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- 石橋悠
- 1989年福岡県生まれ。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者。
ーーおふたりが演じるキャラクター以外で、気になるキャラクターは?
宮野:「ピーチ姫」ですね。『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のピーチ姫は、「マリオに助けてもらう姫」ではなく、「戦う女性」というか、まるで戦士のような姿を見せてくれます。これを新たな一面と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、昨今のゲームではピーチ姫はたくさん戦っています。なので、今回の映画のピーチ姫は「新しいし、馴染みもある」という印象的なキャラクターだと感じました。
畠中:僕が気になるキャラクターは「クッパ」です。もうね、かわいい!
一同:(笑)。
畠中:最初は「怖いかな?」と思われるかもしれませんが、あれだけ全力のクッパを見せつけられたら、誰でも「かわいい!!」と思うはずです。クッパはとても感情が豊かで、素直で純粋な部分がたくさんあります。とても魅力的なキャラクターです。
ーー最後に公開を楽しみにしているファンに向けてメッセージをお願いします。
畠中:いままでみなさんが抱いていたマリオたちが、この映画の中にいます。そして、この映画で初めて出会うマリオもいます。映画の内容は、年代や国境を超えて、誰でも楽しめるエンターテイメントになっています。序盤からずっとワクワクしっぱなしの映画は、なかなかないと思います。僕はずっとワクワクしていました。みなさんとこの映画について共有できる日が、いまから楽しみです。ぜひ劇場に足を運んでください。
宮野:『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は最高のエンタメ映画です。イルミネーションさんが作っているので、盛り上げ方が素晴らしいんです。イルミネーションさんのキャラクターは、表情が豊かで動きの面白さもあります。
そんな映像に、僕ら日本語吹き替え版チームが声をあてました。日本語吹き替え版は英語版と違って、けっこう細かくリアクションを入れているんです。それは大きな特徴だと思います。そしてなによりも、あの姿のマリオが日本語をしゃべるのは前代未聞だと思います(笑)。
すでに十分世界中で愛されているマリオですが、僕らはもっともっと親しんでもらいたいと思って演じました。まっすぐに生きるマリオたちの活躍を、映画館でご覧いただきたいです。公開前なので多くは語れませんが、グッとくる感動が待っていますので、大きな愛を受け取っていただきたいと思います。
[取材・文・撮影/佐藤ポン 編集/石橋悠]
1989年(平成元年)生まれ、福岡県出身。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者兼ナイスガイ。アニメイトタイムズで連載中の『BL塾』の書籍版をライターの阿部裕華さんと執筆など、ジャンルを問わずに活躍中。座右の銘は「明日死ぬか、100年後に死ぬか」。好きな言葉は「俺の意見より嫁の機嫌」。