んだなと感じました。⾃分が⾝を置く環境や⼈からの影響を受けて、ここまで⼤きく変われるんだなと。僕⾃⾝も、常に変化を求めて⽣きていきたいなというマインドになりました」と語った。
質問コーナーでは、市川が“ビオレ”と“夜”の声のトーンの違いについて問われる⼀幕が。市川は、第2期の前半ではビオレとして「強い理想の⾃分」を演じるために声を低くし、後半で正体を明かしてからは、夜としてトーンを上げたのだそう。
ただし歳⽉を経て成⻑しているため、第1期の夜に⽐べると全体的に少し低めにするよう⼼がけているのだとか。第1期から通しで⾒返すと、新たな発⾒がありそうだ。「アニメでおいしくなったなというキャラクターは︖」という質問に対しては、鈴⽊監督がシアシアを挙げ「ウサギモチーフで原作でも可愛いイメージですが、そこまでコミカルな印象はありませんでした。アニメでは⼼もぴょんぴょん跳ねるような感じで、⾒ていて楽しいキャラクターになったと思います。⼼のなかに闇は抱えていますが、塔の中にあっては純粋な⽅なので、ちょっと推しですね」とコメントしている。
また、末柄がエンドロシについて⾃⾝の解釈を明かす場⾯も。末柄は「第2期のエンドロシは“狩⼈”」と表現。「第2期でのエンドロシは、ずっと夜とのデートにこだわっていますが、これはまだ恋⼼ではないと思うんです。エンドロシは過酷な⽣い⽴ちから、ようやく年相応の感情を育めるようになってきたところで、デートの何たるかもよくわかっていない。今はまだ夜のことを振り向かせたい――どう攻略してやろうか――といった感じで、恋に発展するのはここからだと思っています。私としては、⾒ていてすごく楽しい時期です!」と⾝悶えしながら熱弁した。
さらに、クン役の岡本信彦から市川に「クンのことをどう思っている︖」という質問も届けられた。市川は「夜にとってのクンは“仲間”という特別な存在のなかのひとりだと思います。ただ、ほかの仲間たちとの間に差はないと思うので、クンが夜に向ける感情の重さと天秤にかけると、そちらのほうに⼤きく傾くかもしれません」と苦笑。
⼀⽅で、市川個⼈の⽬線からのクンは「いつも隣にいてほしい⼈」であるとし、「夜⾃⾝、こうと決めたら周りが⾒えなくなって突っ⾛っていくタイプなので、『俺がいないとしょうがねえな』ってクンがサポートしてくれるのが、ラークを含めたスリーマンセルのいいところだなと思います」と語った。
抽選コーナー、告知などを経てトークショーはクライマックスへ。「第2期でひとまずの区切りがつきました。でも、いまは第3期を夢⾒ています。これから夜たちがどんな物語を歩んでいくのかを、みなさまと⼀緒に⾒届けたいですし、こうしてまたお会いできる機会があればいいなと思います」という末柄の⾔葉を引き継ぎ、市川が「“⼯房戦”がこうして映像化されて、とてもうれしい気持ちで、いちファンとしては、もう満⾜!と思っていたくらいです。でも、やっぱり26話を終えてみると“ネームハント”“地獄列⾞”“隠された階”……この先のお話もアニメで⾒たいです。みなさまの応援があったら、またチャンスがあるかもしれません。引き続きみなさまの声の⼒を借りて頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」とさらなる応援をファンに呼びかけ、イベントの幕を引いた。
イベント概要
【⽇時】12⽉26⽇(⽊)19:00〜開演(本編上映後トークショー実施)
【会場】ヒューマントラストシネマ渋⾕
【出演】市川太⼀(ジュ・ビオレ・グレイス役)、末柄⾥恵(エンドロシ・ザハード役)、鈴⽊慧監督
『神之塔 -Tower of God- ⼯房戦』作品概要
あらすじ
キャスト
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