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- 塚越淳一
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毎日1曲ずつ名曲おすすめアニソンを紹介する連載企画「塚越淳一のアニソントラベラー」。連載第36回は、TVアニメ『あひるの空』より、宮野真守さんの「光射す方へ」です。
本日6月8日は宮野さんのお誕生日! 宮野さん、おめでとうございます!
宮野さんと言えば、言わずとしれた声優界のスーパースターですよね。声優のキャリアはもちろんのこと、アーティスト活動もかなりのもの。ライブであのパフォーマンスを見れば、誰もがメロメロになること間違いなし!
記念すべき日にレビューが書けることを嬉しく思います。では、塚越さんどうぞ!
フルサイズで聴いたとき、アレンジやコーラスの壮大さに驚いた。また、宮野真守の歌声もソウルフルで、後半、ラップが入りガラッと雰囲気が変わっていくのもものすごくカッコ良かった。ただ、アニメ『あひるの空』の#32「TIME LIMIT」の最後にこの曲が流れたとき、曲の意味が変わってしまった。というか、ここまで作品に寄り添っていたのかと感動して鳥肌が立った。
宮野真守は、主人公・空のいる九頭龍高校のバスケ部に加わった茂吉 要役を演じていて、声優としても作品に深く関わっている。アニメオフィシャルサイトに掲載されている楽曲についてのコメントによると、彼自身が原作を読んで感じたことを詞に落とし込んでいるそうだ。それだけに、歌詞には彼の作品に対する強い想いが刻まれている。
僕は、アニメを#33まで見て、ようやくこれまでのスポーツ漫画と違うことに気づいたというか。この歌詞にもあるように本当に《変わりたい 変われない》というようなことがアニメでもいっぱいあって、それがやたらとリアルに描かれている。
天才がいるから勝っちゃうほどバスケは甘くないし、作中ではそんなに描かれることがない相手側の努力も決してないがしろにしない。だから空くんなんて、ここにきてやっとスタートラインに立ったくらいの印象がある。
そしてこの曲も、ここからまた先に進んでいくぜ!というところまで歌っているのが素晴らしい。天晴!
『ご注文はうさぎですか?』のシリーズ楽曲毎日紹介の執筆やイベントパンフレットの制作、内田真礼さん、三森すずこさんのライブパンフレット、『まちカドまぞく』『ちはやふる』のブックレットほか、雑誌やWebなどで執筆をしているフリーライター。
アニメBlu-rayブックレットの執筆(「五等分の花嫁∬」「まちカドまぞく」「まちカドまぞく2丁目」「「ちはやふる」「リコリス・リコイル」etc.)、内田真礼、三森すずこなどのライブパンフレット、22/7写真集、久保田未夢UP_DATE執筆ほか、いろいろ