
『【推しの子】』第34話(第3期 第10話)「個人間オーディション」振り返り|ルビーのアイへの想いと演技が、フリルとあかねを納得させる
2023年4月放送の第1期、2024年7月放送の第2期に続き、2026年1月より放送されたTVアニメ『【推しの子】』第3期。
第34話(第3期 第10話)「個人間オーディション」では、映画『15年の嘘』にてアイ役を演じるキャストが決定し、映画の制作がいよいよスタートしました。
かなやツクヨミとの会話の中でアクアの胸中も少しずつ見えてくるなど、様々な展開を見せた第10話の物語を振り返ります。
ルビーの熱意と演技を、フリルとあかねが認める
『15年の嘘』のアイ役の候補であるフリル、ルビー、あかねがお互いの演技を見て、誰がアイ役にふさわしいかを決める「個人間オーディション」。
フリルから「ルビーにとって、嘘とはどういうもの?」と尋ねられたルビーは、自身の過去、そしてアイに思いを馳せていました。
「天童寺さりな」として生きていたときから今に至るまでずっと嘘をつき続けてきたこと。アイもいろんな感情を隠して生きていたかもしれないこと。それらを踏まえたルビーの激情が込められた演技は、女優のフリルとあかねから見ても才能を感じさせるものでした。
続くあかねは演技を早々に終え、この映画はアクアが復讐のために作ろうとしているものであること、そしてこのオーディションはアイ役を決めるためのもの、という自身の推理をフリルに聞かせます。
フリルはあかねの推理が当たっていることを認めた上で、この映画はアイの意思を演技に込められることが重要である、と続けます。それを受け、「ママの気持ちが分かるのは、私しかいない」と決意を固めるルビー。その熱意をフリル、あかねが認め、個人間オーディションは、ルビーの通過で決着を迎えるのでした。
復讐に向け、突き進み続けるアクア
かながB小町を卒業することが正式に発表され、ファンたちが騒然としている中、事務所では穏やかな空気が流れていました。アクアと談笑しながら、アイドルとしての日々を振り返るかな。B小町に誘ってくれたことへの感謝を述べつつ、『15年の嘘』の出演オファーが自分にも来たことを報告します。
「アイの事が大嫌いな旧B小町メンバー」という役どころから、アクアの母(アイ)を罵る台詞を言うことになる、と続けますが、アクアは「構わない」と返答。「有馬は俺にとって、特別だからだ」というアクアの言葉に、かなは動揺を隠せず、その場を飛び出してしまうのでした。
フリル、あかねの“辞退”によって、アイ役は正式にルビーに決定。撮影に向けて着々と準備が進む中、アクアが海辺で物思いにふけっていると、謎多き少女・ツクヨミが現れます。アイの魂はアクアたちのように生まれ変わることはなかった、というツクヨミの言葉に静かに怒りをにじませるアクア。去り際にツクヨミは、生まれ変わった意味を考えたほうがいいと忠告しますが、アクアの中ですでに答えは出ている様子。カミキへの復讐に向け、迷いなく突き進む覚悟を独白するのでした。
「母親について」の芝居に苦戦するルビー
各方面の調整が終わり、いよいよ『15年の嘘』の制作が始動。台本を受け取ったキャスト陣は練習に励みます。
苺プロのレッスン室で、アイが母親について語るシーンの台詞を何度も声に出すルビー。しかし、その脳内には“さりな”のときの母親への想いがこびりついており、演技も精彩を欠いたものとなっていました。心身ともに疲弊しているルビーを心配し、かなが声をかけます。かなの気遣いに感謝しつつも、ルビーの表情はなおも曇ったままでした。
そのころ、五反田と鏑木はスタッフから広告代理店の女性を紹介されます。その人物の苗字はさりなと同じ「天童寺」で──?


























