この記事をかいた人
- 逆井マリ
- 神奈川県横浜市出身。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。
──今回のライブグッズで気になるものはありますか?
五條:全部可愛いなと思います。特にアクリルスタンドはみんな好きですよね。いろいろなところに持っていけるし。みんなが楽しめるのかなという感じがします。
ペンライトは今回10色発光。それぞれの出演者の皆さんにカラーが割り振られているようです。私はパールホワイトなのですが、白一色にしていただいたことがこれまでなかったんです。大体、赤か青なんですよね。だから楽しみです。
──ライブに向けて、他にも楽しみにされていることはありますか?
五條:いちばん楽しみにしているのは、やはりお客さまのいる景色を見ること。ステージから見る景色って本当に特別なんです。
数云々ではなく、たとえ人が少なくても素敵だし、多いのも素敵だし、その時々の熱量もあるし、みんなの表情がすごく良いんですよね。大きな会場になると後ろの席にいる方の表情までは確認することはできませんが、動きを見られますし。
──特にコロナ禍になってからは声が出せないので、表情や動きでエールや気持ちを送ってくれるというのはきっとすごく嬉しいものがあると思います。
五條:そうなんですよね。声が出せないのは寂しい部分でもあります。でもきっとペンライトや動きなど、何かしら術を持たれていると思うので。
──動きと言えば……個人的に聞いてみたいのですが「DANZEN!ふたりはプリキュア」の振付ってどこから生まれたのでしょうか。
五條:あれはですね、どこかの地方に行く前に実は私が家で考えたんですよ(笑)。初代のころは振りがなかったんです。確か、「ガンバランスdeダンス」で初めて振りがついたと記憶しています。
さきほどイベントの話をしましたが、ショッピングモールのイベントだと、中には座ったまま聴いてくれるお子さんもいるんですよね。それで手振りでなにかできたら良いなって。
足のステップなどをつけてしまうと、座ったままで見ている人ができないので、その場で簡単に覚えることができる手だけの振り付けにしました。イベントが終わったあと、帰り道にやってくれたら良いな、なんて思っていました。
それで「振り付けを考えたのでやってもいいですか?」って。
──すごい……! いつも立って見ていたのでいま言われてハッとしたのですが、先日五條さんがクイズ番組に出られていた時、少しだけ歌われていて。その時も確か座って手を振っていらしたような……。
五條:ああ、見てくださったんですね(笑)。立って歌う時は他の動きもつけているんですけども。私自身もマイクを持ちながら、片手でできるような振りが良いなと思っていたんです。
ずっとやらせていただいていたら、映画(『映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』)の時にエンディングで、映画バージョンの「DANZEN!」 で(「DANZEN! ふたりはプリキュア〜唯一無二の光たち〜」)でプリキュアたちが踊ってくれることになって。「ああ、良かった!」って思いました。
──今日は『ふたりはプリキュア』にまつわるお話もたくさんおうかがいさせていただきましたが、当時のお話をおうかがいすると、一つ一つのエピソードにグッときてしまいます。
五條:そうですね(笑)。『ふたりはプリキュア』はどうなるか分からないところからスタートして、鷲尾さんと西尾さんが物凄く苦労されて。毎週金曜日、アフレコのあとに毎回食事会に行っていて(笑)。私もたまに参加させていただいてました。「一緒に作っている」感がすごくありましたね。
──今はご時世柄そういったこと自体難しいと思うんですが、そもそもシンガーの方がアフレコ現場に行かれるというのも珍しいような……。
五條:そうですね。歌い手がアフレコ現場に行くこと自体、なかなか珍しいことだと思います(笑)。『ふたりはプリキュア』はちょっと不思議な現場です。
「私、なんで監督さんたちとごはんを食べているんだろう?」って。アフレコ現場には作詞家さん、作曲家さんもいらっしゃる時もあるし。私たちの出ているステージに皆さんが見に来られて、「じゃあ、ごはんか」って(笑)。
──まさに「ごはんは笑顔」ですね(笑)。
