『Unnamed Memory』連載第3回:キャラクターデザイン・能海知佳さんメールインタビュー|オスカーとティナーシャは並んだ時にバランスが良くなるよう気を配りました
電撃の新文芸より刊行中の原作・古宮九時先生/イラスト・chibi先生による小説『Unnamed Memory』(略称アンメモ)。本作のTVアニメが、2024年4月より放送中となっています。
アニメイトタイムズでは、本作の出演声優陣&スタッフ陣へのメールインタビュー連載を敢行。第3回目は、キャラクターデザインを担当されている能海知佳さんです!
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オスカーとティナーシャは並んだ時にバランスが良くなるように
――台本やシナリオ、原作などをチェックした際の本作の第1印象は?
キャラクターデザイン・能海知佳さん(以下、能海):原作本の表紙を拝見して、めっちゃファンタジーものだ! と思いました。キャラクターデザインを進めるにあたり原作を拝読したのですが、おもしろくて参考用のメモを取るのを忘れて普通に読んでしまいました。
――本作のキャラクターデザインを担当することになった経緯もお願いします。
能海:アニメ化企画の検討の段階で、キャラクター画を描かせていただきました。運よく進み、キャラクターデザインを任せていただけることになりました。
――本作は原作のイラストやコミカライズ版が存在しています。アニメのキャラクターデザインをする際に参考にした部分はあるのでしょうか?
能海:なるべく原作イラストの雰囲気が伝わるように、また、コミカライズ版ともマッチするようにどちらもじっくり観察してデザインを進めました。
――キャラクターデザインのお仕事に入る際に、chibiさんや越水ナオキさんほか原作サイド・コミカライズサイドとのやりとりはありましたか? また、あった場合はその際のやり取りの内容を話せる範囲でお願いします。
能海:キャラクターデザインを進めるにあたりチェックバックをいただくのですが、喜んでいただけたり、コメントが入っているとすごくうれしいです!!!
――主人公であるオスカーとヒロインであるティナーシャのデザインで苦労した部分、こだわった部分もお教えください。
能海:オスカーとティナーシャは身長差と体格差がかなりあるので、並んだ時にバランスが良くなるよう調節するのに気を配りました。