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『アンメモ』赤尾でこメールインタビュー【連載第6回】

『Unnamed Memory』連載第6回:シリーズ構成・赤尾でこさんメールインタビュー|「オスカー、そしてティナーシャの思考回路、常人とは一線を画しているな!!!」

電撃の新文芸より刊行中の著・古宮九時先生/イラスト・chibi先生による小説『Unnamed Memory』(略称アンメモ)。本作のTVアニメが、2024年4月より放送中となっています。

アニメイトタイムズでは、本作の出演声優陣&スタッフ陣へのメールインタビュー連載を敢行。第6回目は、シリーズ構成・赤尾でこさんです!

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Unnamed Memory
絶大な力を操る五人の魔女が、人々にとって畏怖の象徴となっていた時代――。大国ファルサスの王太子・オスカーは、幼い頃に受けた「子孫を残せない呪い」を解呪するため、荒野の塔に棲む“青き月の魔女”ティナーシャのもとを訪れる。どんな望みも叶えるという“魔女の塔”の試練を乗り越えたオスカーが望んだのはティナーシャを妻として迎えることで……。魔女の契約者となった王太子と、王太子の守護者となった魔女。二人の出会いは“魔女の時代”に変革をもたらし、やがて、世界の〈運命〉を書き換えることになる。オスカーとティナーシャの行く手に待ち受ける物語とは――。作品名UnnamedMemory放送形態TVアニメスケジュール2024年4月9日(火)~2024年6月25日(火)AT-X・TOKYOMXほか話数全12話キャストオスカー:中島ヨシキティナーシャ:種﨑敦美ラザル:梅田修一朗シルヴィア:夏吉ゆうこメレディナ:赤﨑千夏アルス:佐藤拓也カーヴ:天﨑滉平ナーク:森永千才トラヴィス:福山潤ルクレツィア:川澄綾子レオノーラ:斎藤千和沈黙の魔女:園崎未恵ラナク:柳田淳一スタッフ原作:古宮九時(電撃の新文芸/KADOKAWA刊)原作イラスト:chibi監督:三浦和也シリーズ構成:赤尾でこキャラクターデザ...

 

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二人の掛け合いが持つニュアンスを変えないようにすることに気をつけました

――原作やコミカライズなどをチェックした際の本作の第1印象は?

赤尾でこさん(以下、赤尾):オスカー、そしてティナーシャの思考回路、常人とは一線を画しているな!!!です。

国を治める者の考え方なのか、長く生きたが故なのか・・・もしくは古宮先生がスペシャルな脳味噌の人なのか・・・

想像とは違う決意、選択、行動をする二人に『まじか』と呟きながら読み進めた覚えがあります。

――今回のアニメ化にあたって、原作の古宮九時先生とはどのようなやりとりがありましたか?

赤尾:古宮先生はシナリオ会議にも参加してくださったので、会議の場で出た小さな疑問や質問にもその場で答えてくださいました。本当にちょっとしたこともすぐに聞けるので、大変助かりました。

私は、よく、「『俺(赤尾)のオスカー』はこの言葉を言う人なのですが、そのように書いても大丈夫ですか?」とお伺いさせていただいていました。

――オスカーとティナーシャの軽妙な掛け合いは、本作の見どころのひとつかと思います。こういった場面をアニメのシナリオにおこす際はどんなことに気を付けましたか?

赤尾:二人の掛け合いが持つニュアンスを変えないようにすることに気をつけました。言葉ひとつ欠けても、語尾ひとつ変えても、別のニュアンスになってしまうことがあるので。

なので、掛け合いの途中をちょこちょこ抜く・・・と言うよりは、ここの掛け合いはマルっとアニメ化する。こっちの掛け合いは(めちゃくちゃ残念だけど)アニメでは描写するのは無理かなー・・・と大きな枠で考えていきました。

――また、先日放送が終了した第9話までで、オスカーとティナーシャの関係がかなり深まったように思います。ふたりの互いへの心境の変化については、どのような部分にこだわってここまでシナリオを執筆されましたか?

赤尾:一番最初にシリーズ構成を作る際に、各話における、古宮先生にオスカー&ティナーシャ、それぞれの感情の動きを確認させていただきました。

原作には書かれていないような機微まで教えていただいたので、そのメモから決してずれないよう、注意してシナリオ作業を進めました。

(C)2022 古宮九時/KADOKAWA/Project Unnamed Memory
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