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- 二城利月
- 元アニメイトタイムズの編集者で、現在はフリーのライター。アニメ、声優、VTuberの記事など作ってます。
2025年3月16日、『ガールズ&パンツァー』キャストトーク生配信3.16がYouTubeライブで行われました。この生放送は、同日に茨城県大洗町で開催予定だった「大洗春まつり海楽フェスタ」のステージが荒天により中止となってしまったため、急遽配信が決定したもの。
西住みほ役・渕上舞さん、お銀役・佐倉綾音さん、ラム役・高森奈津美さん、ムラカミ役・大地葉さん、フリント役・米澤円さん、カトラス役・七瀬亜深さんという「みほ&サメさんチーム」の6人がトークを繰り広げました。
公式スピンオフコミック『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!』のアニメ化も発表となった生配信の様子をレポートしていきます!
配信が始まり、まずは簡単に挨拶と配信の意気込みから。
その中で印象的だったのは、米澤さんがあまりに大洗に行きたい気持ちが強すぎて、解消するために昨日はあんきもを食べにいったそうです。
実は2020年の海楽フェスタでサメさんチームが登壇予定でしたが、その時はコロナ禍で中止となってしまったため、今回がそのリベンジの予定……だったのですが、惜しくも荒天によりリベンジはならずというところ。サメさんチーム一同、大洗にずっと行きたがっているので、みなさん相当悔しい様子でした。
気を取り直して、佐倉さんの「波濤を越えろ!」の掛け声と共に「ヨーソロー」とたくさんのコメントが返されトークパートがスタートしました。
サメさんチームがアフレコ以外で集合するのは、2023 年のTVシリーズ10周年記念ラジオ「ガールズ&パンツァーRADIO 10th anniversary 大洗女子学園 校内放送」と、2020年に実施されたあんこうチームと出演した生配信番組「『ガールズ&パンツァー 最終章』生配信特番~第3話に向かってパンツァー・フォー!~」以来とのこと。
記憶に残っていることをたずねられると、みなさん生配信であまりに印象が強かったこと以外覚えておらず、手旗信号などのあんこうチームとの対決企画や飛田さんのMCっぷり、といったものが挙げられていました。
続いて第4話までサメさんチームのキャラクターを演じてきて、印象の変化などを聞かれると、佐倉さんは「頑固な人たちだから変化はあまり見えずブレないが、前に出たがりだったのがサポートをしっかりするようになった。戦車の大きさを活かした立ち回りができるようになった」と語ります。
また、この中で渕上さん、佐倉さん以外の4人は『劇場版』までで既に別のキャラクターを演じていたということで、兼役との演じ分けについての質問が飛びます。
高森さんはローズヒップを演じる際に岩浪音響監督から「持ち前の下品さでやって」と言われて“誠に遺憾”だったそう。なのでローズヒップは特にキャラを作らず、ラムで初めてキャラを作ったから、あまり演じ分けは意識していないそうです。
大地さんはムラカミを初めて演じた時に「もっと朴訥にできませんか」と言われ続け朴訥のゲシュタルト崩壊を起こしたとのこと。ペパロニの時は何も考えずに演じているが、ムラカミはいまだに悩みながら演じていると話していました。
続く米澤さんは知波単で玉田を演じていますが、むしろ玉田みたいな役が珍しく、普段はヤンキー役のほうが多いそうです。そのためフリントのほうが演じやすく、演じ分けを意識しなくてもできていると回答しました。
最後に七瀬さんは細見とカトラス、どちらもチームの中に絶対的なリーダーがいる面で似ているキャラだと言い、先に細見のセリフがあってカトラスのセリフがあると、気をつけないと声の大きなカトラスが出てしまうから気をつけていたと話し、笑いを誘っていました。
これを受け渕上さん佐倉さんは両名ともずっと兼役を希望しているという話しも出てきます。特に渕上さんは聖グロリアーナがお茶に関連する名前のキャラクターが多いため、「チャイ」というキャラクターを考えているそう。佐倉さんもお茶にまつわるなら……と緑茶モチーフの「ミドリ」ちゃんでどうかと言い出し、具体的なキャラクターを詰めていきました。
ここで一旦トークパートは中断し先に告知タイムへ。海楽フェスタは中止となってしまいましたが、ガルパンミニミニホビーショーはオンラインでも実施中。今回行けなかった方はこちらを要チェックです。
続いて、大洋技研と共同制作をしたガルパンオリジナル麻雀牌が3月24 日(月)まで受注受付中です。麻雀好きでも知られる河嶋桃役・植田佳奈さんもしくは麻雀プロである日向藍子さんどちらかのサインが入った麻雀牌キーホルダーが当たるキャンペーンが実施中ですので、こちらもお見逃しなく。
そして来週末、3月23日(日)に東京ビッグサイトで開催されるAnimeJapan 2025にて大地さんと米澤さん登壇のキャストトークショーが実施されます。トークショーは博報堂DYミュージック&ピクチャーズブースとバンダイナムコグループブースで2回実施。どちらも観覧には整理券が必要ですので、詳細は公式サイトをチェックしておきましょう。
そしてお知らせの最後に重大発表が! 2013 年より月刊コミックアライブ(KADOKAWA 刊)にて好評連載中の公式スピンオフコミック『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!』(著:弐尉マルコ)のアニメ化と劇場上映が決定しました!
