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- 小川いなり
- 会社員からライター、編集者の道へ。アニメ、漫画、特撮、映画など、手当り次第に鑑賞します。
ここで、ステージは再び朗読劇のパートへ。”光と闇の最終決戦”が描かれる『暁月のフィナーレ』(6.0)をリーンのナレーションとともに、回想していきます。
幕開けは、終末の都市・アーモロートで井上さん演じるヴェーネスが決意を語るシーンから。その後は、アルフィノとアリゼーのやり取り、ウリエンジェとレポリットたちの会話、ハイデリンに立ち向かう「暁の血盟」など、様々なシーンが展開されました。
圧巻だったのはやはり、井上さんが演じるヴェーネスのシーンでしょう。ヴェーネスが終末を目にして、未来のために奮起するシーンでは、その迫力に会場に集まったヒカセンも配信を見ていたヒカセンも涙ながらに聞き入ります。
また、ハイデリン戦のシーンでは、「さあ……構えなさい!」の一言に鳥肌が立ちっぱなしに。暁の血盟メンバーの渾身の演技も相まって、ゲームをプレイした当時の記憶が鮮明に蘇ってきます。
これほどまでに豪華な朗読はなかなか味わえるものではありません。アーカイブ配信も行われていますので、ぜひご覧になってみてください。
ヴェーネスという複雑な設定のキャラクターを演じた井上さん。収録が終わった後、全てのセリフを録り直したというエピソードを明かすと、キャスト陣から驚きの声が上がっていました。
ヤ・シュトラという役を長く演じてきた茅野さんは、「トゥルルル、アワワ~!」やお母さんネタなど、年月を経て、キャラクターの新たな一面に出会うことが多かったと語ります。それらのシーンも朗読で演じてみたいと茅野さんが話すやいなや、すかさず内田さんが「バブみ、感じたいかー!?」とファンをあおる場面も。
さらに、勢いに乗った内田さんからステージに登壇したキャスト陣で、プレイヤーキャラクター(光の戦士)の声を演じたいという驚きの提案が! 会場の大きなレスポンスを受け、吉田氏も真剣に検討している様子を見せます。予想外の流れで、今後の展開への期待が膨らむ一幕となりました。
約2時間行われたステージも、ここでエンディングの時間に。出演者がひとりずつ、ファンに対する感謝や本作への思い入れを述べていきます。10年間の旅路を振り返りながら、「暁の血盟」の次なる冒険や”この先の10年”に思いを馳せるキャスト陣。万雷の拍手に包まれながら、10周年ならではのメモリアルなステージは幕を下ろすのでした。
会社員からライター、編集者の道へ。アニメ、漫画、特撮、映画など、手当り次第に鑑賞します。”面白い”や”美しい”を沢山の人に届けるため、今日も全力全開!