この記事をかいた人
- 塚越淳一
- アニメイトタイムズでいっぱい書いています。
毎日1曲ずつ名曲おすすめアニソンを紹介する連載企画「塚越淳一のアニソントラベラー」。連載第24回は、TVアニメ『マクロスΔ』より、ワルキューレの「一度だけの恋なら」です。
『マクロス』シリーズは、その膨大で素晴らしい楽曲群がやはり目を引きます。ワルキューレははそのなかでも屈指の人気がありますよね。
可愛いのにかっこいい。あのパフォーマンスをひと目見れば、誰でも好きになってしまうことでしょう。
『マクロス』シリーズは塚越さんも大好きなシリーズなので、今回もバリバリと名言を製造してくれることに期待!!!
本日「未来はオンナのためにある」がリリースされたワルキューレ。これまでも、「ワルキューレは裏切らない」など、かなりぶっとんだ面白いMVを作ってきていたのだが(かなり褒め言葉です)、今回は銭湯で踊って歌っているというものだった。これが戦闘の中歌っているワルキューレにかかっていることに気づくまで、一週間くらいかかった…。本当にかけているかどうかは知らないけど。
さて、そんなワルキューレには代表曲がたくさんあるし、オフィシャルでライブレポートを何本か書いていたりするので(宣伝)、「God Bless You」「LOVE! THUNDER GLOW」「AXIA~ダイスキでダイキライ~」「おにゃの子☆girl」「Silent Hacker」などなど、好きな曲、思い出の曲はかなりたくさんある……というか、全曲好きなのだが、やはり最初の衝撃ということでオープニングテーマ「一度だけの恋なら」を紹介したい。
ちなみにワルキューレとは、TVアニメ『マクロスΔ』に登場する戦術音楽ユニット。メンバーは、美雲ΔJUNNA、フレイアΔ鈴木みのり、カナメΔ安野希世乃、マキナΔ西田望見、レイナΔ東山奈央となる。
この曲での一番の衝撃は、JUNNAというとてつもないボーカリストを知ったということだ。1stシングルの3曲目でアニメの第1話に挿入歌として流れた「いけないボーダーライン」は、美雲ΔJUNNAがメインボーカルなので、その凄さは十分思い知っていたのだが、この5人の中で歌っても、ものすごい存在感を放ち続けていたのは鳥肌だった。
この「一度だけの恋なら」には、5人の見せ場がしっかりあって、それぞれの個性がよく分かる曲だと思っている。逆に、これだけの個性ある声が融合できていることに感動してしまったくらいだ。ただそれは安野希世乃、西田望見、東山奈央が絶妙なバランス感覚でワルキューレを支えているからということもあるのだろう。これは直接取材で聞いたことだが、3人共コーラスが好きという共通点があった。
そして、ストーリー的に、ものすごい潜在能力を秘めている『マクロスΔ』のヒロイン・フレイアを演じる鈴木みのりだ。彼女もJUNNAとは対照的だが、また違う歌声の魅力があって、やはりどんな曲でも突き抜けて声が聴こえてくる。ただ彼女については、1stシングルのダブルA面になっている「ルンがピカッと光ったら」のほうが、その魅力がゴリゴリ伝わってくるかもしれない。
うーむ、この5人の歌の魅力を語ったら、果てしなくかかりそうなので、このへんで……。
『ご注文はうさぎですか?』のシリーズ楽曲毎日紹介の執筆やイベントパンフレットの制作、内田真礼さん、三森すずこさんのライブパンフレット、『まちカドまぞく』『ちはやふる』のブックレットほか、雑誌やWebなどで執筆をしているフリーライター。
アニメBlu-rayブックレットの執筆(「五等分の花嫁∬」「まちカドまぞく」「まちカドまぞく2丁目」「「ちはやふる」「リコリス・リコイル」etc.)、内田真礼、三森すずこなどのライブパンフレット、22/7写真集、久保田未夢UP_DATE執筆ほか、いろいろ