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式日|キャスト・映画・最新情報一覧
『式日』作品情報
「カントク」は里帰りする。鉄路と巨大なコンビナート地帯、人影のないアーケードの商店街にコンクリート製の電柱ばかりが目立つ寂れた街並み。物語の冒頭、赤いブラウスとヒールを纏い鉄路に横たう若い女に気がつく。彼女は「明日は私の誕生日なの」と語る。カントクはそれまで東京で映像作家としての仕事をしていて大きな成功を得たが、それによって生まれた無力感や、本当は実写をやりたいという不満をため込んでいた。物語の全期間を象徴する31日間の、「私の誕生日」の前の日を共に送りながら、彼女とカントクは次第に心を開いてゆく。
カントクは自分の作品の素材として彼女の日々を撮り始めるようになる。眠らない彼女。毎朝6時にきまって住居としている廃墟ビルの屋上に上って、身を投げる勇気を試す「儀式」。入ってはならないとされる地下室は水浸しの床に赤い傘と赤いろうそくが一面に並ぶ。
二人で生活し始めるうち、当初は被写体としてしか捉えていなかったカントクだが、彼女がうちに秘める喪失感、自分を捨てた母親への憎しみ、常に比較の対象にされてきた姉への嫉妬など…虚構の世界に引きこもる動機に直面し、次第に彼女の心の問題そのものに取り組むようになる。やがて「錯乱した彼女の心」を持てあますようになったカントクと彼女の間に……。
作品名 | 式日 |
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放送形態 | 実写映画 |
スケジュール | 2000年12月7日 |
キャスト | カントク:岩井俊二 彼女:藤谷文子 自転車の男:村上淳 彼女」の母:大竹しのぶ ナレーション:松尾スズキ ナレーション:林原めぐみ |
スタッフ | 原作:藤谷文子 監督・脚本:庵野秀明 特撮監督:尾上克郎 ビデオポートレート撮影:岩井俊二 音楽:加古隆 衣装:伊藤佐智子 ヘアメイク監督:柘植伊佐夫 挿入歌作・編曲:川井憲次 エンディングテーマ:“Raining”(Cocco) 公式ウェブサイト:高井真一 |
公開開始年&季節 | 2000実写化映画 |