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アニメ
冬アニメ『全修。』スタッフ連載インタビュー第三回:キャラクター原案・世界観設定担当・辻野芳輝さん|使われなかったアイデアも多いですが、世界観作りにおいては無駄ではなかった
タイトルが同じでも中身の違う作品になった事もあります
──ここからは辻野さん自身のことについても質問させてください。まず、いつ頃からアニメ業界へ進むことを考えていましたか?
辻野:高校の頃、親と教師の言われるままに入った人権無視の最悪な男子校。このまま親の敷いたレールの上を歩いていては心が壊れると思い、自分の人生は自分で決めるとばかりに以前から好きだった映像制作の道を目指すことになりました。
──業界に足を踏み入れて実際に仕事をし始めたとき、自身がイメージした通りの世界だと感じましたか?
辻野:以前、とあるアニメーションスタジオに所属していたのですが、当時はそのスタジオが少し特殊でして。変な回答となりますが、当時のそのスタジオでは日米合作映画の制作が進まず、アメリカとの合作TVアニメの仕事ばかりの日々を送っていました。それが嫌で仲間と企画書を作ったりしたんですけどね、通りませんでした。往年の名作みたいな作品に参加できると思っていたのに〜! イメージ通りだったのは日々、同じような絵を延々と描き続けること。
──タイトルの「全修。」もインパクトがあります。辻野さんはこれまでの仕事で、「全修(オールリテイク)」となった経験はありますか?
辻野:原画見習いの頃に何度かありました。ほとんどが僕の勘違いが悪いんです、あ〜ごめんなさい。ゲームに於いてはキャラクターデザインからストーリー、設定まで大幅に変わりタイトルが同じでも中身の違う作品になったこともあります。酷い話だ。
──最後に、今後の見どころを教えてください!
辻野:5話、6話では前半の終わりに相応しく、強敵が現れます。ナツ子たちはその敵にどう立ち向かうか、そして新しい仲間ジャスティスの活躍に注目! 力作です。
構成 M.TOKU
作品概要