
銀河怪獣×巨大ロボ×人間ドラマ――春アニメ『スノウボールアース』吉永拓斗さん×平川大輔さんが感じた作品の魅力
2026年4月3日より、毎週金曜23:30から、日本テレビ系全国30局ネット“FRIDAY ANIME NIGHT”にて放送中のTVアニメ『スノウボールアース』。地球に襲来した銀河怪獣を迎え撃つ“救世主”である鉄男と巨大ロボットの〈ユキオ〉。人類の存亡をかけた銀河怪獣との決戦を終え、地球に帰還した鉄男が見たのは、雪と氷に覆われた凍結地球〈スノウボールアース〉だった。凍てついた地球で描かれる、王道SF冒険譚『スノウボールアース』が、アニメの壮大なスケールで描かれる。流鏑馬鉄男役の吉永拓斗さんと、ユキオ役の平川大輔さんに、作品の魅力や見どころを聞いた。
ロボットと銀河怪獣の戦闘だけでなく人間ドラマが胸を打つ
──原作を読んでみていかがでしたか?
流鏑馬鉄男役 吉永拓斗さん(以下、吉永):めちゃくちゃワクワクしました。話の展開も最初から「これやばいんじゃないの? どうなっちゃうの?」みたいな感じで、一気に引き込まれたんです。絶望的な展開だからこそ、登場してくるキャラクターの思いや、信念がある。そこで“救世主”として人を守る力があるけど、コミュニケーション能力が低い鉄男が、コミュニケーションを取ろうと頑張っていく姿に心を打たれて、自分も原作ファンになりました。
──人見知りという、すごく身近なネタから、宇宙に行って戦うスケールの大きさ。その対比も面白いですよね。
吉永:仲間がいて仲間のためにロボットに乗るとか、僕が乗らなきゃいけないんだ!みたいな感じでロボットを操縦する展開は観たことがあるんですけど、鉄男は、最初からロボットに乗って、“救世主”としての地位を確立しているんですよね。そこは、すごく新鮮でした。
ユキオ役 平川大輔さん(以下、平川):銀河怪獣とロボットの戦闘というだけで、男の子のロマンが詰まっているので、読んでいてワクワクしました。それにロボットと怪獣の戦闘だけでなく、人間ドラマがすごく分厚いんですよね。親子の絆であったり、仲間の絆であったり、鉄男が出会うミシマ・モールで暮らしている人々との絆、その人間ドラマが胸を打つんです。みんなが繋がっている大切さを描くシーンが多くて、この歳になると泣けるんですよ(笑)。読みながら、何度も目をうるうるさせていました。
あと、僕が小さい頃は、リアルロボットのひとつ前の世代のロボットものがテレビでよくやっていたんです。そのときによくあった「ヒーローはピンチになる」や「ヒーローは必ず間に合う」など、昔ワクワクしながら観ていたロボットものの王道みたいなものがこの作品にもあったので、子供の心に戻る感覚もありました。でも、最新のAIを積んでいるとか、今っぽいところもあるので、その組み合わせ方に、とても才能のある方が描かれた作品なんだなと感じましたし、何より、辻次夕日郎先生の作品に対する愛情も、すごく感じられました。
──オーディションでは、どのようにキャラクターを演じていったのでしょうか。
吉永:僕が原作を拝読したのが、テープオーディションのタイミングだったんですけど、その段階で「この作品が好きだ!」となってしまって、先が気になりすぎて、全部読んでしまったんですね。僕が絶対にユキオのパイロットになりたい!という気持ちが溢れてしまったんですけど、みんなが鉄男になりたいと思っている中で、どうやったら自分が鉄男になれるんだろうと考えたときに、どうしたらよいのか悩んだんです。
原作を読んで、セリフも声を出して言いまくたり、オーディションで叫ぶセリフの時は、目の前の敵は絶対に僕が倒すんだ!という気持ちを誰よりも出して叫んだんです。鉄男は自分なんだ!という気持ち、その気持ちだけで行きましたね。
実際、オーディションに受かってからスタッフさんに、「何で、僕を鉄男にしてくれたんですか?」と聞いたんです。そしたら「正直、技術面で上手い人はたくさんいたけど、君の熱量に押された」というようなことをおっしゃってくださったので、良かったなと思いました。
平川:勇気あるねぇ。僕はなかなかストレートに聞けないけど、それが聞ける勇気は、素晴らしいと思う!
──映像からもすごい熱量を感じたので、スタッフさんもかなり熱い方々が揃っているんでしょうね。平川さんもオーディションだったのですか?
平川:はい。テープを出して、その後スタジオオーディションという形だったんですけど、その時に、ディレクションを受けながら、こういう感じでやってみてくださいと、かなり多くのパターンでユキオのセリフを試させていただいたんです。自分でも、確かにそういうパターンもあるよなと、自分が考えていた以上のものを求められたので面白かったのですが、その後、決まりましたという連絡をいただいたとき、嬉しかったけど、第1話の収録まで時間が空いたんですね。そしたら、次に「あのときの芝居のどれが引っかかって、僕に決めていただけたんだろう」という謎が出てきてしまいまして(笑)。
──確かに、どれでやればいいんだろうとなりますよね。
平川:だから、あのときにやった全部のパターンを練習して、どれでも来い!という気持ちで臨んだんです。
で、アフレコ前に読み合わせというものがあったので、そのときに「ところで、どのパターンのユキオでやったらいいんでしょうか?」と聞いてみたら、「全部使ってやってください」と言われまして(笑)。「平川さんが思ったところで、思ったものを使ってください」という感じだったんですね。
読み合わせがあったことで、本格的なアフレコが始まる前に、ある程度探れたのはありがたかったですし、多面的に、ユキオのいろんな部分を出していくことを求められているんだなというのがわかったので、楽しみながらも結構チャレンジングなスタートだったと記憶しています。
































