【京まふ2013】新番組『京騒戯画』のスペシャルステージに、釘宮理恵さん、鈴村健一さんらメインキャストが、そろって登場! 1章を先行上映!
2013年9月7日・8日に、京都市左京区にある「みやこめっせ(京都勧業館)」において、「京都国際マンガ・アニメフェア2013」通称「京まふ」が開催された。今年、開催2回目の京まふは、西日本最大級のマンガ・アニメコンテンツイベント。アニメーション制作会社や出版社、テレビ局などの企業ブースが設けられるほか、声優やアーティストが登場するステージイベントも行われる。
8日は、10月からテレビアニメの放送が始まる『京騒戯画』の新作発表記念スペシャルステージが行われた。釘宮理恵さん(コト役)、鈴村健一さん(明恵役)、斎藤千和さん(ショーコ博士役)、矢尾一樹さん(宮司役)、白石涼子さん(吽役)の5名が、キービジュアルがプリントされた、おそろいのTシャツ姿で登場した。なお、出演予定だった久川綾さん(古都役)は、残念ながら風邪で欠席だった。
今回の記事では、この『京騒戯画』の新作発表記念スペシャルステージをレポートしていく。
■『京騒戯画』とは、どんな作品?
『京騒戯画』とは、バンプレストと東映アニメーションが共同で企画し作られたオリジナルアニメーションだ。人と妖怪とロボットがともに暮らす架空の〝鏡都(京都)″を舞台に、14才の少女・コトと父の帰りを待つ坊主・明恵が出会い、家族の再生をかけて物語が展開してゆく。
2011年12月に第1弾がウェブ配信され、翌年には第2段として5話のエピソードが配信。動画は累計100万再生を超える人気を博し、その圧倒的な支持をうけ、ついに、2013年の10月から全10話のテレビシリーズ放映が決定した。『映画ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー・・・ですか?』などで知られる松本理恵監督が、配信動画に続いてテレビシリーズも担当する。
イベントはトークショーからスタート。その中で、今回の『京騒戯画』は、本編が全10話であり、最初の放送日には、2011年に作られた25分のPVをテレビサイズに編集した、第0話が放送されることが発表された。そして、翌週から新作1話が始まり、第5話まで続いた後、5.5話「京都実録編」と題して、声優たちによる聖地巡礼番組が組み込まれるという。
ステージの前日に京都へ到着していた矢尾さんと白石さんは、明恵上人ゆかりの高山寺(京都市右京区)で、さっそく5.5話のロケを行ったそうで
矢尾さん「縁側とかアニメに出てくるそのままだったよ!」
白石さん「明恵上人について、すごく詳しくなりました」
鈴村さん「えっ? 俺よりも詳しいんじゃない?聖地巡礼はお客さんがするイメージだけど、出演者がやっちゃうんですね」
と、コメントしていた。
この5.5話「京都実録編」は、動画配信の時点で「聖地巡礼をしたいので、京都のどこが舞台になっているのか教えて欲しい」という問い合わせが殺到したため、要望に答える形で旅番組が企画されたそうだ。
そして、5.5話の後は再び本編に戻り、6話から10話までが放送。最終週には10.5話という総集編回が用意されているとも発表された。13回の放送の中で、さまざまな角度から、物語の周辺情報が補完されるようになっているとも語られていた。
続いて、第1話の先行上映が行われた。本作は、1話(30分)のシナリオに「神社」「鏡都」「京都」の3つの異なる世界がパラレルに描かれており、10分ごとにそれぞれのエピソードが放送される3章仕立てとなっている。このような物語構成は、ハリウッドスタイルと呼ばれており、配信動画が海外でも好評だったことから、海外も視野に入れたうえでの試みなのだという。
第1話は、昔の京都で、高山寺に隠居する明恵上人(CV:石田彰さん)が、絵の中から生まれた古都と出会い、襖絵の世界へと消えてゆくまでが描かれる。それぞれ切り離されたエピソードが、どのようにして繋が行くのかが見所となりそうだ。
上映会の後は、なんとサプライズゲストとして、主題歌を歌うたむらぱんさんが登場! たむらぱんさんは、この曲を書くにあたって松本監督と、互いの生い立ちなどから時間をとってじっくり話し合い、意気投合したという。そんな丁寧なやりとりから今回の楽曲が生まれた。タイトルの「ココ」とは、場所の「此処」とそれぞれ「個々」のダブルミーニングになっている。放送では「それぞれの居場所」をテーマとした歌詞にも注目してみよう。
最後に登壇者から、放送を心待ちにしているファンへメッセージが述べられ、大盛況のままイベントは幕を閉じた。
釘宮さん「この作品関係で、京都へ来たのは2回目です。これから何度でも、京都に来れるように頑張りたいと思います。また、湯豆腐食べたいです。秋からの放送楽しみにしていて下さい」
鈴村さん「オリンピックも東京に決まり、『京騒戯画』も世界に通じる作品になると思います。もともと小さく始まった企画が皆さんの応援で、ここまで大きくなって来ましたから、これからもどうぞよろしくお願いします」
斎藤さん「今日は、せっかく京都で京都を舞台にした作品ですから、是非の皆さんの地元力で応援して頂けたら嬉しいです」
白石さん「最初は、ちょっと難しいなと思う部分もあるかも知れませんが、1話を観れば、それがすっきり分かると思います。私の演じる吽はどれくらい喋るかな?という感じですけど、活躍に期待していて下さい」
矢尾さん「宮司が正義なのか、悪なのか。それは、まだ誰にもわかりません。今後、コトちゃんのハンマーについているゲジゲジ(CV:矢尾一樹さん)が、今後喋るのかどうかも楽しみにしていて下さい」
制作スキームにおいても、新たな試みがなされている『京騒戯画』の放送を、毎週欠かさずチェックしよう!
【放送情報】
『京騒戯画』
TOKYOMX:10月2日(水) 25:30より毎週水曜日放送
BS朝日:10月4日(金) 25:30より毎週金曜日放送
<CAST>
コト:釘宮理恵
明恵:鈴村健一
古都:久川 綾
稲荷:石田 彰
鞍馬:中原 茂
八瀬:喜多村英梨
ショーコ博士:斎藤千和
伏見:竹本英史
阿:日髙のり子
吽:白石涼子
宮司:矢尾一樹
<STAFF>
原作:東堂いづみ
シリーズ構成:東堂いづみ・松本理恵
監督:松本理恵
キャラクターデザイン:林 祐己
音楽:椎名 豪
アニメーション制作:東映アニメーション
■OPテーマリリース情報
たむらぱん「ココ」
作詞・作曲/田村歩美(たむらぱん)
2013年10月23日発売
【初回限定盤(CD2枚組)】1,575
全2曲収録+京騒戯画特典ラジオCD:釘宮理恵(コト役) / 鈴村健一(明恵役)予定
【通常盤】 1,050
全2曲収録
>>『京騒戯画』公式サイト