『機動戦⼠ガンダムSEED FREEDOM』公開初⽇スタッフトーク上映会の公式レポートが公開|福田己津央監督ら登壇
2002年にTVアニメが放送され、新たな『ガンダム』ファンを多数獲得し、大きなムーブメントを巻き起こしたTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』。2004年に放送された続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の約2年後を描いた『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が2024年1月26日(金)に上映開始となりました。
このたび、東京・新宿ピカデリーにて行われた公開初⽇・初回スタッフトーク上映会の公式レポートが到着! 福⽥⼰津央監督と仲寿和プロデューサーが登壇し、公開日を迎えた喜びや制作秘話などを語りました。
公開初⽇・初回スタッフトーク上映会 公式レポート
約20年の年⽉を経て、遂に公開⽇を迎えた本作を最速で観ようと駆けつけた満員の観客に⼤きな拍⼿で迎えられ、「機動戦⼠ガンダムSEEDシリーズ」の福⽥⼰津央監督と、仲寿和プロデューサーが登壇。
本イベントでは上映後も2⼈のトークショーが楽しめるということで、これから映画を鑑賞するファンへ、⼀⾔贈られた。
福⽥監督:この作品を⾒てくださる⽅の顔を思い浮かべながら、ずっと作品を作ってきました。“歴史に残る作品を作ろう”ということではなく「みなさんが楽しんでくれる作品を作りたい」それだけを⽬指してきました。よろしくお願いします。
仲プロデューサー:完成したものをお客様に観てもらった後、どういう反応をされるのかドキドキしながら⽇々過ごしてきましたので、ようやく“スッキリできる”という気持ちがあります。でも、やっぱりドキドキもしますので、みなさんの反応を楽しみにしています。
そして、時刻は上映2分前に。監督は「この作品を観るために、劇場に何度も⾜を運んでいただきたい。そして、皆さんが⾯⽩かったと⾔ってくださることを期待します。……みなさんも⼤⼈ですよね?」と笑いを誘う場⾯も。
そして会場は⼆⼈を満場の拍⼿で送り出し、ついに『機動戦⼠ガンダムSEED FREEDOM』初回上映が幕を開けた。
124分の本編の上映が終了し、会場からは⼤きな拍⼿が響く中、福⽥監督・仲プロデューサーが再登壇。⼀⻫に歓声が上がった。最速上映の熱狂冷めやらぬ中、トークイベントがスタート。
MCより今の⼼境を問われると、監督は「よかったでしょうか…?」と会場に不安そうに聞きつつ、「⾃分が笑わせようと作ったポイントで客席から笑い声が聞こえなかったらどうしようかと思っていました」と率直な気持ちを述べると、会場からは⼤きな笑い声が。
仲プロデューサーは「今、ステージに戻って来たときに客席から『サイコ―』『おもしろかった』と⾔ってくれて、本当にうれしく思うとともに、ほっとしました」と会場の熱気を前に笑顔をこぼす。
初回上映会で観客の皆さんと⼀緒に⾒ていた監督は、間近に感じたリアルな観客の反応について、「お客さんが笑ってくれることがとてもうれしかったです。当然嫌な気持ちにするために作っているわけではないので、みなさんに笑ってもらえて、⾯⽩かったよ、と聞けるのが⼀番です」と振り返る。
改めて映画化の発表がされてから本⽇に⾄るまでについて⼀番苦労したことついて問われると、「(制作スタッフより)プレゼン映像を⾒せられた時に、『SEEDっぽくない』と戻したことがありました。⽭盾しているけど、⾃分は『これがSEEDだ』と思われないように、型にはまらないように、平井さん、重⽥さんともこだわってもきました。」(監督)、「制作スタッフは、⾃分も含めて学⽣時代に『SEEDシリーズ』を⾒ていたという世代が多く、正直『SEED』っぽさの型にはまっていました。それも含め、監督の追い求めるものを掴むためのコミュニケーションの構築に1年くらいかかってしまいました」(仲)と苦労を振り返った。
そしてここから上映後ということで、本作の内容について触れたエピソードに。
キラとラクスの⼆⼈の関係がとても印象的に描かれた本作。ラクスのセリフや2⼈のシーンなど、印象深いシーンが沢⼭描かれたことに触れながら「彼らのセリフがストレートな表現になっていた点は、みなさんが⾯⽩がってくれたらよかったのですが、TVシリーズの『SEED』を思い出すと、こういうのじゃなかったかな?と迷う⾯もあり、葛藤しながら作りました」(監督)と、制作秘話について明かす。