五條:(笑)。チーム感というのがすごく強かったです。そこからどんどんプリキュアが大きくなっていって。それを間近で、一緒に見てきた感じがあるので……やはり楽しいですよね。楽しいし、すごいなって思います。曲もどんどん増えていきましたし。その時々でのカラーがある。
──携わる皆さんの熱量が受け継がれていって、毎年別の色となって輝いていて、その年のコンセプトに寄り添った曲が生まれて……そうした曲たちを生で聴けることが改めて楽しみになりました。
五條:きっとカラフルなライブになると思います。まだ(インタビュー段階では)リハが始まっていないのでどうなるのか分からないところはありますが、集まって歌ってみたら、きっと新しく生まれるものがあると思います。
──五條さんはいろいろなライブをやられてきていますけど、プリキュアライブならではのものというのも感じられていますか。
五條:『プリキュア』シリーズのライブは別物な感じがします。熱量がすごいです。私が今、こうやって出演させていただくということは、今のプリキュアを見ている方々や、過去のプリキュアを見てくれている方、遡って見てくれている方、中にはずーっとプリキュアを見ている方もいらして下さる場所なわけじゃないですか。私たちが歌うことで、お客さまが楽しんでくれてる姿を見られたら嬉しいですね。
エネルギーを使うライブになると思うので、ライブが全部終わったら、皆さんもお腹が空くと思います。きっと美味しいごはんが食べられるんじゃないかな〜(笑)。
──出演者の皆さんにとっても特別な1日になりそうですね。
五條:そうですね。子どもたちも大人たちも盛り上げていきたいなと思っています。大きなお友だちは「えいっ!」ってやると、すぐ響いてくれるので(笑)。むしろ響きにきているから「いつでも打って!」って気合いを入れて来てくれるんですよね。子どもたちは構えてきていないので、そこを上手に盛り上げていきたいなと思っています。
[取材・文/逆井マリ]
神奈川県横浜市出身。既婚、一児の母。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。パンクからアニソン、2.5次元舞台、ゲーム、グルメ、教育まで、ジャンル問わず、自分の“好き”を必死に追いかけ中。はじめてのめり込んだアニメは『楽しいムーミン一家』。インタビューでリアルな心情や生き方を聞くことが好き。
開催場所:TOKYO DOME CITY HALL(東京都文京区後楽1-3-61 東京ドームミーツポート1F)
公式HP:https://www.marv.jp/special/precure_live/
■かんぱいParty♡
歴代プリキュア歌手たちが歌う『デリシャスパーティ♡プリキュア』&名曲もりだくさんのスペシャルライブ!
2022年10月29日(土)開場 17:30/開演 18:30
出演者:Machico、吉武千颯、佐々木李子、後本萌葉、宮本佳那子、五條真由美
■いただきますParty♡
『デリシャスパーティ♡プリキュア』メインキャスト&歌手勢ぞろいのデリシャスマイル~! なライブ!
2022年10月30日(日)開場 12:00/開演 13:00
出演者:菱川花菜、清水理沙、井口裕香、茅野愛衣、Machico、吉武千颯、佐々木李子、後本萌葉
■ごちそうさまでしたParty♡
『デリシャスパーティ♡プリキュア』メインキャスト&歌手勢ぞろいの“オナカイッパ~イ”ライブ!
2022年10月30日(日)開場 17:30/開演 18:30
出演者:菱川花菜、清水理沙、井口裕香、茅野愛衣、Machico、吉武千颯、佐々木李子、後本萌葉
※公演によって出演者・内容が異なります。
※4歳以上はチケットが必要となります。4歳未満のお子さまは、保護者の方のお膝の上でのご鑑賞の場合は料金をいただいておりませんが、お席をご利用になる場合は別途チケット料金が必要です。
※上記の公演概要、出演者等は変更となる場合があります。
指定席(スペシャルCD付):12,000円(税込)
指定席:8,800円(税込)
親子席ペア:12,000円(税込)
親子席トリプル:18,500円(税込)
https://twitter.com/precure_live
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