「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 鉄の感謝祭」イベントレポート|河西健吾さん、細谷佳正さんらが登壇!『鉄血のオルフェンズ』への感謝と愛が会場を包む
2015年より放送されたガンダムシリーズ、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』。2022年11月にはスマートフォンアプリ「鉄血のオルフェンズG」がリリースされるなど、長くファンに愛されている作品です。
2023年3月10日(金)には、アプリリリース後初となるスペシャルイベント「『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 』鉄の感謝祭」がヒューリックホール東京にて開催されました。
イベントには、メインキャラクターを演じる河西健吾さん、細谷佳正さん、梅原裕一郎さん、寺崎裕香さん、田中理恵さん、松風雅也さんらが登壇し、作品を振り返るトークや、生アフレコを披露。
また作品の第1期第2クールのEDテーマを担当したTRUEさん、「鉄血のオルフェンズG』」にて配信されているアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント』の主題歌を歌うRe:Endのライブステージが行われ、会場は盛り上がりを見せました。
本イベントのレポートをここに公開します。
多くのファンが待ち望んだ「鉄華団」の再集結!
超満員となった会場に、オルガ・イツカ役の細谷佳正さんの掛け声と共にキャスト陣が登壇し、イベントがスタート。それぞれが、演じるキャラクターの名台詞を披露し、会場は大きな拍手に包まれました。
キャスト全員によるイベントのタイトルコールが終わると、すぐさまリーディングライブが開始。「鉄オルG」にて楽しめるコンテンツ、サイドストーリーズ「鉄華団の入団面接」を、河西健吾さん(三日月・オーガス)、寺崎裕香さん(クーデリア・藍那・バーンスタイン)、細谷佳正さん(オルガ・イツカ)、梅原裕一郎さん(ユージン・セブンスターク)、田中理恵さん(メリビット・ステープルトン)が生アフレコしました。
スクリーンには劇中の場面カットや映像、演技するキャストの様子が映し出され、観客は貴重な生の演技を噛み締めました。組織を束ねる責任感や、あどけない少年らしさを感じる鉄華団らしいエピソードが終わると、すぐさま次のリーディングライブへ。
松風雅也さん演じるガエリオ・ボードウィンが、マクギリス・ファリドへの復讐を誓う兵士・ヴィダールとなった前日譚「ヴィダール前夜」(こちらもアプリ内で配信)の生アフレコが披露されました。
TRUEさんによる第1期第2クール目ED「STEEL-鉄血の絆-」の歌唱!
続いて、様々なアニメ作品の主題歌も担当する歌手・TRUEさんによるライブパートがスタート。国内で行われる『鉄血のオルフェンズ』のイベントでは初となる、第1期第2クール目ED「STEEL-鉄血の絆-」が披露されました。
TRUEさんの歌声に会場のボルテージは最高潮。中には涙を流しながら歌唱を聴いているファンの様子も見られました。
パフォーマンス終了後には、イベントMCを務める河西さん、寺崎さんに迎えられTRUEさんによるトークパートに。TRUEさんは来場した観客に感謝を伝え、「国内のファンの前で、アニメの映像をスクリーンに背負いながら歌えることが本当に嬉しい」、「真っ直ぐに走っていく鉄華団に、強く真っ直ぐな言葉を送れたのではないか」と語りました。
オルガのラストについて細谷さんが思いを明かす
会場を盛り上げたライブ後には、登壇キャスト全員がステージに登場し、作品について語り尽くす「鉄の同窓会in有楽町」のコーナーへ。
キャスト陣に「『鉄血のオルフェンズ』らしさとは?」というアンケートを事前に行い、その結果をもとに劇中映像や印象的なセリフをスクリーンで鑑賞。トークを繰り広げました。
田中さんは、散っていった仲間を思いながら、強大な力に立ち向かっていく「男の友情と、成り上がっていく下剋上」、松風さんはすべてのキャラクターが持つ「生き様」らしさであり、ドラマを生み出すと語りました。
梅原さんは、自身が演じるユージンたち鉄華団が持つ「生き抜こうとする意思」、寺崎さんは「オルガの熱」が作品を引っ張っていく重要なものだったと作品を振り返ります。
そして、細谷さんが挙げた『鉄血のオルフェンズ』らしさは「止まるんじゃねえぞ」という作品を代表するセリフを引用したもの。
衝撃的なシーンだった"オルガの最期"を振り返りつつ、今まで語ることが少なかったという細谷さんのオルガへの思いが打ち明けられます。
「このセリフを誰に言ってるのだろう?と考えた時に、この作品のクリエイターだったり、この作品を好きでいてくれる皆さんだったり…と考えたら、凄いセリフだなと。
新しいものを作れば当たり前に反響は必ずあるし、それは反対意見かもしれないけれど。
『どんな時でも粋がって、カッコいいオルガ・イツカじゃないといけねぇんだ』のセリフのように、一度作品を世に放ったらカッコつけ続けて欲しいというか、好きでい続けて欲しいと思う。
これから先もこの作品は自分の代表作の1つだし、それが誇らしいです」と想いが語られました。
それを受けて松風さんは、このシーンについて、ダイアローグ(キャラが発するセリフ)とモノローグ(心中のセリフ)とが入り混じった難しいシーンを見事に演じきっていたと、当時を振り返って細谷さんを讃えます。
最後に河西さんは、「少年たちの生きる世界、生きるための道」が作品らしさだと語ります。スクリーンには『鉄血のオルフェンズ』第1話が映し出され、「どんな作品なの?と聞かれた時は、必ず第1話を見てもらう。そこに作品のすべてが詰まっている」と河西さん。
生きるためには泥水をすすってでも、前に進んでいくキャラクターたちの姿こそが『鉄血のオルフェンズ』だと語りました。
その他にも、収録当時の思い出や、生アフレコの感想など、ざっくばらんに振り返り、笑いと感動に包まれた同窓会が終了します。