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『アンメモ』種﨑敦美メールインタビュー【連載第2回】

『Unnamed Memory』連載第2回:ティナーシャ役・種﨑敦美さんメールインタビュー|「どれだけ過酷な状況でも二人とアカーシアが揃えば最強」

電撃の新文芸より刊行中の原作・古宮九時先生/イラスト・chibi先生による小説『Unnamed Memory』(略称アンメモ)。本作のTVアニメが、2024年4月より放送中となっています。

アニメイトタイムズでは、本作の出演声優陣へのメールインタビュー連載を敢行。第2回目はヒロイン・ティナーシャを演じる種﨑敦美さんです!

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Unnamed Memory
絶大な力を操る五人の魔女が、人々にとって畏怖の象徴となっていた時代――。大国ファルサスの王太子・オスカーは、幼い頃に受けた「子孫を残せない呪い」を解呪するため、荒野の塔に棲む“青き月の魔女”ティナーシャのもとを訪れる。どんな望みも叶えるという“魔女の塔”の試練を乗り越えたオスカーが望んだのはティナーシャを妻として迎えることで……。魔女の契約者となった王太子と、王太子の守護者となった魔女。二人の出会いは“魔女の時代”に変革をもたらし、やがて、世界の〈運命〉を書き換えることになる。オスカーとティナーシャの行く手に待ち受ける物語とは――。作品名UnnamedMemory放送形態TVアニメスケジュール2024年4月9日(火)~2024年6月25日(火)AT-X・TOKYOMXほか話数全12話キャストオスカー:中島ヨシキティナーシャ:種﨑敦美ラザル:梅田修一朗シルヴィア:夏吉ゆうこメレディナ:赤﨑千夏アルス:佐藤拓也カーヴ:天﨑滉平ナーク:森永千才トラヴィス:福山潤ルクレツィア:川澄綾子レオノーラ:斎藤千和沈黙の魔女:園崎未恵ラナク:柳田淳一スタッフ原作:古宮九時(電撃の新文芸/KADOKAWA刊)原作イラスト:chibi監督:三浦和也シリーズ構成:赤尾でこキャラクターデザ...

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電撃の新文芸より刊行中の原作・古宮九時先生/イラスト・chibi先生による小説『UnnamedMemory』(略称アンメモ)。本作のTVアニメが、2024年4月より放送中となっています。アニメイトタイムズでは、本作の出演声優陣へのメールインタビュー連載を敢行。第1回目は主人公・オスカー役の中島ヨシキさんです!作品自体やご自身の演じられるオスカーの印象、オーディション時や収録現場での出来事を中心に伺いました。オーディションについては掛け合いで行う珍しい形式だったようで……!? オーディション時の空気感が本編でも活かされているのではないか――台本やシナリオ、原作などをチェックした際の本作の第1印象は?オスカー役:中島ヨシキさん(以下、中島):オスカーを演じさせていただくことが決まってから原作を全て読ませていただきましたが、読み進める手が止まりませんでした。王道ファンタジーの世界で繰り広げられるラブコメディの親しみやすさや、ミステリーの部分・独自の世界観など、読み込みたくなる要素も相まって、するすると最終巻まで読み切ってしまいました。【小説】UnnamedMemoryI青き月の魔女と呪われし王 ――ご自身が演じるオスカーというキャラクターの第1印象を教えてくだ...

 
 

演じる時は「今彼女の心はどこにあるか」を意識

――台本やシナリオ、原作などをチェックした際の本作の第1印象は?

ティナーシャ役・種﨑敦美さん(以下、種﨑):物語の点でもキャラクターの点でも、ありそうでなかった壮大な御伽噺だなと思いました。誰も知らない、「Unnamed Memory」ってそういうことか…と。

オスカーとティナーシャ、二人が出会ったことでかなり大きく運命が動いていくのですが、そうとは思えないような、冗談のような、でもいたって本気の軽妙なやりとりを延々やっているところとか、「どんどん行こう、余裕で勝とう、負けたら許しませんからね」とかがフラグにならずに本当にやれちゃうところとか、こんなにも重厚なお話なのに重くなりすぎないところが良いなと思いました。


 

――ご自身が演じるティナーシャというキャラクターの第1印象を教えてください。

種﨑:言い方が難しいのですが…普通の、かわいらしい女の子だなと思いました。とても長い時間を生きている、ものすごい力を持った魔女で、そんな自分のことを受けいれているようでそうでもないというか…。でもその揺らぎが魅力的だなと思います。

オスカーに対してしっかり狼狽えてしっかりムキになって、ものすごい魔女らしからぬ言動が可愛らしい。だからこそ、彼女の運命がより苦しいです。


 

――ティナーシャとオスカーが本作の主軸となるかと思いますので、オスカーの第1印象もお願いできればと思います。

種﨑:作品の魅力のうちの一つがオスカーとティナーシャのキャラクターだと思うのですが、個人的に特にオスカーが「ほんとにいい性格してらっしゃる…」という第1印象でした。

いろんな方向にとてつもなく「できる人」で自信もあってしっかりカッコいいのに、それが全然嫌な感じがなく、大変合理的なところもむしろ清々しいので、同性にも好かれる主人公だろうな…なんて思いました。


 

――ティナーシャ役に決まるまでの経緯と決まった際の心境もお願いします。

種﨑:テープオーディションのあとスタジオオーディションがありました。スタジオでは「オスカー役の方と掛け合いになるそうです」と聞いて、オーディション段階では私はまだ原作を読んでいなかったので相手がいるのはとても有難いなと思いましたし、そのオーディションの時もオスカー役はヨシキさんでした。それがとても楽しくて。

主にアニメ第1話の二人の出会いのシーンだったのですが、塔の達成者として突然現れたオスカーのあの飄々とした感じに翻弄されるがままでよかったというか。今思えばですが、あの時は原作を読めていなかったことが良い方に作用していた気がします。


 

――ティナーシャを演じる際にはどのようなことを意識していますか?

種﨑:演じる時には…「今彼女の心はどこにあるか」とか…ですかね。オスカーの前で可愛らしくなる瞬間、おそろしい魔女の顔を見せる瞬間、心が過去に囚われている瞬間、今を見ながら自身を見ている瞬間、先のことを考えて気持ちが遠くにいっている瞬間…いろんな時のいろんな彼女を、テンポよく進んでいく中で見失わずにちゃんととらえておくこととか…でしょうか。

(C)2022 古宮九時/KADOKAWA/Project Unnamed Memory
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