この記事をかいた人
- 逆井マリ
- 神奈川県横浜市出身。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。
──ジェーニャさん、佐藤さんは秋葉原で働かれていたご経験があると伺いましたが、皆さんから見て1999年の秋葉原ってどんなイメージがありますか?
ジェーニャ:でも実際に秋葉原が盛り上がったのって、もうちょっと後のような気がする。
佐藤:それは監督たちも言ってました。ちょっと悔しそうに「実はそこだけはフィクションなんです。少しの嘘をついているんです。すみません」って。「そこだけはフィクションって?」「ええ?そこだけって?物語は?」って(笑)。
ジェーニャ:(笑)。でも風景はすっごくリアル。ちょっと古臭くて、アットホームな感じ。今は秋葉原もすごくおしゃれな街になってて。『アキバ冥途戦争』の風景はあの頃のイメージに近いので、40代、50代の方は「懐かしい」って思うんじゃないかなって。
佐藤:そうだったら嬉しいな。逆に若い世代の方に「こういう世界があったんだ、全然知らなかった」と思ってもらえても嬉しいですし。あ、そうそう! 私すっごく気になっていたことがあったんです! 愛美のバットってなんで赤なんですか?
ユリン:推測なんですけど、愛美が広島出身だから(広島)カープカラーなんじゃないかなと思っていました(笑)。私自身も広島人だから、きっとそうなんだろうなって。
ジェーニャ:8話ではその赤いバットが……ネタバレになっちゃうから詳しくは言えないですけど(笑)。
佐藤:次はみんなで野球をします。
──いったいどうなるんだろう……。
宣伝P:実はプレゼントキャンペーンのためにバット職人さんに専用の赤バットを作ってもらっているんです。後ほどユリンさんにサインを入れてもらう予定です。
▼現在、公式Twitterでサイン入りバットのプレゼントキャンペーン実施中
╭━━━━━━━━━━━━╮
— TVアニメ「アキバ冥途戦争」公式 (@akbmaidwar) November 18, 2022
💝プレゼントキャンペーン💝
╰━━━━━━v━━━━━╯
第7話放送を記念して、愛美の赤バットのプレゼントキャンペーンを実施!!
このアカウントをフォローして、このツイートをRTしてください!
▼詳細▼
URL : https://t.co/QBmTD833lT#アキバ冥途戦争 pic.twitter.com/anUOv9an2A
佐藤:えっ!?
ユリン:えっ!?
ジェーニャ:(笑)
佐藤:制作陣の本気がすごすぎる……すごい、愛を感じる!
──ジェーニャさん、ユリンさんは『アキバ冥途戦争』の魅力はどんなところにあると思いますか?
ジェーニャ:可愛く描かれてるけどひどい話っていう、バランスが絶妙だなって思います。リアルだしギャグだし……天才?って(笑)。私たちも演じていて楽しいです。これが売れなかったらおかしいって思っちゃいます。みんなに見てほしい。
ユリン:アニメーションだけにとどまらないですけど……エンターテインメントの世界ってハッピーなものが多いじゃないですか。でも『アキバ冥途戦争』では冒頭から人が死んでしまう。思い描いていたメイドの世界ではない、性善説ではないところからの入り口で。「メイド=可愛い」じゃなかったり、女の子がいっぱい出てくるけどキャピキャピ感がなかったりと、良い裏切られ方をするというか。そのワクワク感が良いなって思います。
──佐藤さんには第2回のインタビューでも作品の魅力についてお伺いしましたが、当時は言えなかったこともあったと思います。収録が進んで、今は本作をどのように捉えていますか?
佐藤:これぞエンターテインメントだと思います。日常の中に非日常がある。多分何も考えなくても見られるんですけど、ちゃんと見ると、人間のモヤモヤしたもの、ギャップ、いろいろなものが描かれています。他にはなかなかない作品。
ジェーニャ:「ジャンルはなんですか?」と聞かれたら、アクションなのか、ダークコメディなのか、任侠なのか……私も分からない(笑)。
佐藤:うんうん。ひとつに括れない感じ。
ジェーニャ:今までになかった作品を生み出すのはすごく難しいことだと思うんです。すごいことだと思います。
ユリン:メイドたちのゆるい日常ではないことは確かです(笑)。
佐藤:とんとことんは結構ゆるいんですけどね(笑)。本当に可愛いみんなが「オラァ!」と可愛くない役をやって散っていくんですよ。しかも毎回ゲスト声優さんたちが豪華なんですよね。そのギャップに私はいつもトキめいているんです。
また、森羅万象さんによるナレーションも格好良くて。さきほどお伺いしたところ、63歳で初めてアニメのナレーションをされたそうなんです。すごいな、と思います。
ユリン:みんながガチなんですよね。だからこそ面白い。
佐藤:ね。今までいろいろな人が出ては散っていきましたけど、ここまで(とんとことんの敵役で)パーソナルが描かれた人って初めてなような気がします。愛美さんは作品のキーマンだと思う。
ここからさらに、すごいことになっていきます。第8話は超面白いですよ。弔い合戦のような感じで、なぜか野球をします(笑)。噂で聞いたんですけど、次回はある大使館にスタッフの方がご連絡して海外の方も参加してるとか……?
──愛美のバットにまさかの野球回……一体何が起こるのか、まったく想像がつかないです……。今後はどうなっていくんですかね?
ジェーニャ:私たちもわからないんです。
佐藤:途中までの台本しかいただいていなくて。だからこの先どうなるかっていうのは私達も分からないんですけど、すごいことになるのは間違いないです。ぜひ、見逃さないでほしいですね。
[インタビュー・逆井マリ]
神奈川県横浜市出身。既婚、一児の母。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。パンクからアニソン、2.5次元舞台、ゲーム、グルメ、教育まで、ジャンル問わず、自分の“好き”を必死に追いかけ中。はじめてのめり込んだアニメは『楽しいムーミン一家』。インタビューでリアルな心情や生き方を聞くことが好き。
2022年10月6日(木)~TOKYO MXほかにて放送
TOKYO MX・サンテレビ・KBS京都・BS11
10月6日より 毎週木曜 24:00~ 放送開始
AT-X
10月7日より 毎週金曜 21:30~ 放送開始
リピート放送:毎週火曜9:30~ 毎週木曜15:30~
ABEMA:10月6日より 毎週木曜 24:00~
dアニメストア:10月9日より 毎週日曜 24:00~
ほか 各配信プラットフォームにて 10月12日(水) 24:00以降、 順次配信予定!
バンダイチャンネル
Hulu
U-NEXT
ツイキャス
auスマートパスプレミアム
J:COMオンデマンド メガパック
みるプラス
TELASA
ビデオマーケット
Google Play
ひかりTV
Rakuten TV
HAPPY!動画
クランクイン!ビデオ
原作:ケダモノランド経営戦略室
監督:増井 壮一
シリーズ構成:比企 能博
キャラクターデザイン・総作画監督:仁井 学
美術監督:本田 こうへい
美術設定:伊良波 理沙
色彩設計:中野 尚美
プロップ設定:入江 健司、 鍋田 香代子
撮影監督:石黒 瑠美
3D監督:小川 耕平
特殊効果:村上 正博
編集:高橋 歩
音楽:池 頼広
音楽制作:Cygames
音響監督:飯田 里樹
音響効果:中野 勝博
音響制作:dugout
アニメーション制作:P.A.WORKS
和平なごみ:近藤玲奈
万年嵐子:佐藤利奈
ゆめち:田中美海
しぃぽん:黒沢ともよ
店長:高垣彩陽