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- 逆井マリ
- 神奈川県横浜市出身。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。
──アフレコ現場はどのような雰囲気でしたか?
上田:コロナ禍での収録ではありましたが、掛け合いの多いキャラクター同士はなるべく同じ時間で収録していました。特に美世と清霞は同じ時間になることが多く、スタッフの皆様が2人の空気感を大切にしてくださっているのが伝わってきました。
──第1話で思い入れのあるセリフや印象的だった場面はありますか?
上田:「私、とうとう帰る家も、思い出さえも……無くしてしまったのね……」というセリフは、妙にさらっと言っているところに違和感と切なさを感じました。あとは清霞と出会った場面での「きれいな、人……」というセリフも印象的です。これも心の動きが見えずらいところに切なさを覚えつつも、第2話以降の展開に期待が膨らむセリフでした。
──アニメーションが制作されるにあたって上田さんが楽しみにしているところはありますか?
上田:スタッフの方から、「物の形を描くよりも、その作品の雰囲気を描く方が難しい」というお話を伺いました。原作から受け取れる世界観や時代感を、絵、音楽、お芝居などでどのように表現していくのか、すごく楽しみです。
──超常的な力である“異能”は本作のキーワードです。もし上田さんがなにかの異能者であったとしたら、どのようなタイプの異能を使って、何をしてみたいですか?
上田:怪我や病気を治す異能だったり、筋トレしなくても筋肉を増やせる異能だったり……
健康的な身体をつくれる力を使って、努力せず、ストレスフリーに過ごしてみたいです。
──第1話は久堂清霞と出会う場面で終わりました。第2話以降、楽しみにしていてもらいたいポイントを教えて下さい。
上田:まずは第2話を、清霞やゆり江さんが一体どんな人たちで、美世とどんな会話をするのか、その辺りに注目しつつご覧いただければと思います。また、タイトルにある「わたし」が誰のことを指すのかもポイントになってくる作品かと思います。第2話以降、ぜひ最後まで見届けていただけますと幸いです。
[インタビュー・逆井マリ]
神奈川県横浜市出身。既婚、一児の母。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。パンクからアニソン、2.5次元舞台、ゲーム、グルメ、教育まで、ジャンル問わず、自分の“好き”を必死に追いかけ中。はじめてのめり込んだアニメは『楽しいムーミン一家』。インタビューでリアルな心情や生き方を聞くことが好き。
7月5日(水)よりTVアニメ放送開始
TOKYO MX:7月5日より毎週水曜 23時30分~
サンテレビ:7月5日より毎週水曜 24時30分~
KBS京都:7月5日より毎週水曜 25時00分~
テレビ愛知:7月5日より毎週水曜 26時05分~
BS11:7月6日より毎週木曜 24時30分~
AT-X:7月6日より毎週木曜 21時00分~(リピート放送:毎週月曜9時/毎週水曜15時)
Netflixほか各配信サイトにて地上波同時配信開始!
7月5日水曜より毎週水曜 23時30分~
※放送開始日・放送時間は変更となる場合がございます。予めご了承ください
※配信情報の詳細はこちら
〝愛〟と〝異能〟が紡ぐ、異色のシンデレラ・ストーリー
2019年より刊行されている顎木あくみ著、月岡月穂イラストによる小説『わたしの幸せな結婚』は、シリーズ累計発行部数700万部を突破(2023年3月現在/コミック・電子を含む)。高坂りとによるコミカライズも、1位を獲得した「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」を始め、数多のランキングを席巻している。また今年3月には、今をときめく俳優陣により実写映画化され、さらに熱い視線が注がれることとなった。
そして、7月。過熱する〝わた婚〟旋風の中、いよいよ待望のテレビアニメが放送を迎える。
舞台となるのは、日本古来の美意識と西洋文明の流行が織りなすロマンの香り高い明治大正を思わせる架空の時代。義母たちから虐げられて育った少女・美世が、孤高のエリート軍人・清霞と出会い、ぎこちないながらも、互いを信じ、慈しみ合いながら、生きることのよろこびを知っていく――政略結婚から始まる和風シンデレラ・ストーリーだ。
詩情豊かに紡がれる心模様と、彼らのからだに脈々と流れる血の呪縛「異能」を巡る壮絶なドラマを、繊細かつ華やかなアニメーションで表現するのは、『メイドインアビス』『盾の勇者の成り上がり』『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』シリーズなどを手掛けてきたキネマシトラス。
そして『いたずらぐまのグル~ミ~』(監督)、『ID:INVADED』(副監督)ほか、エッジの効いた視点を持ってアニメ作品のみならず音楽MVの制作など幅広いジャンルで活躍する久保田雄大が監督を務める。
儚くも美しく舞う桜が見せる春の夢のごとく、愛おしい2人の日々。
そのきらめきは次々と色を変える万華鏡にも似て、見る者に〝幸せ〟とは何かと問い掛けるだろう。
この嫁入りは黄泉への誘いか、奇跡の幸運か――
名家に生まれた美世は、実母が早くに儚くなり、継母と義母妹に虐げられて育った。
嫁入りを命じられたと思えば、相手は冷酷無慈悲と噂の若き軍人、清霞(きよか)。
数多の婚約者候補たちが三日と持たずに逃げ出したという悪評の主だった。
斬り捨てられることを覚悟して久堂家の門を叩いた美世の前に現れたのは、色素の薄い美貌の男。
初対面で辛く当たられた美世だけれど、実家に帰ることもできず日々料理を作るうちに、少しずつ清霞と心を通わせていく――。
これは、少女があいされて幸せになるまでの物語。
原作:顎木あくみ(株式会社KADOKAWA/富士見L文庫刊)
原作イラスト:月岡月穂
監督:久保田雄大
設定・監修:阿保孝雄
シリーズ構成・脚本:佐藤亜美、大西雄仁、豊田百香
キャラクターデザイン:安田祥子
色彩設計:岡松杏奈
美術監督:片野坂恵美(インスパイア―ド)
美術監修:増山修
美術設定:菱沼由典、曽野由大、吉﨑正樹
プロップ:高倉武史、ヒラタリョウ、みき尾
撮影監督:江間常高(T2スタジオ)
3DCG監督:越田祐史(スタジオポメロ)
着物デザイン:HALKA
編集:黒澤雅之
音楽:Evan Call
音楽スーパーバイザー:池田貴博
音楽制作:ミラクル・バス
音楽制作協力:キネマシトラス/KADOKAWA
音響監督:小泉紀介
音響制作:グロービジョン
脚本開発協力:森本浩二
アニメーション制作:キネマシトラス
製作:「わたしの幸せな結婚」製作委員会
斎森美世:上田麗奈
久堂清霞:石川界人
斎森香耶:佐倉綾音
辰石幸次:西山宏太朗
ゆり江 :桑島法子
五道佳斗:下野紘
公式サイト
公式ツイッター(@watashino_info)
原作小説公式サイト
シリーズ累計発行部数700万部突破!(※電子・コミック含む)
<原作小説>
わたしの幸せな結婚 一~六好評発売中
最新七巻 7月14日発売!
著者:顎木あくみ
イラスト:月岡月穂
最新七巻 7月14日発売!
<コミカライズ>
わたしの幸せな結婚 一~四好評発売中
原作:顎木あくみ 漫画:高坂りと キャラクター原案:月岡月穂
ガンガンONLINE(スクウェア・エニックス)にて好評連載中!
画集「わたしの幸せな結婚」8月10日発売!