また、キラとラクスだけでなく、他キャラクターの活躍について仲は「『SEEDシリーズ』の魅⼒はキャラクターの⾔葉が感情的な点だと思います。アグネスとルナマリアのシーンでも「あの状況で話す内容がそれ!?」という印象も受けましたが、それもSEEDらしいですよね」と、劇中のシーンについても触れた。
さらに、冒頭の主題歌「FREEDOM」から始まるアクションシーンや、艦隊戦など迫⼒の映像満載のアクションシーンについても「3Dのモビルスーツの戦闘シーンはかなりの物量になりました。これは初めての数で、その戦闘シーンをお客さんに楽しんでいただければ幸いです」(仲)と、こだわりのシーンに⾃信を⾒せた。
さらに本作を彩る⾳楽についての話題に。⻄川貴教 with t.komuroによる主題歌「FREEDOM」や、See-Sawによるエンディングテーマ「去り際のロマンティクス」など⻑年「ガンダムSEEDシリーズ」の⾳楽を⽀えてきたアーティストに加え、公開前は未解禁だった挿⼊歌「望郷」を中島美嘉が務めていることが明らかに。
同楽曲は、主題歌「FREEDOM」に続き、作詞・作曲・編曲を⼩室哲哉が⼿掛けていることを公表すると、会場は驚きの拍⼿に包まれる。さらに本作でもファンが涙するこの楽曲ラインナップについて、監督は「⾳楽の⼒というのは⼤きいですよね。特に⻄川さんは公私ともに⻑い期間本当に『ガンダムSEEDシリーズ』を応援してくださっていました」と⻄川貴教に感謝を述べつつ、「⼩室さんとはじめてお話しさせてもらった時、今回の作品のテーマにすごく共感してくれたんですよ。数⽇たったら⼩室さんが『もう⼀曲作りたい』とおっしゃってくれて、挿⼊歌が上がってきました」と衝撃の裏話を明かすと、仲は「びっくりしちゃいましたよね。これ本当の話ですよ。」と楽曲決定に関する思い出を振り返った。
さらに、会場のファンにマイクを渡す、まさかの“質問会”も開催され、深夜3時を過ぎても興奮冷めやらぬ会場であったが、最後に代表して監督がご挨拶。
福⽥監督:およそ20年間、たくさんのファンに⽀えてもらっただけでもうれしいですが、さらに『SEED』を⾒たいという声が上がることが何よりもうれしいことです
とSEEDファンへ熱いメッセージを送った。
約20年の年⽉を経て、遂に「SEEDシリーズ」完全新作の『機動戦⼠ガンダムSEED FREEDOM』が、本⽇1⽉26⽇(⾦)より全国ロードショーとなります!
2⽉9⽇(⾦)からはラージフォーマットでの上映も決定しておりますので何度でも劇場へ⾜をお運びください。
イベント概要
【⽇時】1⽉26⽇(⾦)00:00上映回
【会場】新宿ピカデリー スクリーン1(新宿区新宿3丁⽬15−15)
【登壇者】福⽥⼰津央監督/仲寿和プロデューサー MC:吉⽥尚記(ニッポン放送アナウンサー)※敬称略
『機動戦⼠ガンダムSEED FREEDOM』作品概要
配給:バンダイナムコフィルムワークス、松⽵
あらすじ
デュランダル議長の死により、デスティニープランは消滅したが、同時に大戦終結後の世界を安定させる指標は失われた。
各地で独立運動が起こり、ブルーコスモスによる侵攻はくり返され、人々はさらなる戦乱と不安の最中にあった。
事態を沈静化するべく、ラクスを初代総裁とする世界平和監視機構・コンパスが創設され、キラたちはその一員として、各地の戦闘に介入する。
そんな折、ユーラシア連邦からの独立を果たした国・ファウンデーション王国から要請があった。ブルーコスモス本拠地へのコンパス出動を求めるものだ。
要請を受け、キラたちはラクスを伴い、ファウンデーション王国へ向かう。
キャスト
ラクス・クライン:田中理恵
アスラン・ザラ:石田彰
カガリ・ユラ・アスハ:森なな子
シン・アスカ:鈴村健一
ルナマリア・ホーク:坂本真綾
メイリン・ホーク:折笠富美子
マリュー・ラミアス:三石琴乃
ムウ・ラ・フラガ:子安武人
イザーク・ジュール:関智一
ディアッカ・エルスマン:笹沼晃
アグネス・ギーベンラート:桑島法子
トーヤ・マシマ:佐倉綾音
アレクセイ・コノエ:大塚芳忠
アルバート・ハインライン:福山潤
ヒルダ・ハーケン:根谷美智子
ヘルベルト・フォン・ラインハルト:楠大典
マーズ・シメオン:諏訪部順一
アウラ・マハ・ハイバル:田村ゆかり
オルフェ・ラム・タオ:下野紘
シュラ・サーペンタイン:中村悠一
イングリット・トラドール:上坂すみれ
リデラード・トラドール:福圓美里
ダニエル・ハルパー:松岡禎丞
リュー・シェンチアン:利根健太朗
グリフィン・アルバレスト:森崎ウィン
ギルバート・デュランダル:池田秀一
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