▲ティザービジュアル
監督は『ゼーガペイン』シリーズや『ガールズ&パンツァー』のOP絵コンテ・演出などの下田正美さん。シリーズ構成・脚本は『コードギアス 奪還のロゼ』などの木村暢さん。制作スタジオは『SHIROBAKO』をはじめ数々のアニメーション作品を手がけるP.A.WORKSとガルパンでおなじみアクタスの2社での制作になります。
来冬から全4幕構成で連続劇場上映となるそうです。アフレコもまだ始まっていないそうですが、ほどなくやるそうなので、お楽しみにと話していました。
また、そんな『もっとらぶらぶ作戦です!』のコミックス最新23巻が3月22日(土)に発売。さらに4月25日(金)に発売される月刊コミックアライブには、アニメ化を記念した弐尉マルコさん描き下ろしイラストの表紙と、ダージリン&オレンジペコのアクリルキーホルダーが付くそうです。
『最終章』第5話の続報については残念ながらもう少しお待ちくださいとなっていましたが、新しい『ガルパン』が見られるということで期待が膨らみます。
発表が終わったところで改めてトークの続きへ。サメさんチームについて印象に残っていることを聞かれると佐倉さんは「桃ちゃん先輩がらみで急に態度が変わるお銀が好き」と回答。気高い難攻不落のような態度が、桃ちゃん先輩の前では子犬みたいになるのがいいそうです。また、こんなに感謝しているのは何があったのか、具体的に何をしたのかすごい気になるとも話していました。
そして第4話では「大洗の海賊のうた」も少しだけ聴けましたが、こちらは米澤さんがアフレコの時に実際に歌ったものだそう。「アフレコで歌うのには難しい曲だと思いますがどうでしたか?」とたずねられると、「アフレコ中に急に歌うことになるのが大変」としつつ「戦闘シーンでも歌うのがガルパンっぽい演出だと思う」と答えていました。
また、第4話で継続高校戦の後サウナでも歌おうとしていたシーンがあり、そこで「継続の山賊のうた」と言っていて、継続には山賊がいるのか気になったと話します。
話は気になる第5話と第6話にも飛び、「ストーリーやキャラクターで皆さんが気になることなどありますか?」という質問が。渕上さんは「聖グロは気品あふれるスタイルがベースだから、決勝戦であわてふためく聖グロが見たい」と答えつつ、「これまで聖グロに一度も勝てていないので、3度目の正直でリベンジしたい」と希望を語ります。
ちなみに渕上さんは第4話上映前は黒森峰が勝つと予想していたそう。さらに聖グロとは市街地の印象が強く、大洗でしか戦ってないから、決勝戦も大洗だったらアツいと予想し「それネタバレにならない? 大丈夫?」とみなさんからツッコまれていました。
ここで配信終了の時間が近づき、締めのコメントとしてみなさんから大洗リベンジへの意気込みや、新たな『ガルパン』の展開、そして『最終章』第5話以降を楽しみにしてほしいと強く強く語られます。
最後はガルパンイベント恒例、渕上さんの合図で、画面の前のみなさんと「いつかくる大洗のリベンジに向けてパンツァー・フォー!」で締めくくられ、笑顔のままトークショーは終了となりました。
某美少女ゲーム雑誌の編集、アニメイトタイムズの編集を経て、現在はフリーで活動中のライター。主にアニメ、声優、VTuber、ゲーム、車などの記事を作ってます。好きなアニメは『ガルパン』、『艦これ』、『はいふり』、『ラブライブ!』、『ゆるキャン△』、『放課後ていぼう日誌』など。聖地巡礼が好きで、ハマるとすぐ飛んでいきます。