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- 塚越淳一
- アニメイトタイムズでいっぱい書いています。
1曲ずつ名曲おすすめアニソンを紹介する連載企画「塚越淳一のアニソントラベラー」。現在、1年ずつ、1990年からアニソンの歴史を追っていく企画を展開中です。
この連載を追えば、アニソンの歴史はこうやって作られていった、と少しでもわかることでしょう。
連載第84回は、2010年にアニソンタイムトラベル。TVアニメ『WORKING!!』より、種島ぽぷら(阿澄佳奈)、伊波まひる(藤田咲)、轟八千代(喜多村英梨)の「SOMEONE ELSE」です。
ファミレスでバイトするのに憧れたアニメです! こんな青春を過ごしてみたかった……!
そういえば塚越さんってバイト経験あるんでしょうか? ひとまず今回もお願いします!
アニメ『WORKING!!』は、種島ぽぷらが「ちっちゃくないよ!」と叫ぶところと、小鳥遊くんのことを、ずっと「かたなしくん」と呼んでいるところがかわいい!!! というアニメだったと記憶しているのだが、間違いはないでしょうか?
いや、それだけではなくオープニングテーマ「SOMEONE ELSE」で、わんわん言ってるのもかわいかった……。と言いながらも、ずっとまひる推しだったんですけど、何といえばいいんでしょうか、ぽぷらはマスコット的な存在だった気がする。
「SOMEONE ELSE」の作曲は神前 暁(MONACA)さん。アニソンではそれほどなかったスカが印象的な楽曲だ。スカパンクやスカコアは2000年前後にブームがあって、筆者もKemuriとかPOTSHOTを聴いていたので、どこか懐かしい感じがあった。
こういうタイトなロックサウンドにかわいい女の子たちの歌声のギャップというのは、本当にアニソンの武器だし、今ではもうスタンダードになっているのかなと思う。
それと神前さんはブラスサウンドをアニソンにナチュラルに取り入れてくれていて、個人的にも神前さんの曲から、ブラスサウンドがすごく好きになったところはある。
エンディングテーマの「ハートのエッジに挑もう Go to Heart Edge」[小鳥遊宗太(福山潤)/佐藤潤(小野大輔)/相馬博臣(神谷浩史)]も、グループ・サウンズとかサーフミュージックっぽくて、こちらも名曲だったので聴いてほしい。
それにしてもこの2曲は当時CDではリリースされず、アニメのパッケージ特典だったことにも驚きだ。もちろん買いましたけど……。今では配信で聴いたり買うことができるので、良い時代になりました! この機会に是非! 天晴!
『ご注文はうさぎですか?』のシリーズ楽曲毎日紹介の執筆やイベントパンフレットの制作、内田真礼さん、三森すずこさんのライブパンフレット、『まちカドまぞく』『ちはやふる』のブックレットほか、雑誌やWebなどで執筆をしているフリーライター。
アニメBlu-rayブックレットの執筆(「五等分の花嫁∬」「まちカドまぞく」「まちカドまぞく2丁目」「「ちはやふる」「リコリス・リコイル」etc.)、内田真礼、三森すずこなどのライブパンフレット、22/7写真集、久保田未夢UP_DATE執筆ほか、いろいろ